「塾なし」新サービスへの想い
本日、HP上に来年度の新サービスについての詳細をアップいたしました。
特に「2週間体験プラン」は内部生を中心に多くのお申込みを頂いているので、ご興味がありましたら、お早めにお申し込みください。
さて、本日は新サービスへの想いを記したいと思います。
タカベルは来年度創業5期目を迎えます。ご案内の通り、来年度からタカベルは「集団塾に通われていない方」限定でのサービスを展開することを決定いたしました。
そう思うに至った背景を記したいと思います。
まず、「現在集団塾で成績不振に苦しんでいるご家庭」に特化したサービスにしたいという想いから。
昨今の中学受験は一度成績不振に陥ると、抜け出すことは至難の業であります。もちろん、それを解決するスケジュール立てや勉強法は存在します。事実、4期の間でノウハウを積み上げてきたつもりです。
しかし、当然ながら、集団塾には集団塾さんの方針ややり方があります。
なので、土曜・日曜特訓や季節講習などでそれなりの時間を拘束されます。事実上、塾の宿題をこなし、次の週の予習をすることで精一杯となります。
ところが、中学受験で最も大切とされる算数は、前学年の単元の学習内容を使って、新出単元の内容を解くことになります。小数・分数の概念がおぼつかないままに割合の学習が進み、割合の理解が抜け落ちた状態で比をマスターすることを要求される。
勉強もスポーツも信頼も、何事も積み上げであるはずです。
土台がグラグラなところに上物を建てることはできません。
誤解のないように記しますと、1週間単位の学習がしっかりとキャッチアップできれば何も問題ありません。しかし、とてもではないが、私も中学受験時代に1週間で新出単元を理解しきることは不可能でした。
これを解決するには、本当にその子に合った学習計画とカリキュラムで毎週の学習を進めていくこと。4年生の内容がおぼつかないのであれば、立ち返ってもよいのです。いや、立ち返った方がよいのです。その子のペースに合わせて、一歩一歩積み上げていく。積み上げていった先に「できた」という実感を伴い、自信につながっていくのです。
さて、重要視している点をもう1つ。
それは、お子さんの「自己肯定感」です。
集団塾で成績不振に陥っているお子さんの多くは「自己肯定感」を失っています。
それも当然です。否応なしに点数でクラス分けがされ、前述のような算数のカリキュラムであるため、長期にわたって成績不振の状態が続いているからです。「どうせやってもできない」「頑張っても無駄なんだ」という思考が植え付けられてしまっていることも少なくありません。
これを改善するために、当然言葉がけや親子の接し方などという視点も重要です。
しかし、それは「良くない状態を少し良くする」程度のものであり、やはりお子さんが「できた」という実感を伴わなければ、真の意味で自己肯定感の向上にはつながってきません。
モチベーションの好循環を生み出すには、「できた」という実感を伴うカリキュラムとそれをこなす時間をとにかくお子さんに与えること。
中学受験は人生の一通過点にしか過ぎません。
世の中に出て、社会人となった際には中学受験よりも大変なことがもっともっと控えています。〇×ではない、答えがない世界に踏み出さないといけないわけですから。
その際に大切なことは、逆境を跳ね返す力。壁にぶち当たったときに、馬力を発揮できる力です。自己肯定感がなく幼少期を育ったお子さんにこのような力が身につくかというと、そうは思えません。
様々なことを犠牲にして行う中学受験、どうせやるなら、合格以上の成果を得られる体験をしてもらいたいなと思います。
最後に。
この新サービスは社内で1年にわたって話し合った末の成果物です。
現状偏差値○○・○○年生のお子さんに合った各科目の最適な教材のリスト化も済ませました。
予習シリーズをひたすら進めるような学習計画では全くありません。
現在、「集団塾で成績不振にお困りの方」のコンタクトをお待ちしております。
本日から予約開始、2月7日よりサービス開始となります。
すでに内部生から体験予約を多く頂いているので、2週間体験はスタートを待たずに締め切ることが予想されます。ご興味がありましたら、お早めにお申し込みください。