テスト戦術の一端
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
GLAYのメドレーを聞きながら出勤する。最高のひと時です。
さて、本日はテスト戦術の一端について紹介していきたいと思います。
模試になるとできなくなる原因については前記事で6点ほど紹介してきましたが、最も重大な原因は「経験値」であると思います。
では、経験値とはどのようなことを指すのでしょうか。
2点あると思います。
1点目は「問題に対する経験値」 2点目は「テストに対する経験値」
1点目は、前記事にも記した通り。同じ問題を何度も繰り返す反復学習だけで終わっていたら、初見に対する抵抗力が低くなりますよということです。
本日、メインに記すのは「テストに対する経験値」
テストは限られた時間の範囲内で、得点をとる勝負。
限られた時間というのがミソなのです。
時間無制限のテスト(そんなものは存在しませんが…)や1回見たことのある問題が出題されるテストは1から解いて問題ありません。
ところが、範囲の定められていない初見の模試や入試のようなテストは戦術が必要です。その一端をご紹介します。
例えば、算数の一端。
・大問の(2)は(1)の条件を使うことがほとんどであることを意識する。
・1分考えて全く分からなそうな問題には、問題用紙の番号に×をつける。
・少し考えればわかりそうな問題に△をつけ、2分たっても答えが出なかったら飛ばす。
・答えは出せたが、自信がない問題には△をつける。
・筆算、途中式は丁寧に書く。
・△を付けた問題のみ、見直しと解き直しを行う。
こうしたことを意識せずに1から解いてしまうと、解ける問題が時間が足りなくて解けなかったり、焦ってしまって絶対に落としてはいけない問題で失点するという事象が発生します。
人間が行うことですから、どうしてもヒューマンエラーは起きます。少しの意識でこうしたエラーを防ぐことができます。
このほかにも、テスト戦術は各科目で10個ほど、約30個存在します。(理社はあわせて10)
しかし、こうした戦術を一気にやらせようとすると、戦術ありきになってしまいます。
1テスト1科目1つのテーマを定め、入試までに30個すべてが自然に行えるようになってくることを目標に行っていただければと思います。少しでも、ご参考になれば幸いです。