6年上位層の理社
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
6年合不合・SOフィードバック面談も後半に突入してまいりました。
本日はこのフィードバック面談を通して、浮かび上がった上位層の理社の課題について記したいと思います。
上位層で理社にお悩みの方は、このような状態が多いと思います。
・コアプラスや4まとは1周し、8割程度はこたえられる。
・日ごろの宿題は難なくこなせている。
・DCや週テの点数も悪くはない。
でも、模試になると成績が下がる。。。
このような上位層で理社にお悩みの方は共通して、下記に課題があるケースが多いです。
・理科の表やグラフの問題に極端な苦手意識を抱えている。
・歴史の並び替え問題が不得意。
このいずれかのパターンが多いかと思います。
特に、理科の表やグラフの読み取り問題は模試でも出題傾向が非常に高く、昨今の入試のトレンドにもなっております。
今回のサピオープンA問題大問4やB問題大問1・2がそれに該当します。
こうした問題は下記の3つを抑えておくことが重要となります。
①選択肢やリード文で示されている式へ、表に書かれている数字を代入してみる。
②実験結果を表す表で、他の比較対象と異なっているところに注目(マーキング)する。
③実験結果を表すグラフで、傾きや数字の変化が止まっているところに注目する。
次に歴史。
歴史は聞かれる角度が社会の中で最も多いので、学習が難しい分野です。
漢字、出来事、人物、場所、文化、諸外国の動き、因果関係、資料、肖像画…
しかし、最もクセモノなのが、並べ替え問題です。
「この出来事は表のどことどこの間に入りますか。」
「次の4つの出来事を古い順に並べ替えなさい。」
「この条約の後に起きた出来事で正しくないものを選びなさい。」
上位層でもこうした問題に苦手を抱える子も少なくはありません。
これを解決する手段が「年表トレーニング」
版籍奉還1869年
廃藩置県1871年
地租改正1873年
こうした年号を瞬発的に答えることが出来れば、多くの並べ替え問題に対応することが出来ます。
私たちは子ども一人一人のこうした課題をテストから見つけ出し、オススメの副教材のご紹介や自前の教材をお配りしております。
GW特訓もモチベーションアップには有効ですが、こうした差がつく領域の着手も行い、有意義な長期休みを過ごしましょう。