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6年上位層の理社

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

6年合不合・SOフィードバック面談も後半に突入してまいりました。

 

本日はこのフィードバック面談を通して、浮かび上がった上位層の理社の課題について記したいと思います。

 

上位層で理社にお悩みの方は、このような状態が多いと思います。

 

・コアプラスや4まとは1周し、8割程度はこたえられる。

・日ごろの宿題は難なくこなせている。

・DCや週テの点数も悪くはない。

 

でも、模試になると成績が下がる。。。

 

このような上位層で理社にお悩みの方は共通して、下記に課題があるケースが多いです。

 

・理科の表やグラフの問題に極端な苦手意識を抱えている。

 

・歴史の並び替え問題が不得意。

 

このいずれかのパターンが多いかと思います。

 

特に、理科の表やグラフの読み取り問題は模試でも出題傾向が非常に高く、昨今の入試のトレンドにもなっております。

今回のサピオープンA問題大問4やB問題大問1・2がそれに該当します。

 

こうした問題は下記の3つを抑えておくことが重要となります。

 

①選択肢やリード文で示されている式へ、表に書かれている数字を代入してみる。

 

②実験結果を表す表で、他の比較対象と異なっているところに注目(マーキング)する。

 

③実験結果を表すグラフで、傾きや数字の変化が止まっているところに注目する。

 

次に歴史。

 

歴史は聞かれる角度が社会の中で最も多いので、学習が難しい分野です。

 

漢字、出来事、人物、場所、文化、諸外国の動き、因果関係、資料、肖像画…

 

しかし、最もクセモノなのが、並べ替え問題です。

 

「この出来事は表のどことどこの間に入りますか。」

「次の4つの出来事を古い順に並べ替えなさい。」

「この条約の後に起きた出来事で正しくないものを選びなさい。」

 

上位層でもこうした問題に苦手を抱える子も少なくはありません。

 

これを解決する手段が「年表トレーニング」

 

版籍奉還1869年

廃藩置県1871年

地租改正1873年

 

こうした年号を瞬発的に答えることが出来れば、多くの並べ替え問題に対応することが出来ます。

 

私たちは子ども一人一人のこうした課題をテストから見つけ出し、オススメの副教材のご紹介や自前の教材をお配りしております。

 

GW特訓もモチベーションアップには有効ですが、こうした差がつく領域の着手も行い、有意義な長期休みを過ごしましょう。

2024年04月25日 19:41

4・5年生向けボリュームゾーンからの脱却ポイント

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

早稲田アカデミーさん通塾中の4・5年生のご家庭を中心に、お問い合わせが増えてまいりました。

受験まで約2~3年ある中でのコンタクトはできることも多く、大変助かります。

6年生のこの時期に○○の偏差値帯を目指すために、逆算して今必要なことを取捨選択できるからであります。

 

私共は創業3年間で幅広い成績層に応じたスケジューリングやお悩みに対する対応を行ってきました。

 

そこで、成績上位層に共通するポイントをまとめ、ボリュームゾーン脱却のヒントになるのではないかという観点から、本記事を記させていただきます。(少なくとも私共が対応したケースなので、これが全てでないことはご了承ください)

 

①新出単元の算数の理解度をより早く高め、そこで作った貯金で扱う問題のレベルを高める。

 

売買損益につるかめ算が絡む。これは練習問題レベルで求められる単元です。

しかし、基本問題までの習得に時間を要した場合、このレベル感の問題に触れることはできません。

その時点で大きな差になります。

早い段階で予習を含めて理解度を高め、よりハイレベルの問題にチャレンジすることがボリュームゾーン脱却の鍵です。

特に四谷系列生の算数は200点満点のため、圧倒的な差になります。

 

②国語の精読トレーニングを積む。1日15分程度でよい。

 

次に差になるのが読解。理社の差は大して大きなものにはなりません。(特に4~5年生の現時点では)

150点を占める国語で大崩れを起こさないことがポイント。(サピ生は国語の比重が特に重い)

