受験状況から見る5年生のやることリスト(勉強編)
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
いよいよ、本丸入試まで1週間となりました。
コマ追加や過去問分析追加をはじめとし、最新の受験動向を踏まえての併願校プラン練り直しなど、スタッフ一同、日夜忙しくしております。
さて、記憶が新しいうちに今年度の受験を通じて、5年生がやることリストとロードマップを示したいと思います。
入試が終わる=受験学年になるということなので、発信していきたいと思います。
①6年生前期(2月~7月)
・算数は「割合」「平面図形」「速さ」で弱点を作らない。
・国語は「漢字」「語彙」「語句文法」などの基礎学習で8割の精度+各読解題材の読み方と選択肢の解き方を補強
・理科は「コアプラ」「メモチェ」「マステキ知識」などの基礎学習で8割の精度を。
・社会は「コアプラ」「4まと」「メモチェ」などの基礎学習で8割の精度を。
夏までの至上命題は算数の重要分野で弱点を作らないことと、基礎学習の基軸教材で8割の完成度を目指すこと。
後述する後期の家庭学習は過去問演習が中心(タカベルでは週2年分といてもらっています)となり、家庭学習と通塾日数の兼ね合いがかなり難しくなります。
弱点補強と基礎学習を前期でこなせないと、過去問を行う意味(基礎がおぼつかないままアウトプットをしても意味がない)がなくなるので、折り返し地点の至上命題は弱点と基礎の積み上げです。
②6年生夏休み(8月)
上記がある程度こなせていることを前提で、
・算数は「場合の数」「規則性」「約数・倍数」の数3兄弟の積み上げ
・国語は各読解題材の記述対策
・理科は表とグラフ系への対応
・社会は統計資料や年表の積み上げ
前期で基礎を固めたうえで、夏休みは各科目の差がつきやすいところに絞って行う。
③6年生後期(9月以降)
・過去問1週間に2年分(タカベルでは)
・過去問の直しをする中で出た課題へのアプローチ
・社会は時事問題への対応
中学受験はゴール地点からの逆算の視点が大変大切です。
各フェーズでの対応が後手後手に回るほど、本来行わなければならないことがどんどん遅れます。
賛否はありますが、過去問はとにかく重要教材であると私どもは位置付けています。
過去問で傾向と時間配分と戦い方を体に叩き込み、そこで出た課題をつぶしていく。
なぜなら、過去問は学校が求める人物に近づくためのトレーニング。
同じ偏差値帯でも学校によって問題は全く異なります。
しかし、基礎学習が入っていない状態で過去問を解いても全く意味がありません。
これらを塾と両立する難しさがあるので、私どもは上記戦略に基づき、2月からは完全オーダーメイド型で中学受験を導きます。
入試休みの間に新年度の週間学習スケジュールをしっかりと練り、初動で遅れないようにしましょう。