埼玉入試・千葉入試を見据えて
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は埼玉・千葉入試の位置づけについて、記していきたいと思います。
なお、本記事は合格をもらっても、埼玉や千葉に通えない方向けに執筆いたします。
通えないのならば、受ける必要はないのでは?と思うかもしれません。
いいえ、絶対に「受けるべきです」というのが私どものスタンスです。
実際、神奈川や東京南部にお住いの方も最初は受験することに消極的でしたが、2月入試が終わったあとに「この埼玉入試が非常に効きました」と卒業生の保護者の方々から多く、コメントをいただいております。
では、どういう目的で埼玉を受験することが大切なのか。3つの理由があります。
①午前受験・午後受験の練習
②どちらかで合格をつけて自信をつける
③駅周辺からの独特の雰囲気を経験する
この3つが大きな理由として挙げられます。
まず①について。
模試と入試は全く別のテストと考えた方がよいと思います。
模試は「合格率〇%」というフィードバック。入試は「合格か不合格」かの世界。
全く別物です。別物であるからこそ、緊張しますし、大変疲れます。
そして、2月1日は午前・午後両方を受験される方が多いわけです。(1日午前の結果がまだ分からないため)
中には1時間の移動を強いられるご家庭もいるでしょう。
そうした際に、埼玉受験・千葉受験を活用し、午前受験と午後受験の経験はしておいた方がよいと思います。
次に②について。
必ず合格をつかむという視点も大切にしてほしいと思います。
入試は残酷なもので、「合格か不合格か」でしか、尺度はありません。
全くそういうわけではないのですが、子どもにとって合格は今までの努力が認められた気になる一方で、不合格を突き付けられると今までの努力が否定された気になってしまいます。
通わない埼玉受験でさえ、仮に2連敗でスタートしてしまうと、2月1日に子どもは不安な状態で臨まなければならなくなります。子どもの気持ちを第一に考えるという視点に立てば、第一志望校と同じ偏差値帯の学校と絶対に合格がつかめる安全校の2つを埼玉・千葉入試で受験することが大切です。1つでも合格をもらえる受験プランを組み立てましょう。
最後に③について。
埼玉入試はある意味で2月1日よりも独特な雰囲気かもしれません。東京北部や埼玉にお住いの方はもちろん、前述のような練習受験として、神奈川・千葉・東京南部の方も一斉に集結します。2月1日は各駅に分散されることを踏まえると、ある意味で1月10日前後の大宮付近が最も独特の雰囲気と言えるかもしれません。
特に緊張するタイプのお子さんは、本番を見据えた練習の場として活用した方がよいと強くお勧めいたします。
受験で最も大切なことは、お子さんの「メンタリティー」。
親御さんの安心がお子さんの安心につながるという視点から、私どもはコンサルティングをメインサービスに据えているのですが、お子さんの気持ちを第一に考えた受験戦略というのが、昨今の中学受験では特に大切になっています。
毎年、大宮近辺のホテルは埋まるのが早いですから、ぜひ前向きに検討いただき、予約を行っておくことをおすすめいたします。