そのためには、重要箇所への線引き(物語なら心情が隠されている情景描写・表情・行動)や文を塊でとらえるトレーニング(説明文なら意味段落、物語文なら場面ごと)、可能なら要約を毎日15分程度で行っていくことがじわじわと効いてきます。

5年生の後半からは文章の抽象度が増すだけでなく、古めの小説も題材になってきます。

「フィーリングで解く」が通用しなくなるフェーズが訪れますから、今のうちからのトレーニングは重要となります。

 

③理科をなんとなく分かるで済まさない。

 

算数と同様、新出単元の初動で貯金を作りたいところです。

理科が重要なのは根本理解。

 

地軸が太陽の方向にお辞儀をしている絵が夏至の日の地球の絵。

地球は反時計回りに公転するから、Bが夏至なら、Cが秋分の日。

 

Bが夏至、Cが秋分と丸暗記するのではなく、なぜその答えになるのかを突き詰めていきましょう。

 

そのために、図鑑や実験動画は必要不可欠のアイテムです。

 

④社会は因果関係を抑える

 

理科と社会は、このような成績分布となります。

 

知識のインプットが不十分→A

因果関係のインプットが不十分→B

記述や表の読み取り・実験問題が苦手→C

すべてできる→S

 

つまり、ボリュームゾーンからの脱却の第1歩は因果関係に注目することです。

 

京葉工業地帯は海沿い。原油がタンカーで送られてくるので、石油化学工業がさかん。

一方、関東内陸は内陸部なので、化学はさかんでない。

 

差がつくのは内容把握の選択肢。暗記だけでは差が付けられないので、因果関係までこだわった勉強が重要となります。

 

⑤間違えた問題の直しをSAPIX方式で。

 

SAPIXが秀逸なのは忘却曲線を意識したカリキュラム編成。

KTTは2週間前の学習からの出題で、マンスリーに出題される基礎トレは1か月前にやったものからの出題となります。

これを家庭学習にも応用し、1週間前に間違えた問題の直しをスケジュールに落とし込むなどを行うと、定着が深まります。

上位層はこのスケジューリングを実践しているケースが多く、これができるのは①や③など、その週の新出単元の消化が早いからです。

人間はどうしても忘れる生き物です。3日前のご飯は覚えていないのと同じで、触れていない期間が長ければ長いほどどんどん抜けていきます。3日連続でカレーを食べていたら、3日前の食事はすぐ思い出せます。

 

⑥朝の使い方

 

今まで見てきた上位層は朝の時間の使い方で差をつけています。

8時間睡眠、8時間学校、4時間通塾はある種、皆平等です。

ということは、残り4時間で差をつけているのです。

 

過去の強者生徒は朝に基礎トレ・漢字・言葉ナビ・コアプラ×2・年表・語彙・魔法技8点セットを行っていました。(6年生でしたが…)

 

基礎学習を朝終わらせるので、帰宅後の時間が応用に進むことができます。

 

 

まとめますと、激化する中学受験において成績を上げるためには、「勉強法」「スケジュール」「時間の使い方」この3つが大きなカギと言えそうです。

 

そのような観点から、私たちはコンサルティング・朝コーチング・夜コーチング・集団授業・家庭教師とボリュームゾーンからの脱却を目指したメニューを多数用意をさせていただいております。

 

2024年04月22日 21:48

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2024年04月22日 21:47

朝コーチングはじめました。

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

今週はかなり暖かくなりましたね。

衣替えの季節ですが、めんどくさがりの私は未だにヒートテックを着ています。。。

 

暖かい季節になると、そろそろ聞こえてきそうな

 

「冷やし中華、はじめました。」

 

タカベルでは、

 

「朝コーチング、はじめました。」

 

ここからは真面目にいきます。

 

コーチングプランを稼働して1年2か月がたちました。

 

昨年の卒業生も現在在籍中のお子さんも、毎週一緒に立てたスケジュールに沿って、行ったタスクを毎日LINEなどで提出をしてもらい、コメントを返す。

 

ということを繰り返してきました。

 

「②の問題の〇つけが間違っているから、直しておこう」

「赤字で修正した答えはお母さんに口頭テストをしてもらおう」

 

