入試前日・当日の心構え
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
いよいよ明後日から2023年度入試が埼玉を皮切りに、スタートいたします。
不安な気持ちもあるかとは思いますが、ここまで来たらやるしかありません。
重要なことは「後悔しない中学受験」にしてくること。つまり、100%の力を出し切ってくるということです。
ここからは100%の力を出し切るために必要な前日・当日の準備について、記したいと思います。
<前日>
・翌日に受ける学校の過去問は解かない。
ここでよい点数を上げることができればいいのですが、そうでなかった時にその学校への負のイメージがついてしまい、本番で100%の力を発揮することができません。
・その代わり、時間配分と解く順番の約束事を確認する。
国語は「漢字→語彙→物語→論説」の順で解く。算数は「計算問題を2回解く。大問3以降の小問(2)は捨てる」
理科・社会は「大問1つごとに10分の時間配分でおこなう」など、約束事を確認しましょう。
・ホテルには知識系の参考書を持参する。
ホテルをとられて受験に臨むご家庭も多いかと思います。ご自宅から通われる方も同様ですが、前日は暗記系の参考書が良いでしょう。完成語句文法や4科のまとめなど、今の時期ですと付箋やマーカーが多くついていることでしょう。過去に間違えた重点的に補強しなければならない単元に絞り、学習を進めていきましょう。この頑張りが1点の積み上げにつながるかもしれません。
・8時間睡眠の確保を
寝すぎも寝不足も100%の力を発揮できません。8時間はあくまでも目安ですが、程よい睡眠時間を。
・とにかく前向きな言葉で
一番不安なのは親御さんではありません。ご本人です。多くの子にとっては、一人の力で戦ってくる初めての経験。
この日だけは何があっても、「大丈夫」を合言葉に1日を過ごしましょう。
<当日>
・余裕をもった行動を
お車で移動する場合、本当に時間が読めません。焦りはお子さんに伝わります。余裕をもった行動を心がけましょう。
・朝は甘いもの、計算
朝は糖分を摂取し、計算問題のみ解いて、送り出しましょう。脳の活性化を図るためです。
・会釈だけ
知り合いに遭遇することもあるかと思います。余計な話は厳禁。会釈や「頑張ろう」の一言でとどめましょう。
話が盛り上がり、過去問の話などになると、間違いなく動揺します。
・科目間は洗顔
1教科おわったら、気持ちを切り替える意味で洗顔をおすすめします。
自信があったならば、油断しないようにリセット。自信がなかったのならば、切り替える意味でリセット。
4科目もしくは2科目で合否は決まります。
・帰宅後は軽めのメニューで
入試と模試は全く別物です。相当なエネルギーとパワーを消耗します。
そして、多くのご家庭は翌日や2月に入試が控えていることでしょう。
次の日も翌週もまだまだ戦いは続きます。また、新たな気持ちで本当の本番につなげるために、この日は軽めのタスクで済ませましょう。
やや乱暴な言い方にはなりますが、この入試で今後の人生が決定づけられるわけではありません。
そのくらいの気持ちで、肩の荷を下ろし、100%の力でぶつかってきてください。
全受験生の健闘を心より祈念しております。