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受験戦略で最も大切なこと

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

四谷生・早稲アカ生は組み分けテスト・合不合が終わり、今は主にサピックス生へ向けたマンスリーフィードバック面談が始まっています。

 

テストが一段落している間、タカベルではご家庭にピックアップを行ってもらった学校の傾向分析についてのお話をしています。

 

本日はこれに関連して、タカベルが受験戦略で最も大切だと考える「併願校選び」について記したいと思います。

 

なぜ、「併願校選び」が重要なのか。

 

それは単純に、最終的には併願校に進学される方の方が多いからです。

 

無論、本命校に向かって努力をし続けることになんら間違いはありませんが、枠の関係で本命校に合格できるのはわずか。

 

否、本命校を見据えたとしても併願校選びはとても重要です。

 

では、どういう観点で併願校選びをしていけばよいのか。

 

雰囲気は無視した切り口で記していきたいと思います。

 

✅通学圏内で早めに合格をつかむ併願校選び

 

入試と模試は別物です。

電車に乗ったときから始まる独特な緊張感。

 

そして、合格か不合格で判断をされる戦い。

わずか12年しか生きていない子たちが初めて一人で戦ってくる戦いです。

 

それが連戦連敗で始まったらどうでしょうか。

その精神状態の中で、2日3日の試験を受けてしまうと、本来の実力は発揮することはできません。

 

したがって、通学圏内で早い段階で合格をつかんでおくことが何よりも重要です。

 

特に神奈川県や東京南部にお住いの方は留意が必要です。

 

埼玉入試や千葉入試で合格をしても通学圏内でないので、通うことはできません。

こうしたご家庭は1日の午後に安全校をセットしておくことを強くお勧めいたします。

昨年、神奈川御三家に合格されて進学された方にも、1日は勝負を回避し、安全校をセットすることを強く提言しました。

 

当然、東京北部・東部・埼玉・千葉にお住いの方は1月に安全校をセットしておきましょう。

 

では、安全校の定義とは何か。

 

私たちは6年9月の模試における、自分の持ち偏差値よりも5以上下回る学校を安全校と定義しております。

(実際、この安全校が不合格になったご家庭は過去3年間で0です。)

 

考えたくはありませんが、1日ご縁なし。最低でも1日午後合格の状態を以って、2日以降に臨んでいきたいということです。

 

それほど受験がお子さんに与えるプレッシャーは計り知れません。

 

✅苦手科目の問題傾向を意識した併願校選び

 

次に大切なのはこの視点です。

どちらかというと、安全校ではなく、第二志望・第三志望選びで参考にしたいポイントです。

 

それは、苦手科目の問題傾向を意識した併願校選びです。

 

タカベルでは6年生9月後半から過去問演習を開始していただいております。

この学習こそが偏差値5程度であれば逆転を巻き起こせる超重要な学習と位置付けています。

対策が甘ければ、5程度はすぐにひっくり返されてしまいます。

 

この過去問学習に重きを置くという視点に立てば、通塾日は増える・学習課題は増す・過去問が入ってくる。と、弱点補強をしている時間はとれません。

 

そこで、苦手科目に応じた併願校選びが大変重要となると考えています。

 

なぜなら、6年9月の時点で苦手な科目が得意になって、本番に臨める確率はかなり低いからです。

 

であるならば、本命校と苦手科目の傾向の近い学校を選ぶことで、対策の手間や苦手克服の手間を単純に減らすことができます。

 

最も分かりやすい例でいえば、国語が苦手。その中でも、物語文は得意だけど、論説文が苦手な場合。

 

第二志望・第三志望は物語文を出してくれる学校を選べばよいわけです。

 

長くなりましたが、

 

私たちは、お子さんが第一志望に掲げている学校はどんなに偏差値が足りていなくても、過去問の点がとれなくても、お子さんがギブアップをするまでは絶対に変えるべきでないというスタンスです。それは、一生後悔する可能性があるからです。お子さんの人生はその先の方がはるかに長いので、お子さんのコンセンサスなしに、取り上げてはいけないという考えです。

 

その代わり、入念に保険をかけて併願校選びを行います。

であるからこそ、上記2つの視点は大変大切にしています。

 

学校の雰囲気ももちろん重要であると思います。

しかし、学校の雰囲気というのは、その子にとって絶対に合う合わないが保証されているものではありません。

 