時には、

 

「34行目は主人公の心情が隠されている情景描写だから、線を引いておこう」

「なぜ衆議院の方が任期が短いのか考えてみよう」

「AB:DEが2:3だから、△ABC:△DEFは4:9になるよね」

 

など学習面に踏み込むこともあります。

 

1週間ごとの面談で、

 

①1週間をほめる

②タスクの問題点(ノートの使い方、国語の線の引き方など)の洗い出し

③次週の目標設定

④スケジュールの見直し

(⑤テストの振り返り)

 

これを毎週繰り返すことで、自主的に勉強を行う仕組みを作り上げてまいりました。

 

しかし、人間だから1週間空くと忘れることもある。

 

そして、朝の時間を有効活用することが中学受験においては重要。

 

1日8時間睡眠。7~8時間学校。4時間塾。

 

となると、残りは4~5時間。

 

この中にはご飯やお風呂、学校の宿題など、タスク以外のことも含まれています。

 

朝学習でどこまで進められるかがポイントになる。

 

その観点から、

 

「朝コーチング、はじめてみました。」

 

通常のコーチング時間50分を平日5日×10分にすることで、

 

・朝起きる習慣づけをする。

・1日の目標設定を行う。

・タイムスケジュールを意識する。

 

裏メニューとして進めてまいりましたが、このたび正式にメニュー化することが決まりました。

 

恐らく日本一(?)早い習い事として、朝学習から差をつけていきましょう。

2024年04月18日 16:11

中学受験のモチベーションは7段階

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

アブラハム・マズローの5段階欲求説という有名な心理学説があります。

 

人間には5段階にわたり欲求の段階があり、

 

第1段階…生理的欲求

第2段階…安全の欲求

第3段階…社会的欲求

第4段階…承認欲求

第5段階…自己実現欲求

 

分かりやすく言えば、

 

第1段階…食欲を満たすために仕事を頑張る。

第2段階…経済的に安全な状態を確保するために仕事を頑張る。

第3段階…職場で所属意識を感じるために仕事を頑張る。

第4段階…上司や顧客から評価・感謝されたいから仕事を頑張る。

第5段階…自分のキャリアパスや理想の自分に近づくために仕事を頑張る。

 

重要なことは、低い段階の欲求を満たしていない人は高い段階の欲求は望めないという点です。

 

明日食べるものにも困っていたら、他者からの評価などを気にする余裕はないですよね。。

 

そして、この5段階ともすべてを満たした方は自己超越欲求といい、無償で世のため人のために貢献する次元になります。

 

成功された経営者が寄付を行うこともこれに近いのかもしれませんね。

 

さて、この考え方は中学受験の勉強においても応用ができるのではないかと考えます。

子どもも大人も人間であることにはなんら変わらず、心を持っています。

 

コーチングを通して、中学受験に挑む多くのお子さんを見てまいりました。

そこで、私が考える中学受験生のモチベーション段階は7段階あると考えました。

 

(第0段階…まったくやる気がでない)

第1段階…ご褒美をもらうために、勉強を頑張る。

第2段階…結果をほめてもらうために、勉強を頑張る。

第3段階…プロセスを認めてもらうために、勉強を頑張る。

第4段階…ライバルに勝つために、勉強を頑張る。

第5段階…掲げた目標を達成するために、親御さんの力を借りて勉強を頑張る。

第6段階…掲げた目標を達成するために、親御さんの力を借りることなく勉強を頑張る。

第7段階…勉強が楽しいから頑張る。

 

 

1つ1つの詳しい内容はまた別日に記しますが、心がけていることはお子さんが今どの状態であるかを見極める初回のカウンセリングは大変重視しています。

 

もちろん事前に親御さんからお子さんに関する情報はたくさんもらっているのですが、肉親から見たお子さんと第三者から見たお子さんは視点が異なります。

 

親御さんは毎日同じ屋根の下で暮らし、他のお子さんとの比較が難しいことから、どうしてもマイナスの部分が目についてしまい、お子さんを0段階であると感じてしまいます。

 

