経営理念

学年対比で大変幼く、サピックスの難しい課題に対して、四苦八苦の毎日でした。
クラスの降下や問題が分からないたびに叱責を受け、毎日のように泣いていたことを今でもトラウマとして記憶に残っております。
地頭も悪いので人よりも理解するのが遅く、同級生がグングンと成績を伸ばしていく現状に、悔しさを覚える一方で、諦めの境地で毎日を過ごしておりました。
そして、「ほめられない」「認められない」日々に嫌気がさしてか、塾の授業で騒ぎ立て、親を呼ばれる事態にも発展しました。自身のこうした行動を肯定するわけではありませんが、今思い返すと単純に「分からなかった」「褒められなかった」から。そして、「分からない」「認めて」と誰にも言えなかったから。自らで言うのも憚られますが、SOSを常に発信していたのだと思います。
ですが、人生が一変したのが中学校入学。温かく成長を見守ってくださった恩師・経済的にも学力的にも近しい友人が集まった環境で、私は徐々に人間らしさを取り戻すことができ、紆余曲折の末、自身で事業を運営できる人間にまで変わることができました。ある意味、下の絵の状態にまでなることができたのかなと思います。中学受験途中でなることはできませんでしたが…
少しのきっかけで子どもは変わります。それが今の学習計画を見直すことかもしれません。それが「褒められる」「認められる」ことなのかもしれません。解けなかった問題が解けるようになるのかもしれません。
中学受験を通して、1人でも多くのお子さんが自信をもった状態で毎日を過ごすこと。そして、その自信を胸に生涯にわたって学び続けられる人間へと成長すること。これが自身の経験を踏まえた、タカベルの経営理念となります。
わずかなきっかけでお子さんを良い方向に導いていきたいというご家庭と共に、未来あるプロジェクトを共に進めていきたいと考えております。