入った年、一緒になったクラスメイト、クラスの担任の先生。。。

 

子どもの心は本当に細かいところ一つでも変わります。学校説明会での雰囲気が良かったが、実際は違ったという例も多くあります。

 

ぜひ、試験問題や受験日程という視点も忘れずに学校選びをしていただきたいなと思います。

 

入った学校がご縁のある学校と言いますが、問題の相性の良い学校が求めている人物像に近いので、案外幸せなのかもしれません。

2024年05月15日 18:49

GWが要注意な2つの理由

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

早いものでGWが終了しました。

 

まとまったお休みを夏休みまで取ることできませんから、ここからは各学年学習計画に沿って週次のルーティーンを着々とこなしていくフェーズとなります。

 

さて、GW終了後は要注意事項が2つあります。

 

なにが要注意なのか。

 

まず、中学受験とは一見関係のないお話ですが、GW後は学校のクラスが荒れやすくなるフェーズです。

 

4月は新学年に上がった責任感や新しい級友と過ごす新鮮さもあり、子どもなりに緊張感を抱きながら過ごしていた1か月だったかと思います。

 

しかし、長期の休みを経て、ある程度仲のよい友達も出てきてくることから、ゆるみが発生しやすい時期です。

 

クラスの雰囲気にゆるみが生じてくると、発生しやすいのが人間関係のトラブル。

 

お子さんが勉強にやる気がでない理由には、成績や勉強に対するストレスという側面もありますが、実は学校の人間関係のトラブルが原因であることも少なくありません。

 

そうした時に、「何、ダラダラしているの。」などと言葉がけをしてしまうと、「勉強のことしか興味ないんだ」と捉えられてしまい、学校のことを余計話せなくなってしまい、親子関係や中学受験にマイナス面の作用が働いてしまいます。

 

GW後は少しでもお子さんの様子がおかしいと思ったら、勉強以外の悩みがなにかあるのではないかという視点と、親子のコミュニケーションを密に取ることが極めて重要です。

 

また、学習のモチベーションも低下を招きやすい時期です。

 

学校の始まりとは異なり、塾は2月から新学年ですから、新学年が始まって正味3か月が経過しました。

 

この間に各学年2回~3回の大きなテストもあり、学習計画がしっかり確立できたお子さんとそうでないお子さんで差が固定化しやすいフェーズです。

 

そうすると、「頑張ってもクラスアップが望めない」「何のために勉強をしているのか」という心理状態に陥りやすい時期です。

 

これを防ぐために、週次の目標を設定することをお勧めします。

 

闇雲の「こなす」勉強ほど意味のないものはありません。週テストの目標でもよし、DCの目標でもよし。基礎トレ毎回満点という目標でもよし。はたまた、時間管理(休憩はタスク間10分など)を目標にしてもよいかもしれませんね。

 

何でもよいので、親子で1つ目標を一緒に考え、それに向かって努力をしていく流れを作っていきたいですね。

 

まとめますと、GW後は

 

①お子さんの学校の様子にアンテナを。

②傾聴

③週次の目標設定

 

この3つが極めて重要となります。

 

余談にはなりますが、毎年5月~6月はコーチングの問い合わせが多いため、私も「チャイルドコーチングアドバイザー」の資格を取得しました。

 

そういう時期だからこそ、明日からのコーチングは特に気合を入れて臨みたいと思っております。

 

2024年05月11日 09:35

4・5年生組み分けで点を取る学習計画(第4回)

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

世間はGWのようですが、明日は朝から3件続けて6年生のコーチングと、私共にGWという概念は存在しません。

 

昨日から5月に突入しました。

 

6年生は2月~4月を第1クール、5月~7月を第2クール、夏休みを第3クール、9月~12月を第4クール、1月~本番までを第5クールと勝手に位置付けています。

 

4月に行われた1回目の模試の結果を踏まえて次なる行動を策定するという意味合いで、第1クールと第2クールで分けております。

 

そして、特に重要だと考えているのが第2・3クールです。

まだまだ基礎固めの時期。ここでどこまで積み上げを図れるかが第4クール以降の学校選択を決めると考えています。

 

裏を返せば、まだまだやりようによってはどうにでもなる時期。

目標を現時点で下げる必要はありません。掲げた目標に向かって積み上げを図る。これのみです。

 

さて、3回にわたってお送りした4・5年生の組み分けで点を取る学習計画シリーズ。

前号までに、

 