しかし、他の例を多く見てきている私たちは、「あれ、話を聞いてみると案外やる気あるぞ。」と捉えるわけです。

 

この認識のギャップはアプローチを間違えることにつながるので、冷静に見る必要があります。

 

事前に親御さんから聞いていた情報だと、「全くやる気がないので短期的には第1段階に引き上げるために報酬作戦で行くか」となります。

 

しかし、よくよく話を聞いてみると結果を残したいと思っている。でも、どうしたらよいか分からない。

 

という心理状態。

 

そこで、「第2段階に引き上げるために、目先の特定科目の結果を残すためのスケジュール対応で行くか」と切り替えます。

 

 

お子さんが現状どの状態であるかを見極め、それに必要な策を講じていく。

 

例えば、

 

毎日ほめてあげているから、現在第3段階にいるのだけど、個別で中学受験をしていることから目下のライバルがいない。。。

 

このような場合は、親御さんが計算問題の競争相手になってあげる等も有効ですね。

 

どんなに良い講義を受けても、復習をしなければ学力向上にはつながりません。

 

その復習をするために家庭学習をうまく回せなければ、成果にはつながりません。

 

この家庭学習をうまく回す両輪が「確固たる学習スケジュール」と本人の「モチベーション」。

 

これに、やる気の上がる授業が加われば、鬼に金棒です。

 

 

2024年04月16日 11:10

差がつく算数家庭学習法

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

今回の合不合の算数平均点は例年よりも高かったと思います。

 

もちろん、各受験生がしっかりと準備をしてきたこともありますが、

 

・大問3~8の(1)がかなり簡単だったこと

・(1)の条件を使って(2)を解ける問題構成になっていたこと

 

以上から、例年よりも平均点が高かったのだと思います。

 

しかし、今回出た算数偏差値が真の実力であるかどうかはなかなか難しい判断です。

 

たとえば、大問4の図形の問題。

 

(1)が(2)を解く上でのかなりのヒントになっていました。

 

ところが、真の実力を図るには(1)なしに、(2)が解けるのかどうか。

 

この問題は比を使って解く問題なのですが、(1)で比を質問してくれたことから、多くの受験生は「ああ、これは比を使って解くのね」と理解ができたかと思います。

 

しかし、大問4の(2)をいきなり聞かれていたら、比を使うのかどうかわからず、63%の正答率はかなり落ちていたことでしょう。

 

算数は誘導してくれたり、ヒントを出してくれたら解けるのだけど、そうでない時はこれは何の問題なのか分からなくなり、解けなくなるケースが多いかと思います。

 

例えば、下記のような5年生のテキストでも同じことが言えます。

 

 

ある学校の生徒数は490人で、男子の生徒数の4/5と女子の生徒数の5/6は等しくなっています。

これについて次の問いに答えなさい。

 

(1)男子と女子の人数の比を求めなさい。

 

(2)男子は何人いますか。

 

 (1)で誘導をしてくれているので、これは比の問題なんだなと認識できます。そして、(1)が分かれば芋づる式に(2)を解くことができます。

いわば、(2)はオマケみたいなものです。

 

しかし、(1)なしに(2)を聞かれた場合、比を使いこなせていないと、解くことはできません。算数が苦手なお子さんは一転して、難問という認識になります。

 

つまり、算数は同じ問題を問われていても聞かれ方によって、簡単になる場合も難しくなる場合もあります。

 

これこそが、範囲が決められたテストなら取れるけど、範囲が決められてないテストだと取れなくなる原因の一端でもあるのです。

 

しっかりと解法が腹落ちしていれば、暗記算数にはならないので、どういう聞かれ方でも取れます。

 

しかし、腹落ちをしていないと、付け焼き刃の暗記算数になっていることから時間を置いて聞かれたり、聞かれ方を変えられると太刀打ちできなくなります。

 

であるからこそ、家庭学習の算数では「解法を説明させる」ことと、「予習シリーズなどを2周目する時は(1)を隠して負荷をかける」ことが重要となります。

 

