新6年生保護者がやってはいけないこと
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
入試はオリンピック同様、戦いの世界。
限られた枠を多くの人で争う戦いとなります。
そして、中学受験が難しくもやりがいあるのが「親子合作」ということ。
そんな状況下、新6年生の親御さんがやってはいけないことという視点で記していきたいと思います。
✅ 成績は学力だけが決めるという考えを持つ
発達段階も関係するので、もちろん学力や理解力も成績を決める要素の一つです。
しかし、人間が行う受験という戦いで大切なのは「心」。
今年の受験でも学校の人間関係での悩みを1年間抱えながらという子もいました。
気づけたからよかったのですが、お子さんはそれぞれ思うところを胸に抱えながら受験勉強に挑む。それが勉強の悩みでないかもしれない。勉強に身が入っていないなと思ったら、1回立ち止まって、受容と傾聴と共感。
成績は心も重要な要素という視点が大切です。
✅ 第一志望を取り上げる
少なくとも私は第一志望について模試でどんなに成績が足りていなかろうが、過去問でどれだけ点数が取れなかろうが、「本人がギブアップと言うまで」は変更すべきでないという考えです。中学受験はそれに向かって頑張っているお子さんの気持ちがとにかく大切です。
モチベーションは基本的に低いことの方が多いので、それをさらに下げる行動はやめましょう。そして、6年生はテストの回数が多く、特に乱高下する。なんのために頑張っているのかと、立ち返られる視点が大切です。
✅ 模試と入試を同じ戦いと考える
個人的見解ですが、9月の模試が受験予定校第一案を決めるための「予選」。2月入試が志望校に合格するための「本戦」。全く別物の戦いです。そもそも7月までの模試テストは弱点をあぶりだす健康診断でしかありません。
昨年も今年も11月・12月の模試で全く成績が振るわなかったものの、2か月で10以上の学校に合格した例は数知らず。なぜなら、過去問対策を集中して取り組んだから。
何が言いたいかというと、模試はあくまでも模試。合格を決めるものでも無理を決めるものでもないということです。9月の模試が安全校や併願校を決めるための指標にはなりますが、あくまでもその程度という認識を持ちましょう。
✅ 結果責任を子どもに押し付ける
冒頭記したように、中学受験は他の受験と大きく異なり、「親子合作」での戦い。
親御さんはお子さんの味方でなければなりません。
「適当にやっている」「手を抜いている」ところの責任は半分ずつ。というよりも、一緒に対策を考える。一方、結果責任は我々指導者も含め、大人が考えること。
点数や成績で責めても、焦っても、成績は永遠に上がらないという視点をもつことが大切です。
✅ むやみやたらに副教材を乱発
目的をもって効果的な副教材を行うことは問題ありません。
例えば、4月の合不合で地理が出題されるから、今のうちに4科のまとめで忘れている地理を積み上げておこう。これは良きパターンです。社会の優先順位はまだ低いという議論はさておき。
しかし、手元に配られている教材の理解が不十分なまま、あれもこれも目的なく副教材を乱発しても子どものモチベーションが何よりも下がります。
冒頭記したように、成績は学力だけでなく、心も大切です。
副教材を導入する場合は、
・何のために
・優先順位は高いのか
・レベルは適切か
・時間あるのか
この4つの視点で導入しましょう。
✅ レベルに合わない教材を行う
6年生は5年生までと異なり、ペースメークが社会以外は意味をなさなくなります。
ほぼほぼ新出単元の消化が終わっていますから。
そこで大切な視点が、今出されている宿題のレベルは適切なのかという視点。
偏差値50のお子さんが行うべき教材は、得意分野は偏差値55を目指す教材。苦手分野は偏差値50を目指せる土台を作れる教材が最も適切です。4科目でクラスが決まる塾はクラスの中で算数に支えられて所属している子もいれば、国語に支えられて所属している子もいます。もっと細分化すると、割合は得意だけど、図形は苦手というパターンもあるでしょう。その中で一律の宿題が出されますので、科目・単元によってはtoo muchになっていることも。6年生は特に所属の先生や利用されている個別指導の先生とのコミュニケーションを積極的にとり、相談をしましょう。
6年生になって基礎をすっ飛ばし、急に宿題の難度が増しているというケースも見受けられるため、要注意です。
✅ 行き当たりばったり
「予定は未定」
これは間違いありません。
綿密に練っていても計画は崩れるものですし、中学受験は不確定要素も多いので、なおさらです。
1日午前以外は直前で第二案に変更になったというご家庭もあるのではないでしょうか。
6年生は大変忙しく、土日もつぶれます。
そうなると、お子さんが1度も見にいったことのない学校に行かなければならないという不幸な事態も予測されます。
偏差値問わず、行く可能性のある学校は6年生でも連れていきましょう。
過去問を解かせてみたら、偏差値足りているけど合わなかった。
高大連携の話が出て、倍率が上がった。
こうした事態を想定して、できる準備は早めに。
