中学受験は併願校選びがカギ
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
9月末から過去問分析サービスが始まり、時間配分・捨て問戦略・効果的な副教材や勉強法の提案を日夜行っています。
ここからは志望校が求める人物像に近づくトレーニングをしていくフェーズ。
スタッフ一同、残り3か月半追い込みをかけていきます。
さて、偏差値の高い学校ばかりを受けてはいけないということがだいぶ世間的にも浸透してきました。
理由はさんざん記してきたので割愛をいたしますが、併願校選びはつくづく大切だと感じます。
5年生以下のご家庭も今は文化祭シーズンで多くの学校を見学しているころかと思いますが、来年度以降の予習もかねて、下記の視点も忘れないようにという想いで、一筆執らせていただきます。
志望校を選択するうえでいくつも判断軸はあるでしょう。
・子どもの性格と雰囲気がマッチしているか
・アクセス面
・宗教色の有無
・別学か、共学か
・試験日程
・やりたい部活があるか
・合格実績
・留学プログラムの有無
・カリキュラム
・補習サポート体制
などなど…
判断軸を上げればきりがありません。
ここに追加する重要な要素として、「問題傾向」を付け加えておきたいところです。
6年生で過去問真っただ中のご家庭はお感じになっていらっしゃるかと思いますが、第一志望と第二志望で問題傾向が180度異なる学校を選択してしまった場合、それはそれは対策がかなり大変です。
第一志望と第二志望はそこまで偏差値に乖離がないご家庭のケースが多く、この傾向が大きく異なると、レベルの高い大きく異なる2つのテストの対策を行っていかなければなりません。そうすると、単純に対策にかけられる力が薄まります。
したがって、併願校選びは一筋縄ではいかず、多岐の要素に渡って慎重に考えなければなりません。
私たちが併願校選びのコンサルで特に大切にしている点は、この問題傾向の中でも苦手科目の傾向。
苦手科目である場合、基礎に立ち返らなければならないシーンも往々にして存在します。
その際にこの苦手科目で特殊な問題傾向が併願校に入っている場合、第一志望に向けた苦手科目の基礎固めと第二志望に向けた特殊傾向に対する両立を行わなければならなくなります。
これは非常に苦労します。
現在、5年生以下のご家庭は偏差値という枠にとらわれず、幅広く学校見学を行い、興味のある学校を試験日程に応じて複数リストアップをしておきましょう。
そして、そのリストアップをした中で第一志望群を軸とした苦手科目の問題傾向を簡単に確認しておく。
ご参考になりましたら幸いです。
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