そして、この学習を早い段階からやっておけばおくほど6年生になったときの困り感が減ってきます。

 

ぜひ、お試しください。

2024年04月15日 15:03

組み分けと合不合では勉強法が全く異なる

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

1月4日~ほぼノンストップで活動をしていたため、本日は午後休・明日は終日お休みをいただき、鈴木とリフレッシュをしてまいります。

 

お問い合わせやお申し込みに対する返信は14日以降になりますこと、ご了承ください。

 

さて、6年生は合不合判定が返却されました。

 

タカベルに在籍していて、合不合判定を受けた6年生15名の3月組み分け平均と合不合の平均を比較したら、4科偏差値で約4ポイント上昇することができました。

 

もちろん、組み分けは内部生が中心。合不合は外部生の受験者もいることから一概には言えませんが、合不合を見据えて宿題を間引き、副教材を導入してきた成果が出て安心したとともに、お子さんたちの成長には関心させられるばかりです。そもそも4年生から見てきた子が合不合を受けるだけでも、感慨深いものがあります。。。

 

組み分けテストはご存じの通り、範囲が定められたテスト。

合不合判定テストは、範囲無制限のテスト。実力が試されるテストになります。

 

この2つテストに向けた勉強法の最も大きな違いは何か。

それは各科目の「基礎学習」の積み上げと「苦手分野」の克服です。

 

特に、「基礎学習」。

 

合不合は実力テストですから、特定の範囲に偏るわけではありません。

したがって、各科目の基礎学習をどれだけ積み上げてこられたかが、ポイントになります。

下記をチェックリスト代わりに、次回の合不合のご参考にしてみてください。

 

 

・□の計算や単位換算や分配法則など、トリッキー計算問題を家庭学習に盛り込む。

・GWなどを活用し、算数の重要問題チェックなどの1行問題を1周。(苦手分野は除く)

・漢字と語句文法は基軸となる教材を決めて、それを繰り返す。

・読解に必要な語彙教材を1日5~10個盛り込む。

・マスターテキストなどを活用し、理科は生物・地学から積み上げを図っていく。

・(昨今無視できない、実験考察系の副教材もできるとなおよい。)

・社会は4まと。地理・歴史基礎編を8割こたえられるように。

・(統計や年表トレーニングもできるとなおよい。)

 

組み分けテストでは取れるのだが、合不合になると落ち込んでしまう原因は基礎学習の徹底にあります。

それは単純に実力テストであるためです。

 

また、実力テストであるという観点で見ると、「苦手分野」の克服も見逃せません。

 

理数科目が圧倒的だと思いますが、苦手分野の克服を行うためには教材レベルを下げなければなりません。

 

5年生などの教材を活用し、まずは「割合・平面図形・速さ」等重点補強分野に苦手を抱えている場合は重点的に行っていきましょう。

 

合不合で点を取るための勉強に徐々にシフトチェンジを図ることが最終的には究極の実力テストである入試につながってきます。

そのためには、全員一律で出される宿題を闇雲に行うだけでは、得点向上にはつながってきません。

 

テストの終わりは次なるテストの始まり。

解答用紙の分析を行い、出た課題を改善するための学習計画を策定。そして、実行。

 

来週から始まる合不合フィードバック面談にそなえ、束の間の休息をいたします。。。

 

 

2024年04月12日 10:05

Youtubeチャンネル公開について

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

テスト後のお子さんに対して使うべきコーチングテクニックについてご紹介いたします。

 

①バックトラッキング(オウム返し)

 

NG例

 

お子さん:「今回のテスト難しかった…」

親御さん:「社会の詰めが甘かったからね。」

 

OK例

 

お子さん:「今回のテスト難しかった…」

親御さん:「今回のテスト難しかったんだね」

 

②暗示スキル

 

NG例

 

お子さん:「もうだめかも…」

親御さん:「勉強量増やさないとね。」

 

OK例

 

お子さん:「もうだめかも…」

親御さん:「これから積み上げていけば、全部の学校合格できると思うよ。」

 

 

