成績の上がる家庭学習3要素
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は今週土曜日の新サービス会議に向けて、準備を進めています。
過去3年弱で250名あまりのご家庭とお話をさせていただいてきました。その際にご家庭が感じていたお悩みや困り感を解決する新サービスを2つほど用意しております。こちらは今週の会議で決定しましたら、来週のブログにて公表を行いたいと思います。
代表高畑は今受け持ちの6年生の学習指導をもって、家庭教師業務からは退きます。来年度は従来通りのコンサルティング業務、新サービスの業務、業務拡大に向けての採用業務の3つを行っていきます。登録すれば100%合格ではなく、理念を共にできる質の高い家庭教師の採用を行ってまいりますので、2月までは家庭教師は入会待ちであること、ご了承いただけますと幸いです。
さて、本日は家庭学習について執筆を行いたいと思います。
10月からご入会いただいたご家庭の成績が家庭学習のやりかたを変更しただけで、早速急上昇しました。
私共がどのご家庭にも提案していることは、「量よりも質」という点です。これは創業以来、一貫して提案をさせていただいていることです。実際、上記のご家庭や昨年度持ち偏差値から10弱離れた学校に合格されたご家庭も、お申込みの段階と比較して学習している量は7割くらいになっています。しかし、確実に結果になっています。
本日はこの理由について、私なりに分析を行いたいとい思います。
①塾の宿題はあくまでも目標
塾によっては宿題の量で家庭学習をコントロールするところがあります。家庭の学習まではつきっきりで監視するわけにはいかないので、量を出すことによって勉強を行わせようとする意図だと思います。
ところが、10人子どもがいたら課題は10通り。算数に苦手意識を抱え、社会は得意だというお子さんの場合、当然家庭学習は算数に重きを置かなければなりません。しかし、宿題というものはクラス全員一律のものが提示されます。
そうなると、今本当に必要なことに時間が割けないという事態が発生します。
家庭学習というものは長期的な視野をもち、本当に今必要なことに時間を割き、今の段階では不要なことは間引くなどの軽重付けが大切になります。この優先順位付けを誤り、日々の宿題を淡々とこなしているだけでは一時の結果は出ても、真の実力が付くとは思いません。
②量を重視した勉強だと忘れる
経験ないでしょうか。定期テスト前の一夜漬け。かくいう私も中学はこの類でした。
翌日の定期テストでは点が取れても、テストが終わるとごっそり忘れる。
人間の脳のキャパシティーには限界があります。
前記事にも記しましたように、長期的な視野をもった中学受験が重要だとするならば、量を短期間に詰め込むこの勉強は最悪であると言えます。
特に、4年・5年のような新出単元を毎週のようにこなす学年ではインプット事項が毎週のように降ってきます。もちろん、一定の演習量は当然必要ではありますが、量を減らして、質を高め、忘れづらい勉強法を取ったほうが長期的には勝ちです。
そのため、私共は全ご家庭に対してアウトプット重視の勉強法をご提案しています。
③教材数ではなく、教材選び
4~5年生で副教材を教えてくださいとのご相談を頂くことがあります。ご提案はしていますが、必ず「オススメはしませんが」という前置きを行います。
塾の教材のレベルが本人に合っていない場合は有効であることが多いですが、特定の塾の教材を除き、単元の導入部分の解説はきめ細かいテキストが今の塾は多いという印象です。その塾のテキストをしっかりとこなせていないのに、副教材に手を出しても効果的でないことの方が多いです。1つの教材を信じて、それをボロボロになるまでじっくりと取り組むこと。これがなによりも重要だと考えます。
前述の持ち偏差値から10弱離れていたにもかかわらず、合格を手にしたご家庭。受験が終了したタイミングでうれしいご連絡を頂きました。「受験終了まで活用した理社の教材だけは自信がついた記念として、飾っておきたい」と。
1つの教材を信じて行うことが、「できた」という実感をもたらし、自信につながります。
長々と記しましたが、私共タカベルが提案する成績の上がる家庭学習3要素は、
・学習の優先順位付け
・量ではなく質。アウトプットを重視。
・1つの教材を信じて、隅々まで。
このどれかが欠けても成績はあがりません。しかし、この3つを実行できたご家庭は着実に成績を伸ばしています。
これを行わせることは大変難しいと思います。しかし、年々激化する中学受験で第一志望に合格できる可能性は30%程度。家庭学習の質を高めなければ、苦戦を強いられます。
これを行わせることが難しいことも承知していますので、新年度はそれを解決する新サービスと厳選した家庭教師で稼働してまいります。
※2月~の新サービスの公表は12月上旬を予定しております。
※無料面談の受付は最短で12月20日以降となっております。年内ご希望のかたはお早めにお申込みください。