合否は4つの要素で決まる
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
埼玉入試まで1か月をきりました。
そして、本番まで1.5か月あまり。
いよいよ最終盤の追い込みとなります。
そこで、合否が決まる4つの要素を整理することで残りの期間で親御さんの心構えとしてもっておきたいことを記したいと思います。
✅ 今までの基礎学力
これはどうしても直視しなければなりません。
模試の平均偏差値30のお子さんが今から60の学校に合格することは極めて困難です。
なにが言いたいかというと、残りわずかな期間ですべての科目・単元の網羅は不可能であるということです。したがって、「志望校に出題されるが、なかなか克服できない」問題にフォーカスをあてるのではなく、「志望校に出題されるが、得意でも不得意でもない」問題や単元にフォーカスをあてることが吉のフェーズです。
✅ 過去問への取り組み
以前のポストでも記しましたが、個人的には過去問2周目の推奨派です。そもそも9月や10月の塾のタスクに追われている時期に解きっぱなしになっている学校の過去問も存在するかと思います。捨て問はどこなのか、時間配分はどうすべきなのか。これを今一度整理するために、受験予定校の過去問はもう1度解いておくようにしましょう。当時たまたまできた問題が今間違えるということも往々にしておきます。
✅ 心のマネジメント
模試でも安全圏。過去問も合格最低点クリア。でも、不合格。
入試とは残酷ですが、こういうことも十分起きます。
なぜなら人間である以上、心があるから。
前日にその学校の問題を解いてしまって、できずにマイナスイメージで本番を迎えたケース。必要以上に緊張してしまうお子さん。親御さんと喧嘩して、メンタルが乱れて本番に。連敗続きで危機感から固くなってしまうケース。枚挙に暇がありません。
ここまで来たら、2月1日に100%の力を発揮できるよう、「お子さんの心」を第一に考えたマネジメントが必須です。
✅ 体のマネジメント
模試も過去問もクリア。メンタルもブレる子ではない。しかし、当然ですが、当日39度の熱が出てしまったら、結果は言わずもがなですね。
元教員ではありますが、1月学校全休推奨派です。
理由は単純。本番へのリスクを極力排除したいから。
1000日以上頑張ってきた中学受験。一番不幸なのは本番で力を発揮できない、合否すら出されない。これほど残酷なことはないと思います。
寒く、感染症のシーズンに行われる受験。どの世界でも「体が資本」です。
~追記~
先週で合不合が終わり、今週で首都圏模試が終了。
いよいよ次受けるテストは入試という方も多いでしょう。
タカベルでは本日首都圏模試から帰ってきたあとに、過去問を解いていただいているご家庭もおります。
理由は本番を見据えて、午前受験と午後受験の練習のため。
試験状況によっては、2月1日午前~2月2日午後に4回連続で試験を受けられるご家庭もいるでしょう。相当な体力と集中力を要求されます。
そして、起床時間と睡眠時間のマネジメントもそろそろ重要。
8時に駅に到着。交通事情を加味して、7時に出発。ということは、6時に起床。
8時間睡眠のために10時に就寝。
8時間確保していれば、何時に寝てもよいということではなく、本番に向けた体内時計にしていくことが重要。
合否を分ける事前準備とは、このような本番同様の状態に追い込めたかどうかもカギを握ります。