コーチングで大切なことは、褒めることでもけなすことでもありません。

今後どうしていかなければならないのか、本人が気づくように促すことです。

 

親御さんや指導者が、「勉強量増やさないとね」と正解を与えては決していけません。

 

大切なことはこどもの発言を承認し、未来に向けた暗示を与えること。

 

ぜひご活用ください。

 

これは授業でも同様。

 

お子さんが「あっ、そういうことか!!」「なるほど!!」と思った瞬間こそが成績が向上するその時です。

 

これを実現するためには、教え込みではいけません。コミュニケーションの中から、この瞬間に至るプロセスこそが最高の授業です。

 

保護者の方に音声のご了解をいただき、タカベルの授業風景をyoutube上にアップいたしました。

 

今後も動画の数を増やしていきますので、ぜひともご視聴いただけますと幸いです。



https://youtu.be/8KPT_XDvkVQ?si=CYBqRl25dJS3_Abi
2024年04月08日 09:33

ご家庭でもできるテスト分析(テスト前編)

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

初めての合不合判定テストお疲れさまでした。

ダイレクトに合格確率〇%と出されてしまうので、一喜一憂しがちですが、大切なことはテスト後の動きです。

 

水曜日の夕方に採点済み解答用紙・正答率・成績表がアップされることでしょう。

 

さて、ご家庭が注目すべきは、「成績表」ではなく、「問題用紙と解答用紙」です。

 

下記に私が面談で実践しているテスト分析のやり方をお示しいたします。

 

 

①本番前に、ご家庭もしくはお子さんに誤っていると思った選択肢は消してくることを指南。(国・理・社)

 

②本番前に、必ず途中式は残してくることを指南。(算)

 

③本番前に、必ず読解で重要だと思う箇所に線を引いてくることを指南。(国)※子どもによるので、説明は割愛します。

 

この3つを本番前に行っていただいている意図をご説明いたします。

 

まず、①。

 

これは、「真の理解」を計測するためであります。

 

例えば、国語の読解。

 

アが正解。

イが正解に近いダミー選択肢。

ウとエは的外れな選択肢。

 

イを選んで間違えたのか、ウとエを選んで間違えたのかでは、それを改善するためのアプローチが全く異なってきます。

 

イを選んで間違えたのであれば、要旨は捉えられているが、語彙力不足が想定されます。

ウとエを選んで間違えたのであれば、要旨をつかむトレーニングが不足しているのかもしれません。

もしくはブランクであった場合、読むスピードや時間配分がまずいのかもしれません。

 

このように、同じ間違いでもどの選択肢を選んで間違えたのかによって、今後の学習計画は大きく変わってくるわけです。

 

次に、②。

 

途中式と筆算を残してくる。

 

これも①に近いアプローチです。

 

筆算を省略しての計算ミスなのか。

筆算は書いての計算ミスなのか。

 

これだけでも大きく性質は異なります。

 

筆算を省略しての計算ミスの場合は、日ごろから省略している可能性が高いため、これが改善ポイントになります。

一方、筆算をしていたのに計算ミスをしていた場合、そもそもの計算力に課題があるという話になります。

 

もう少し踏み込みます。

 

例えば、場合の数の問題。

 

1・2・3・4・5の5枚のカードから3の倍数になる3ケタの数字を作りなさいという問題。

 

(1・2・3)→6通り

(1・3・5)→6通り

(2・3・4)→6通り

(3・4・5)→6通り

 

と解いていればよいのですが、

 

(1・2・3)

(2・1・3)

 

とダブりを書き出してしまうケースや、

 

(2・3・4)

(3・4・5)

(1・2・3)

 

など書き洩らしてしまうケースなど。

 

ダブりを書き出した場合は、解法が不十分。

書き洩らすケースは、書き出すときの規則が定まっていない(小さいほうから?大きい方から?)。など…

 

 

テスト分析とはここまで行ってのテスト分析であると考えます。

 

 

成績表を眺めているだけでは、成績は上がりません。

正答率と自分の答案だけを比較しているだけでは、真の原因を探ることはできません。

 

 

