中学受験コンサルティング タカベル

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モチベーションを高めるには

こんばんは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は前前号に少し記したモチベーションの上げ方について記したいと思います。

 

まず前提として、モチベーションは3方向から高めることを意識します。

 

①外部要因(他者からの言葉がけやご褒美など)

②内部要因(成績向上や目標設定や学校見学など)

③ライバル(①に似ているかもしれませんが、①は親御さんや先生。③は他のお子さんという違いがあります)

 

基本的にモチベーションがどん底(言ってもやらない状態)のときは、褒めやニンジン作戦で①に働きかけることが有効で、①が充足しているときは、②に働きかけることが有効だと思っていました。

 

しかし、コーチングの経験を重ねる中で、モチベーションがどん底の時でも高学年は②でも十分にモチベーションを引き上げることが可能であるとわかりました。

 

まず、目標設定です。

これはとても重要です。

 

なんのために勉強しているのか、なんのために算数の式を書かなければならないのか、なんのために読解で線を引かなければならないのか。

 

これがわからない状態で学習を進めているお子さんが多いのが現状だと思いますが、ここを説明してあげることが重要です。

 

今やっていることの意義を考えさせるということです。

 

中学受験を頑張れば、6年間(10年間)楽になるだけでなく、実験や解剖などのやりたいことを教育で受けられる。

中学受験を頑張れば、意識の高い子達に囲まれた環境で学習を進められる。

算数の式を書けば、思考が整理される。

算数の式を書けば、途中式を書く学校に対応できる。

線を引けば、そこが答えになっている可能性が高い。

線を引けば、時間が足りなくなる現象が起こらなくなる。

 

などなど、、、

 

「中学受験の勉強を頑張りなさい」「式を書きなさい」「線を引きなさい」

 

これでは、子どもはもう動きません。

それどころか、社会人ではまずい指示待ち人間になるだけです。

 

今やることは何のためにやらなければならないのか。

 

そして、そのための目標設定を一緒に考えていく。

 

この流れが非常に大切です。

 

もちろん、ご褒美や言葉がけなど、①に働きかけることも重要です。

 

せっかく立てた目標に向かって頑張っているのに、「まだできていない」と言われたら、即時にやる気を失うからです。

 

なので、大切な視点は「目的を伝え、そのうえで目標を考えさせ、前向きな言葉で評価する」

 

①と②を組み合わせた手法が今の子供たちにとってはとても大切なのだなと感じる毎日です。

 

最後に、目標設定は「少し頑張れば手の届く水準」に設定することがよいと思います。

 

合格最低点に100点足りない状態から、次回は合格最低点をとるという目標設定は現実的ではありません。

 

このように壮大すぎる目標を掲げると、やらなければならないことが多く膨らみ、やる気を逆に失います。

 

これを10点アップなどというような「少し頑張れば手の届く水準」に設定すれば、計算ミスに気をつけようだとか時間配分に気をつけようだとか、具体策にフォーカスが当たるようになってきます。

 

目標という常に立ち返るところがある人間は強いです。

 

3月には新年度初回のテストが開催されます。

 

何か目標を設定し、本番への歩みを進めていきましょう。

2025年02月19日 20:02

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