✅算数を予習形式で

✅前回範囲の内容をスケジュールに落とし込む

✅知識系科目はお子さんの課題に見合った教材と学習法の実践

 

これを記してまいりました。

 

本日は最終回。

 

「国語」について記したいと思います。

 

国語は大変奥の深い科目です。求められる能力は大変多岐にわたります。

 

・漢字

・語句

・文法

・語彙

・本文の重要箇所をおさえる

・塊や場面でとらえる

・スピード

・記述問題のパターン別型の習得

・文章構成能力

 

など…

 

日本語の総合能力が求められるが故、発達段階や精神年齢によっても差が生まれ、一朝一夕では身につくことができない科目であると考えています。しかしながら、ほとんどの学校が算数と同じ配点を設定しているだけでなく、すべての科目に通ずるが故に、決して無視のできない科目です。

 

であるからこそ、日ごろから家庭学習に盛り込んでいくことが何よりも重要なのです。

 

組み分けテストで点を取るためには、算数・理科・社会に時間を割いた方がよいというのは国語ができるお子さんの論理です。

 

国語の精読をじっくりと取り組むことが他科目にも間違いなく良い影響が波及してきます。

 

なにも、1日1時間を要する学習をする必要はありません。

1日15分~20分でできるトレーニングを毎日積んでいくことが重要です。

 

下記にレベル別の学習計画の一端を示したいと思います。

 

・音読+重要箇所への線引き+小見出し+設問(得意な題材で)→AからBへ

 

国語が毎回平均を切るお子さんは、漢字と言葉で最低8割をとることを前提にしたうえで、1日15分音読+線引き、1日15分音読+小見出し、1日15分音読+設問(選択肢)のトレーニングを得意な題材(物語か論説)で行っていきましょう。

 

この段階のお子さんは活字アレルギーであるケースも多く、活字に触れる機会を設ける狙いとどういう箇所に注目をして読まなければならないのかに注目をさせることからスタートします。

 

物語か論説の得意な方を選択させ、漢字と言葉8割。得意な題材6割5分。苦手な題材3割で平均を狙っていきます。

 

・上記学習+塊をとらえるトレーニング+記述の型→BからCへ

 

Bコースのお子さんは、「時間足らず」の傾向が強いフェーズとなります。

 

これを防ぐために、物語は場面を意識。論説は意味段落を意識。そして、記述の型を身につけることが重要になります。

 

闇雲に抜き出し問題を探しているケースやプランなしに記述を書いているケースもこのフェーズでは少なくありません。

 

抜き出しを探せないことで、時間と点数を同時に失う。1回書いた答えを消して1から書いている。なんて、ケースも見受けられます。

 

これを解決するために、本文の塊を意識した学習と記述設問別のパターンを身につけることが処方箋となります。

 

・上記学習+選択肢の解き方+語彙を増やす→CからSへ

 

Cコースのお子さんは、読解設問の作法は身についています。

仕上げとして、選択肢の解き方と語彙を増やすことを行うとよいかと思います。

 

特に、語彙は重要です。(選択肢の解き方は今回は割愛します)

 

記述の心情を答える際、相手に対するプラスの感情なら、「尊敬」や「親近感」

自分に対するプラスの感情なら、「誇り」や「希望」

 

これらのボキャブラリーの引き出しが多ければ多いほど、記述でより高得点を狙っていけます。

 

そして、今回の6年生組み分けも「ひるまず」の意味を聞かれました。

一見、簡単そうに思いますが、答えはウの「気後れせず」。

そもそも、気後れせずの意味が分からなければ、回答すらできません。

 

この点からも語彙力の醸成は必須課題となります。

 

まとめますと、

 

 

・音読+重要箇所への線引き+小見出し+設問(得意な題材で)→AからBへ

 

・上記学習+塊をとらえるトレーニング+記述の型→BからCへ

 

・上記学習+選択肢の解き方にこだわる+語彙を増やす→CからSへ

 

これを1日15分×3〜4日分けの配分で読解1題じっくり取り組むことが重要となります。

 

 国語は全てに通ずる科目。タカベルでは最重要科目と位置づけています。

 

しかし、抵抗感のあるお子さんが多いこともまた事実。15分程度のタスクを塾無し日に組み込むこと。これが成績アップに繋がると、確信しております。

2024年05月06日 14:43

4・5年生組み分けで点を取る学習計画(第3回)

