社会の学習で意識してほしいポイント
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
1週間ブログの更新が滞っておりました。
実はこの間、胃腸炎を発症しておりまして、ダウンしておりました。
この間、面談の予定をずらしていただいたご家庭は本当に申し訳ございませんでした。
受験も仕事も体あってのことと、思い知らされました。
仕事のコントロールと食べ物には一層気をつけていきたいと思います。
さて、今回は社会の学習で意識してほしいポイントを段階別に記していきたいと思います。
第一ステップ…音読と重要単語のマーカー暗記
第二ステップ…要点チェックやまとめてみようを答えられるようにする(言葉を答えられるようにする)
第三ステップ…要点チェックやまとめてみようで聞かれた単語の意味を答えられるようにする。
第四ステップ…漢字
第五ステップ…今回の単元で出てきたグラフや写真(史料)の1位や2位、折れ線グラフの傾きが急なところ等をおさえる。
第六ステップ…練習問題等で演習する
第七ステップ…演習の時に正しい答えを書くだけでなく、なぜその答えになるのかにこだわる
昨今の中学受験の社会は「グラフ」「データ」「写真」「記述」が大きなテーマとなっています。
しかし、当たり前ですが、算数の計算と同様で基礎ができていなければ、これらの問題に太刀打ちはできません。
例えば、遠洋漁業と沖合漁業の言葉の意味が分からなければ、あるいは言葉自体を知らなければ、どの漁業がどのグラフを指しているのかという問題に当然答えられるはずはありません。
なので、基本はまず「言葉を答えられるようにする」「言葉の意味を答えられるようにする」
これらが最初の段階となります。
ここでやってはならないのは、いきなり問題(要点チェックやまとめてみようやデイリーステップや学び直し)を解くことです。
必ず、本単元のテーマや説明ページを音読することから入りましょう。
問題を解くだけでは因果関係がつかめません。しかし、テーマや説明ページには必ず「オイルショックがあったから、遠洋漁業が減少した」という因果関係が説明されています。
先ほど示した昨今の中学受験のトレンドである「グラフ」や「記述」はこの因果関係をつかむことこそが、得点のカギを握ります。
もちろん、算数と国語が優先ではあるので、あまり社会に時間を注げないというご家庭も多いでしょう。
そんな時は、週次の学習は第三ステップまでにとどめておき、その代わり、第三ステップまでは丁寧に行う。
この流れでやっていきましょう。
そして、次なる関門は「漢字」です。
もちろん、すべてをこなせるに越したことはないのですが、時間的制約や定着度で難しい局面もあると思います。
そんな時は欲張らずに、「地名」「人名」「建物」に絞って、こなしていくようにしましょう。
他の科目に余力があって、まだ社会の学習に注力できそうなら、第五ステップ以降を実践していきます。
その時に注目してほしいのは説明ページやテーマ記載の「グラフ」等の資料関係。
生産地ランキング1位・2位、他の工業地帯(域)よりも秀でている特色、折れ線グラフが急激に変化している箇所。
これらをインプットする作業を取り入れます。
最後に、練習問題等の演習を行って仕上げていきます。
ここで注意するべきポイントは、他の科目にも通ずることなのですが、「アではなくて、イなのね」で終わらせないこと。
他のウやエはどこが違うのか、ここまでこだわれると最高ですね。正しいものを選びなさいという問題は3つうそが書かれているわけです。勉強の仕方によっては、1つの問題で3倍知識を吸収できます。
と、記してまいりましたが、あくまでもまずは算数と国語です。算国に支えられた4科目偏差値が理想的ですし、学年が低くなればなるほど、理社に支えられた4科目偏差値は危険な兆候です。
できる範囲で実践してみてください。