国語の学習で意識してほしいポイント(前編)
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は、国語の学習で意識してほしいポイントを段階別で記していきたいと思います。
私のXのアカウントでも発信しているように、各偏差値に応じた国語の課題は下記の通りです。
40以下…集中力、音読練習、語彙力
45以下…語彙力、精読力(線引き)
50以下…速読力
55以下…問題慣れ
60以下…記述力
これに基づき、ステップ別に記していきたいと思います。
第一ステップ:漢字と言葉の積み上げ
第二ステップ:漢字と言葉の意味を確認・理解する
第三ステップ:音読練習を毎日継続
第四ステップ:本文で重要なところを線引きする
第五ステップ:要約の練習を行う(説明文は小見出しづけ)
第六ステップ:本文の重要なところとそうでないところで読むスピードに強弱をつける(文章の重要なところとそうでないところをとらえる)
第七ステップ:選択肢の問題の切り方や引っ掛けポイントを学ぶ
第八ステップ:記述の型を身につける
(同時並行:語彙力を積み上げる)
まず、国語は漢字が出発点です。漢字→熟語→熟語と助詞→文節→文→文章という構図です。
語彙力とも関係しますが、つまり、漢字ができなければ読解のスタートラインには立てませんし、その意味を理解しながら行うことが重要です。「講演」はみんなの前で喋るから、ごんべん。「公演」はみんなの前で披露するから、公。という具合に、ほぼこじつけレベルでよいので、意味とリンクした理解が必要です。
次に音読です。黙読では日頃どのように読み進めているのかが把握できません。知らず知らずのうちに読み飛ばしたり、すでに読んだ行を読んでいるかもしれません。そして、意味の分からない言葉は間違いなくつっかえるので、そういう言葉をあぶりだすという意味でも音読は有効です。
そして、線引きの作業です。
中学受験の問題作成者の聞きたいポイントはたいてい同じです。
正しい箇所に線引きを行えていれば、そこを手掛かりに答えを探せばよいので、時間の短縮につながります。
このプロセスをぜひ身につけてほしいところです(線引きのポイントは過去ブログをご確認ください)
第五ステップ以降のお話はまた別ブログで言及いたします。