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

6年生の合不合・組み分け・SO・首都圏模試のフィードバックも終わり、コンサルティングのテスト分析は4・5年生の組み分け面談に移りました。

 

前記事までで4・5年生組分けで点を取るために、

 

✅算数の先取り学習

✅前回範囲の単元内容を学習計画に落とし込む

 

この2つについて記しました。

 

今回は第3回。

 

✅知識系科目の効果的な学習計画

 

これについて記したいと思います。

 

以前、知識系の学習の目安をこのように記しました。

 

・言葉を知っている(京葉工業地域)→A

 

・言葉の意味を掴んでいる(千葉県海沿いの工業地域)→B

 

・因果関係を掴んでいる(臨海部だから、海外から原油を輸入しやすく、化学が盛ん)→C

 

・グラフや数字を読み取れる(化学が40%台になっているのが京葉工業地域のグラフ)→S

 

上記のように、私共は理解度とクラスの相関関係を上記のように概ね定義づけています。

 

これを教材や勉強内容に落とし込むと下記の通りになります。

 

・言葉を知っている(京葉工業地域)→A

 

課題:要点チェックやまとめてみようの穴埋めだけで終わっている。

 

今回の5年組み分けテストの社会。単純に言葉を答えさせる問題は45%~50%の配点。

 

平均点は60点ということを考えると、要点チェックやまとめてみようの穴埋めだけではクラスアップは望めません。

 

B段階の言葉の意味を適切にとらえることが必要になります。

 

平均を切ったお子さんは、要点チェックやまとめてみようで答えた言葉の意味を口頭試問することが次なる処方箋となります。

 

・言葉の意味を掴んでいる(京葉工業地域は千葉県海沿いの工業地域)→B

 

課題:なぜそうなるのかという視点が足りない。

 

言葉も知っていて、言葉の意味もつかんでいる。この段階のお子さんはC段階に上げる努力をするフェーズです。

 

今回で言うならば、「円高・円安」の問題。

 

円高が円の価値が高い状態というところまでは理解できている。

 

しかし、輸入に有利なのか輸出に有利なのかという角度で問われると答えられなくなる。

 

これは要点チェックやまとめてみようでは対応ができないので、演問練習問題の選択肢問題をじっくりと取り組む。合っていた・間違っていただけではなく、答えにならない選択肢はどこが間違えているのかを深掘る。これが処方箋になります。

 

・因果関係を掴んでいる(臨海部だから、海外から原油を輸入しやすく、化学が盛ん)→C

 

課題:数字に弱い

 

言葉もこたえられ、意味も分かっている。そして、因果関係もつかめている。

 

最後の仕上げは、「数字」にこだわることです。

 

今回の組み分けテストでいうと、旅客・貨物・公害・輸入品目のグラフ問題がそれに該当します。

 

これも理想はエピソード記憶に基づいて教えてあげることが有効です。

 

「自分がよく乗る乗り物の順番に並べてごらん」→自動車・鉄道・飛行機・船(旅客輸送の順番)

 

単純に順位や数字を暗記するのではなく、身近な題材に落とし込んで教えてあげると長期記憶にもつながってきます。

 

まとめますと、組み分けの知識系科目で点を取るためには、

 

①言葉を答えられる→A(要点チェック・まとめてみよう)

②言葉の意味を答えられる→B(要点チェック・まとめてみようの口頭試問)

③因果関係をとらえる→C(予習シリーズの反復音読・練習問題の選択肢深堀り)

④数字に注目→D(予習シリーズのグラフを漏らさず点検し、エピソード記憶で)

 

お子さんの今回のクラスより1段階上の勉強を重視していきましょう。

 

 

第4回につづく…

2024年05月01日 19:08

4・5年生組み分けで点を取る学習計画(第2回)

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は前記事に引き続き、4・5年組み分けで点を取る学習計画について記します。

 

前記事は算数について予習形式で進めていくことの重要性を示しました。

 

第2回は、

 

✅前単元の内容の落とし込み

 

この重要性について、記してまいりたいと思います。

 

四谷系組み分けテストは配点約70%が今回の学習領域。残りの配点30%が前単元からの出題となります。

 

意外とクセモノなのがこの残り30%の領域。

 

今回で言えば、6~9回がメインの出題範囲でしたが、1~4回の内容も30%出題。

 

