6年生9月以降を見据えて
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
私事ですが、ダイエットを始めてちょうど2か月が経過し、約12kgの減量に成功しました。
ずいぶんと体も軽くなり、仕事のパフォーマンスも心なしか上がってきたように思えます。
今後は普通の食生活をしながら、体型維持に努めること。これにフォーカスをあてて頑張っていきたいと思います。
さて、本日は主に6年生の保護者の方に向けたテーマで執筆していきたいと思います。
6年生9月以降は親御さんもお子さんも大変忙しくなります。
まず、生活の中心になるのが過去問演習。
タカベルが毎年毎年、超重要視しているのがこの過去問演習。肌感覚ですが、この過去問演習のやりこみ具合によっては偏差値5程度の差は簡単にひっくり返るだけでなく、ひっくり返せることを確信しています。(7月頃に毎年大好評の「過去問分析サービス」の先行案内を予定しています)
では、どのくらいの分量を解いていただいているのか。
あくまでも目安ですが、タカベルでは
第一志望10年
第二・第三志望5年
第四・第五志望3年
合計26年分を9月下旬から12月下旬までの13週間で実施いただいています。
つまり、週2年分のペースで解いていきます。
普通じゃない?と思うかもしれませんが、過去問は1年分4科目を解くだけで3時間を要します。
そして、当然ここでも大切なのが「直し」
解説を見ても理解できないので、家庭教師陣にはこの「直し」に全ぶりをしてもらい、家庭学習ではできなかった問題の課題感をつぶす。(生物分野での失点が目立つ場合、それに対応する教材を高畑が学習計画に盛り込む)
最後に、家庭教師に習った「直し」を自力で解けるかどうかをもう一度自分で解く。
この徹底した過去問学習を行うことで、手前味噌ではありますが、第一志望53.3%・第二志望まで86・6%という合格率を達成してきました。
なにが言いたいのかというと、かなりの時間が過去問学習にとられるということです。解くだけで週6時間、家庭教師に直しを実施してもらうのに約週3時間+家庭教師の指導しない科目3時間、習ったところをもう一度解く2時間。週14時間程度は過去問に費やすことになります。
それに集団塾の宿題や授業の受講が重なると、とてもではありませんが、回りません。
したがって、この怒涛の9月以降を迎える前に下記のことを行ってもらいたいと切に願います。
①基礎学習の積み上げ
算数であれば、重要単元(割合・速さ・平面図形)の基本問題や下剋上算数・重要問題チェック・基礎トレなどの1行問題。
国語であれば、漢字・語句文法・語彙の3点セットに加え、記述を除く物語文・論説文の読み方・解き方の定着。
理科であれば、コアプラやメモチェなどの8割の知識習得に加え、物理化学の5年の内容の定着。
社会であれば、コアプラやメモチェなどの8割の知識習得に加え、年表・統計・憲法等の積み上げ。
②学校見学
6年生9月以降はモチベーション向上と目標の再認識のため、志望度の高い文化祭は連れていくべきですが、それ以外はお子さんは勉強にフォーカスをあてさせたいところです。したがって、この春のシーズンに受ける可能性のある学校は積極的に回っていくようにしましょう。特に、今はモチベーションが落ちやすい時期なので、より有効です。
私の性格もあるのかもしれませんが、先の見通しが立たないとイライラするタイプです。
今後これが待っているというのが分かれば、前倒しで手が打てます。
その一端を本日はお示しいたしましたので、今一度学習計画の再考をしてみましょう。
受験はまだここからが勝負です。