成績を上げるたった1つの重要なこと
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
新生活🌸
来週から学校も本格始動し、心機一転がんばるぞというお子さんも多いかと思います。
しかし、受験界に身を置く6年生に目を移せば、明日は第1回合不合。
来週はサピックスマンスリーテスト。その3日後に第1回SO、第1回首都圏模試。
4月は初めての模試と塾内テストのラッシュ。
学校では新学年なので、「気持ち新たに」といきたいところですが、受験界ではリアルな数字を突き付けられる。
様々な感情渦巻くのが毎年6年生の4月という時期です。
さて、学年を問わず、成績を上げたくないというご家庭はないのではないでしょうか。
どうすれば成績が上がるのか。日夜、私達にはそんな相談が寄せられます。
成績とは周りとの比較、相対評価。自分でいくら頑張ったという絶対評価があったとしても、成績にはつながりません。
当たり前ですが、周りに差をつけることができなければ成績向上は見込めないわけです。
そして、学年が上がれば上がるにつれ消化不良が重なった状態での戦いになるので、頑張ったとしても伸び率は限られてくるのが現状です。
しかし、今からでもたった1つのことを意識すれば、成績は上がっていくことでしょう。
それは、「間違えた問題」に対する向き合い方です。
できる問題ばかりを繰り返していても成績向上にはつながりません。
極端な例ですが、中学受験に臨む新4年生が、2けたの足し算ばかりを解いていても、成績にはつながらないわけです。
間違えた問題こそが、その子にとっての最良かつオリジナル教材になるわけです。
しかし、毎週基礎を強化するだけの宿題が大量に出され、提出を義務付けられる。
そして、間違えた問題へのアプローチまで手が回らない。
これでは当然成績にはつながってきません。
なぜなら、「こなす」だけになっているからです。
そして、こうした状態になると心配なのはお子さんのメンタル面です。
「自分では頑張って宿題を一生懸命取り組んでいるのに、成績につながらない。。。」
「どうせやっても、無理だ。。。」
このような思考になってしまったら、元も子もありません。
そもそも中学受験がゴールではなく、人生はその先も長く続きます。
私も少なからず中学受験で心に傷を負った一人です。
こうした負のスパイラルに苦しんでいるお子さんを一人でも多く救いたいがためにタカベルを創業しました。
創業3年間で約2000枚の週間学習スケジュールの作成と効果測定をする中で、「間違った問題」に対する向き合い方のメソッドを確立しました。
重要なことは、
①間違った問題の管理。
②間違った問題の直しの仕方。
③間違った問題の直しをいつやるのか。
宿題よりもこれを優先して取り組んだ方は、圧倒的な結果で羽ばたいていきました。
オススメの副教材や過去問をいつ解くのか等は単なる小手先の手段に過ぎません。
それをこなしているだけでは、差をつけるまでには至りません。
そして、モチベーション自体も上記の3つをクリアにしていければ「できなかった問題が解けるようになった」と自然と上向いていくものです。
であるからこそ、コーチングや家庭教師を導入するよりもまず、ご家庭が勉強法について学び、落とし込む。
その土壌を整えたうえで、コーチングや家庭教師・個別指導でダメ押しをする。
これが私の考える必勝パターンとなります。
長々となりましたが、情報が氾濫している中学受験界。
「間違えた問題」に真摯に向き合うことが何よりの近道であることを忘れず、そしてテストの結果に一喜一憂するとなく、本当に大切なことに目を向けて、一日一日の学習を丁寧に取り組んでいきましょう。