つまり、2月に習った単元が出題されたということになります。

 

当然、約2~3か月前に行った単元ですから、腹落ちや入れ直しをしていないと、当然忘れます。

 

そこで大切なのが学習計画に落とし込みを行うこと。

 

理想は、その週に習った単元70%。前週に間違えた問題15%。1~4回の内容15%。

この配分を目安に学習計画を組むことでしょうか。

 

例えば、算数12回が進行しているときには、12回の内容を70%。11回で間違えた問題を15%。6回の内容を15%という具合にバランスよく配置できると、記憶が想起されてきます。

 

12回の内容を学習しているときに12回のみで終えてしまうと、15回(組み分け週)に突入する頃には、11~13回の内容も忘れ、当然6~9回の内容は記憶がはるか彼方に飛んでしまいます。

 

忘却曲線の理論に基づけば、接触回数が多ければ多いほど、思い出すのに時間を要しないということ。

 

翻って考えると、12回の学習取得に時間を要しすぎてしまうと、上記のような理想学習計画を組むことができません。

 

そのためには前記事でも記したように、予習などを活用し、塾で初めて習う授業の理解度を増すこと。つまり、初動で貯金をつくることが成否を握りそうです。

 

GWはその貯金が作れる絶好の機会。

 

理解に時間を要する→その週の内容だけで学習が終える毎週→前の内容をどんどん忘れていく

 

この負のスパイラルに陥らないようにGWは

 

①次の組み分けに向けた週間学習計画の見直し

 

②次回の予習を行うか今までの復習を行い、初動で貯金を作る

 

実り多きGWを過ごしていきましょう。

 

第3回に続く…

2024年04月30日 21:15

4・5年生組み分けで点を取る学習計画(第1回)

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

4・5年生はマンスリーテストや組分けテスト、大変お疲れ様でした。

 

テストの終わりは次なるテストの始まりであり、結果ではなく、ここに至るまでのプロセスの振り返りが重要になります。

 

4回に分けて、次の組分けテストで意識しなければならないポイントを記載していきます。

 

早速GWの学習計画と次なるテストに向けた優先順位づけを考えていきましょう。

 

✅塾の授業を受けた後の算数理解度は十分であったか。

 

おそらく、最も学習時間を取られたのが算数だったのではないかと思います。特に四谷系5年生は入試を見据えても超重要単元である食塩水・売買損益。そして、旧予習シリーズでは5年生の最後に組まれていた図形の回転と大変ハードなカリキュラムであったことと思います。

これら5年生の単元は小学生が1回聞いても理解できないケースの方が圧倒的に多いです。

 

そうした場合、予習で貯金を作るか、復習の量を増やしていくかでしか、改善が図れません。理想は予習で例題・類題までをクリアしておき、塾の授業を受け、基本問題や練習問題を家庭で着手し、定着を深める。

 

次回も5年生は苦手なお子さんの多い「場合の数」を筆頭に、速さと水量など、入試頻出単元が目白押しです。

 

そして、4年生も植木算や数列など、ようやくここからが中学受験の本番になります。4年生ではまだ発達段階に個人差も大きいので、抽象的な概念に習得時間を要する子とそうでない子に差がつきます。

 

まずは各学年、予習で行くのか、復習で行くのか、算数の学習計画の見直しから着手をしておきましょう。

 

前単元の復習のタイミングなどは第4回で記載を予定しております。

 

 

2024年04月30日 21:11

6年上位層の理社

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

6年合不合・SOフィードバック面談も後半に突入してまいりました。

 

本日はこのフィードバック面談を通して、浮かび上がった上位層の理社の課題について記したいと思います。

 

上位層で理社にお悩みの方は、このような状態が多いと思います。

 

・コアプラスや4まとは1周し、8割程度はこたえられる。

・日ごろの宿題は難なくこなせている。

・DCや週テの点数も悪くはない。

 

でも、模試になると成績が下がる。。。

 

このような上位層で理社にお悩みの方は共通して、下記に課題があるケースが多いです。

 

・理科の表やグラフの問題に極端な苦手意識を抱えている。

 

・歴史の並び替え問題が不得意。

 

このいずれかのパターンが多いかと思います。

 

特に、理科の表やグラフの読み取り問題は模試でも出題傾向が非常に高く、昨今の入試のトレンドにもなっております。

今回のサピオープンA問題大問4やB問題大問1・2がそれに該当します。

 

