偏差値55の壁
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
偏差値50は安定的に残せる。
ただ、50後半になかなか届かない。
上位50%と上位30%の間には目に見えない壁が存在します。
この20%の差になっている要因をまとめてみます。
✅ 計算ミス
どんなテストでも最初の方の問題の方が後の方の問題よりも正答率が高い。
そして、配点は最初の問題も後の問題も同じに設定されていることが多い。
ということは、正答率の高い最初の方の問題で落とさない方が強い戦い。
大問1と2こそ慎重に。後の問題を後回しにしても、最初の方の自信のない問題を2回解き。
✅ 見たことのない問題で手が止まる
どのテストも大問1~3を落とさなければ平均点にのるようになっています。(概ね)
前述のように計算ミスで差がつくという側面もありますが、大問4以降で少しでも貯金を作れるかどうかがポイント。この大問4以降は解法丸暗記では通用しないことが多い。
見たことのない問題も出てくるから。
意識の持っていきかたは2つ。
「聞かれていることからの逆算思考」
「(2)は(1)を使うという意識を持つ」
偏差値50で留まるお子さんは解法を暗記している子が多いので、文章を読んで知らない問題だと手が止まります。逆に思考のヒントさえ獲得できれば手が進む。解法は入っていることが多いから。
今問題で速さを聞かれているから、距離と時間の情報が必要。だから、この2つを求められないかを探そう。(1)をクッションに(2)を設定していることが多いから、(1)の条件を使えないか考えよう。このクセを身につけることが重要となります。
✅ 漢字と知識で8割以上とれていない
国語の漢字と知識は算数でいうところの計算と同義という意識を持ちましょう。
ここでボロボロと失点してしまったら、読解でリカバリーをしなければならない。
前述の算数のようにどっちの方が楽なのかという視点を持つことが大切です。
✅ 記述不戦敗
上位30%に入るには周りと同じことをしていてもだめです。
偏差値50にとどまっているお子さんに多いのは読めるが書けない。もしくは、読めるが書かない。
記述は書き方の型というものが存在します。これを公式化している良本はたくさんあるのと、書くことが苦手な場合は要約用の教材から始めるとよいです。書くことへのアレルギーを取り除くスモールステップ型勉強が必要となります。
そもそも、四谷系列であれば「文章中の言葉をつかって」とハードルを下げる枕詞がついているので、この点は重要です。
✅ 語彙力の積み上げ
先日のライブでも話題になったように、国語は語学です。
英語を学ぶときに単語から仕込まれるのと同様、言葉を知らなければ読めません、書けません。毎日の地道なトレーニングが20%の差を分けるので、ここはいつか実を結ぶ、いつかその言葉が出てくると思い、素振りと同じ感覚で積み上げていきましょう。
✅ 知識を知っているだけ
理科と社会に出てくる言葉は知っている。でも、それが線になっていない。
「後醍醐天皇」という名前は知っているから、「後醍醐天皇」を答えさせる問題を出されれば答えられるが、いつ何をやって誰に敗れた人なのかというところまで知識が結びついていないと、偏差値50にとどまってしまいます。穴埋めや1問1答のみに終始してしまうとこうなりがちなので、テキストの音読で流れをつかんだり、理科では映像と結びつけるなどのひと手間が必要になります。
~まとめ~
・偏差値50が取れるということは基礎学力があるので、勉強法の工夫にメスが必要。
・全科目において単純暗記と宿題のみにとどまると、この壁にぶち当たる。
課題をピンポイントに克服する副教材の導入も交える。
・算数と国語で差がついているという認識をもつ。優先順位等を見直す。
