大問1・2で落とさないために
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
とある中学校の資料によると、大問1の計算問題の全問正答率は合格者の95%超え。
裏を返すと落とせば、合格の可能性を大きく下げることにつながります。
6年生が臨む入試であろうが、4・5年生が受ける模試や塾内テストであろうが、算数の大問1・2の失点は大変痛いものです。
特に模試では大問1や2の配点と終盤の問題の配点が同様。これを取り返すためには、終盤の問題をおさえなければならない。至難の業です。
そこで、大問1と大問2を落とさないようにするために本番心がけておくといいことをいくつか記したいと思います。
✅ 自信のない問題はチェックをつけておく
立体の表面積の問題や□の計算など、数字が大きくなったり、複雑な式を伴うものは途中でミスをしている可能性が高い。こうした1回やって自信のない問題はチェックをつけておきましょう。
✅ ラスト5分でチェックをつけた問題の解きなおし
重要なことは「見直し」ではなく、「解きなおし」です。子どもは1度やった自分の答えは正しいと信じて疑っていません。ラスト5分で上記チェックをつけた問題解きなおしを行う。この習慣を練習するだけでも模試を受ける価値があるかと思います。
✅ 余白の使い方の工夫
ミスの発生要因は「字の小ささ」「字の乱雑さ」「繰上り下がりを書いていない」「暗算」「筆算がななめ」などの要因が挙げられますが、これらに加えて、余白の使い方の工夫も原因に挙げられます。問題用紙を半分に折って、問題用紙の裏側に筆算を行うという大変戦術家なお子さんを過去に見たことがあるのですが、こうした工夫を行うことも大問1や2の失点を防ぐ秘訣となります。
~まとめ~
テストの点数は事前準備のみならず、本番での振る舞いも往々にして影響してきます。
こうした練習を行う場が模試。模試の点数が1回悪くても、長期的に勝てれば受けた意味を十分成します。お試しいただけましたら、幸いです。