こうした問題は下記の3つを抑えておくことが重要となります。

 

①選択肢やリード文で示されている式へ、表に書かれている数字を代入してみる。

 

②実験結果を表す表で、他の比較対象と異なっているところに注目(マーキング)する。

 

③実験結果を表すグラフで、傾きや数字の変化が止まっているところに注目する。

 

次に歴史。

 

歴史は聞かれる角度が社会の中で最も多いので、学習が難しい分野です。

 

漢字、出来事、人物、場所、文化、諸外国の動き、因果関係、資料、肖像画…

 

しかし、最もクセモノなのが、並べ替え問題です。

 

「この出来事は表のどことどこの間に入りますか。」

「次の4つの出来事を古い順に並べ替えなさい。」

「この条約の後に起きた出来事で正しくないものを選びなさい。」

 

上位層でもこうした問題に苦手を抱える子も少なくはありません。

 

これを解決する手段が「年表トレーニング」

 

版籍奉還1869年

廃藩置県1871年

地租改正1873年

 

こうした年号を瞬発的に答えることが出来れば、多くの並べ替え問題に対応することが出来ます。

 

私たちは子ども一人一人のこうした課題をテストから見つけ出し、オススメの副教材のご紹介や自前の教材をお配りしております。

 

GW特訓もモチベーションアップには有効ですが、こうした差がつく領域の着手も行い、有意義な長期休みを過ごしましょう。

2024年04月25日 19:41

4・5年生向けボリュームゾーンからの脱却ポイント

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

早稲田アカデミーさん通塾中の4・5年生のご家庭を中心に、お問い合わせが増えてまいりました。

受験まで約2~3年ある中でのコンタクトはできることも多く、大変助かります。

6年生のこの時期に○○の偏差値帯を目指すために、逆算して今必要なことを取捨選択できるからであります。

 

私共は創業3年間で幅広い成績層に応じたスケジューリングやお悩みに対する対応を行ってきました。

 

そこで、成績上位層に共通するポイントをまとめ、ボリュームゾーン脱却のヒントになるのではないかという観点から、本記事を記させていただきます。(少なくとも私共が対応したケースなので、これが全てでないことはご了承ください)

 

①新出単元の算数の理解度をより早く高め、そこで作った貯金で扱う問題のレベルを高める。

 

売買損益につるかめ算が絡む。これは練習問題レベルで求められる単元です。

しかし、基本問題までの習得に時間を要した場合、このレベル感の問題に触れることはできません。

その時点で大きな差になります。

早い段階で予習を含めて理解度を高め、よりハイレベルの問題にチャレンジすることがボリュームゾーン脱却の鍵です。

特に四谷系列生の算数は200点満点のため、圧倒的な差になります。

 

②国語の精読トレーニングを積む。1日15分程度でよい。

 

次に差になるのが読解。理社の差は大して大きなものにはなりません。(特に4~5年生の現時点では)

150点を占める国語で大崩れを起こさないことがポイント。(サピ生は国語の比重が特に重い)

そのためには、重要箇所への線引き(物語なら心情が隠されている情景描写・表情・行動)や文を塊でとらえるトレーニング(説明文なら意味段落、物語文なら場面ごと)、可能なら要約を毎日15分程度で行っていくことがじわじわと効いてきます。

5年生の後半からは文章の抽象度が増すだけでなく、古めの小説も題材になってきます。

「フィーリングで解く」が通用しなくなるフェーズが訪れますから、今のうちからのトレーニングは重要となります。

 

③理科をなんとなく分かるで済まさない。

 

算数と同様、新出単元の初動で貯金を作りたいところです。

理科が重要なのは根本理解。

 

地軸が太陽の方向にお辞儀をしている絵が夏至の日の地球の絵。

地球は反時計回りに公転するから、Bが夏至なら、Cが秋分の日。

 

Bが夏至、Cが秋分と丸暗記するのではなく、なぜその答えになるのかを突き詰めていきましょう。

 

そのために、図鑑や実験動画は必要不可欠のアイテムです。

 

④社会は因果関係を抑える

 

理科と社会は、このような成績分布となります。

 

知識のインプットが不十分→A

因果関係のインプットが不十分→B

記述や表の読み取り・実験問題が苦手→C

すべてできる→S

 