であるからこそ、我々は問題用紙の証跡には一番注目をしています。

 

(続く…)

 

※公式LINEにメッセージかスタンプを送信いただいた方には、間違い直しのやり方を配信しております。

メッセージかスタンプを送信いただかないと届きませんので、ご注意ください。

 

https://lin.ee/QENmJgG

2024年04月07日 14:15

成績を上げるたった1つの重要なこと

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

新生活🌸

来週から学校も本格始動し、心機一転がんばるぞというお子さんも多いかと思います。

 

しかし、受験界に身を置く6年生に目を移せば、明日は第1回合不合。

来週はサピックスマンスリーテスト。その3日後に第1回SO、第1回首都圏模試。

 

4月は初めての模試と塾内テストのラッシュ。

学校では新学年なので、「気持ち新たに」といきたいところですが、受験界ではリアルな数字を突き付けられる。

 

様々な感情渦巻くのが毎年6年生の4月という時期です。

 

さて、学年を問わず、成績を上げたくないというご家庭はないのではないでしょうか。

 

どうすれば成績が上がるのか。日夜、私達にはそんな相談が寄せられます。

 

成績とは周りとの比較、相対評価。自分でいくら頑張ったという絶対評価があったとしても、成績にはつながりません。

 

当たり前ですが、周りに差をつけることができなければ成績向上は見込めないわけです。

 

そして、学年が上がれば上がるにつれ消化不良が重なった状態での戦いになるので、頑張ったとしても伸び率は限られてくるのが現状です。

 

しかし、今からでもたった1つのことを意識すれば、成績は上がっていくことでしょう。

 

それは、「間違えた問題」に対する向き合い方です。

 

できる問題ばかりを繰り返していても成績向上にはつながりません。

極端な例ですが、中学受験に臨む新4年生が、2けたの足し算ばかりを解いていても、成績にはつながらないわけです。

 

間違えた問題こそが、その子にとっての最良かつオリジナル教材になるわけです。

 

しかし、毎週基礎を強化するだけの宿題が大量に出され、提出を義務付けられる。

そして、間違えた問題へのアプローチまで手が回らない。

 

これでは当然成績にはつながってきません。

 

なぜなら、「こなす」だけになっているからです。

 

そして、こうした状態になると心配なのはお子さんのメンタル面です。

 

「自分では頑張って宿題を一生懸命取り組んでいるのに、成績につながらない。。。」

「どうせやっても、無理だ。。。」

 

このような思考になってしまったら、元も子もありません。

そもそも中学受験がゴールではなく、人生はその先も長く続きます。

 

私も少なからず中学受験で心に傷を負った一人です。

 

こうした負のスパイラルに苦しんでいるお子さんを一人でも多く救いたいがためにタカベルを創業しました。

 

創業3年間で約2000枚の週間学習スケジュールの作成と効果測定をする中で、「間違った問題」に対する向き合い方のメソッドを確立しました。

 

重要なことは、

 

①間違った問題の管理。

②間違った問題の直しの仕方。

③間違った問題の直しをいつやるのか。

 

宿題よりもこれを優先して取り組んだ方は、圧倒的な結果で羽ばたいていきました。

 

オススメの副教材や過去問をいつ解くのか等は単なる小手先の手段に過ぎません。

それをこなしているだけでは、差をつけるまでには至りません。

 

そして、モチベーション自体も上記の3つをクリアにしていければ「できなかった問題が解けるようになった」と自然と上向いていくものです。

 

であるからこそ、コーチングや家庭教師を導入するよりもまず、ご家庭が勉強法について学び、落とし込む。

その土壌を整えたうえで、コーチングや家庭教師・個別指導でダメ押しをする。

 

これが私の考える必勝パターンとなります。

 

長々となりましたが、情報が氾濫している中学受験界。

 

「間違えた問題」に真摯に向き合うことが何よりの近道であることを忘れず、そしてテストの結果に一喜一憂するとなく、本当に大切なことに目を向けて、一日一日の学習を丁寧に取り組んでいきましょう。

 

 

2024年04月06日 13:14

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