だから、自己肯定感は大切(後編)
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は自分語りの後編です。
前記事で、母校芝中学に入学するまでの紆余曲折のエピソードを記しました。
本日は入学後のお話をしていきたいと思います。
私は1次試験の合格者だったので、2次試験の合格者よりも相対的に基礎学力は低い状態で入学しました。
言い訳にはなってしまいますが、中2くらいまでは3月生まれの影響も少なからずあったと思います。
入学当初の成績はクラス40人中、20番台後半をウロチョロ。
心配した親による、親塾が始まりました。
中1は基礎学力の低さと要領の悪さもあいまり、あまり結果につながらず。。。
しかし、中2になって勉強量が増えてきたことや精神年齢がある程度追いついてきたことに伴い、親塾により、40人中、10番台に浮上。そして、何よりも勉強法を私自身が修得することができました。
そして、やってきた反抗期。
中3からは「勉強法はわかったから、俺にやらせてくれ」と偉そうに親に宣言し、安定的に1桁の順位をとることができました。
ただ、この成績が上がったことは何も自分で勉強法を修得できただけにとどまりません。
巷では「芝温泉」と呼ばれるくらい、おっとりした優しい同級生とどんな時も温かく見守ってくれている素敵な恩師がいたからに他なりません。当然、環境が良くなければ、頑張ろうというモチベーションにはつながらなかったはずです。
結果論ではあるので一概には言えませんが、親が最初に入れたいと思っていた学校に入っていたら、私自身もこうなれたかどうかの保証はまったくありません。(もともとの第一志望校を批判しているわけではないので、悪しからず)
それほど、「環境」というものは大切なのです。
偏差値ではなく、その子に合った「環境」です。
私で言えば、中学受験で得られなかった自分の存在感、自分が認められている感。
これが今の私を支えています。
逆に思い返すと、小学校の時に得られなかった自己肯定感。そして、中学・高校でも自己肯定感を得られなければ、今の自分があるとは到底言えません。
どちらかというと引っ込み事案あだった私が、オープンマインドな人間になれたのも、よくも悪くも中学受験のおかげです。
そして、それはすべては「自己肯定感」が育めたことに他なりません。
日頃の学習の中で、親御さんは目先のテスト・意中の学校。これに向かって日夜、邁進していることと思います。
しかし、見つめてほしい視点はお子さんの自己肯定感の状態。
平たく言えば、お子さんが目指したいと思っているプロジェクトであれば、どんどん応援してあげましょう。
ところが、お子さんにまだ目標がなく、お子さんがやらせれ勉強になっている。
そうしたお子さんをお持ちのご家庭は、「お子さんのペースを待つ」
この視点を忘れないでいただきたいのと、タカベルはそれを支援する最適な環境であることをスタッフ一同、自負しております。