つまり、ボリュームゾーンからの脱却の第1歩は因果関係に注目することです。

 

京葉工業地帯は海沿い。原油がタンカーで送られてくるので、石油化学工業がさかん。

一方、関東内陸は内陸部なので、化学はさかんでない。

 

差がつくのは内容把握の選択肢。暗記だけでは差が付けられないので、因果関係までこだわった勉強が重要となります。

 

⑤間違えた問題の直しをSAPIX方式で。

 

SAPIXが秀逸なのは忘却曲線を意識したカリキュラム編成。

KTTは2週間前の学習からの出題で、マンスリーに出題される基礎トレは1か月前にやったものからの出題となります。

これを家庭学習にも応用し、1週間前に間違えた問題の直しをスケジュールに落とし込むなどを行うと、定着が深まります。

上位層はこのスケジューリングを実践しているケースが多く、これができるのは①や③など、その週の新出単元の消化が早いからです。

人間はどうしても忘れる生き物です。3日前のご飯は覚えていないのと同じで、触れていない期間が長ければ長いほどどんどん抜けていきます。3日連続でカレーを食べていたら、3日前の食事はすぐ思い出せます。

 

⑥朝の使い方

 

今まで見てきた上位層は朝の時間の使い方で差をつけています。

8時間睡眠、8時間学校、4時間通塾はある種、皆平等です。

ということは、残り4時間で差をつけているのです。

 

過去の強者生徒は朝に基礎トレ・漢字・言葉ナビ・コアプラ×2・年表・語彙・魔法技8点セットを行っていました。(6年生でしたが…)

 

基礎学習を朝終わらせるので、帰宅後の時間が応用に進むことができます。

 

 

まとめますと、激化する中学受験において成績を上げるためには、「勉強法」「スケジュール」「時間の使い方」この3つが大きなカギと言えそうです。

 

そのような観点から、私たちはコンサルティング・朝コーチング・夜コーチング・集団授業・家庭教師とボリュームゾーンからの脱却を目指したメニューを多数用意をさせていただいております。

 

2024年04月22日 21:48

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2024年04月22日 21:47

朝コーチングはじめました。

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

今週はかなり暖かくなりましたね。

衣替えの季節ですが、めんどくさがりの私は未だにヒートテックを着ています。。。

 

暖かい季節になると、そろそろ聞こえてきそうな

 

「冷やし中華、はじめました。」

 

タカベルでは、

 

「朝コーチング、はじめました。」

 

ここからは真面目にいきます。

 

コーチングプランを稼働して1年2か月がたちました。

 

昨年の卒業生も現在在籍中のお子さんも、毎週一緒に立てたスケジュールに沿って、行ったタスクを毎日LINEなどで提出をしてもらい、コメントを返す。

 

ということを繰り返してきました。

 

「②の問題の〇つけが間違っているから、直しておこう」

「赤字で修正した答えはお母さんに口頭テストをしてもらおう」

 

時には、

 

「34行目は主人公の心情が隠されている情景描写だから、線を引いておこう」

「なぜ衆議院の方が任期が短いのか考えてみよう」

「AB:DEが2:3だから、△ABC:△DEFは4:9になるよね」

 

など学習面に踏み込むこともあります。

 

1週間ごとの面談で、

 

①1週間をほめる

②タスクの問題点(ノートの使い方、国語の線の引き方など)の洗い出し

③次週の目標設定

④スケジュールの見直し

(⑤テストの振り返り)

 

これを毎週繰り返すことで、自主的に勉強を行う仕組みを作り上げてまいりました。

 

しかし、人間だから1週間空くと忘れることもある。

 

そして、朝の時間を有効活用することが中学受験においては重要。

 

1日8時間睡眠。7~8時間学校。4時間塾。

 

となると、残りは4~5時間。

 

この中にはご飯やお風呂、学校の宿題など、タスク以外のことも含まれています。

 

朝学習でどこまで進められるかがポイントになる。

 

その観点から、

 

「朝コーチング、はじめてみました。」

 

通常のコーチング時間50分を平日5日×10分にすることで、

 

・朝起きる習慣づけをする。

・1日の目標設定を行う。

・タイムスケジュールを意識する。

 

裏メニューとして進めてまいりましたが、このたび正式にメニュー化することが決まりました。

 

恐らく日本一(?)早い習い事として、朝学習から差をつけていきましょう。

2024年04月18日 16:11

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