つづき塾理社授業運営について
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
担当生徒が学校行事で不在にしていたため、珍しく2日連続で投稿いたします。
本日はつづき塾の理科・社会に関する授業運営について発信を行いたいと思います。
コンサルティング業務を日ごろこなす中で、多くお悩みとして頂戴するのが「理科・社会の塾の授業は楽しいらしいんだけれども、家に帰ると知識がすべて抜けていて、1から覚えなおさなければならない。」なので、家庭学習の負担が重いんですよねというお悩み。
難しいですよね。算数・国語とは異なり、理科・社会は興味・関心を引き付ける要素がどうしても必要になってきます。
とはいえ、中学受験で要求される知識量は相当ボリュームが多いため、その場で覚えさせるのはなかなか困難。
したがって、つづき塾では下記のような発想で行っていきます。
理科・社会も年間通して1単元を3周するカリキュラム編成であるため、1回目は導入を重視するために、最低限予習シリーズの要点チェックをすべてこたえられるような授業内容、2回目はより知識を広げ、演習問題集のまとめてみようをすべてこたえられるような授業内容、3回目は記述力や思考力にフォーカスを当てたスモールステップ授業を目指していきます。
そのために重要視しているのが、講師の発言回数を削るという事です。
塾である以上、その週に学習し、宿題に出す内容に関してはその場で覚えさせたり、頭に入れることをやらなければなりません。そうした時に、講師のワンマンショーになってはいけないわけです。算数・国語の回でも記したように、発問のシャワーをとにかく繰り出し、子どもに答えさせるような授業内容でなければ、家に帰って解けない問題が発生します。
我々講師は授業の準備のために相当な時間数や周辺知識を蓄えて臨みます。したがって、「あれも話したい。これも話したい。」という想いが先行し、どうしても講師の口数が多くなってしまいます。
しかし、受験というくくりで見るならば、宿題に出す内容をしっかりと注入できなければ、それは算数の授業を受け、家に帰ってみると基本問題の最初の問題が解けない授業とイコールになってしまいます。
したがって、講師の口数を減らすことを研修のメインテーマに現在準備を進めています。
来週は私が他講師兼執行役員に対し、江戸時代の研修を行う予定にしています。
12月のオープンまで日々研鑽です。