成績低迷からの脱却に必要なエッセンス
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は4・5年生の集団塾に通われているご家庭向けに、「成績低迷からの脱却に必要なエッセンス」をお届けしたいと思います。
まず、前置きとして、このブログをお読みになっている方の中には、ご自身が中学受験を経験されたという方もいるでしょう。
私も連日無料面談とコンサルを行う中で、親御さんが中学受験を経験された方が年々増えているという印象です。
その中で、たまにご自身が経験した時代の尺度でお話をされている方がいらっしゃるのですが、昔の中学受験と今の中学受験は全く別物であると言って差し支えありません。
当時の偏差値と今の偏差値が大きく変わった(上の意味で)学校もありますし、当時の競争相手とは比べ物にならないほどの子供たちが受験をしますので、当時の偏差値50と今の偏差値50でも全く別次元のものさしとなります。
1度入試問題を見てみることで、「今の子たちは大変なんだなぁ」と納得される保護者の方もいます。
成績低迷に焦る前段階として、外部環境を把握することは何ごとも大切なので、折をみて、試験問題を見てみることをお勧めいたします。
さて、本題に入ります。
こうした厳しい外部環境である以上、成績低迷からの脱却は簡単なプロジェクトではありません。
10以上のことを実践した先にようやくたどり着くという世界なので、まずはできるところから着手をしていきましょう。
✅朝の時間にできるだけ多くの基礎学習をこなす
✅学習計画は各科目スモールステップで(各科目、毎日少しずつ)
✅学習計画に各科目アウトプットを盛り込む
✅学習計画に先週まちがえたところを盛り込む
✅間違えた問題の管理
✅お子さんの現状の立ち位置に即した教材を行う
✅テストの過去問等、実践形式での練習
✅休憩時間のルール
✅睡眠時間の確保
✅お子さんのモチベーションを高める
✅親御さんのオフの時間の確保
✅ご夫婦間での役割分担
などなど…
パッと思いつく限りでも10を超えました。
上記は私どもが考える優先順位の高いもの。
これだけのことを行って、初めて成績アップにつながってきます。
成績というのは、相手がいることです。相手との立ち位置で決まります。
当然、10聞いても理解度は人それぞれ。
これを補い、追いついていくには間違いなく家庭学習が大切です。
しかし、昨今の中学受験は難解で、子ども1人では勉強することが難しくなっています。
であるからこそ、それをサポートする親御さんのメンタルも大切なのです。
親御さんが焦れば焦るほど、お子さんはやる気を失います。
(なので、項目に一見関係ない親御さんのオフの時間確保という点も記させていただきました)
せっかくですから、上記の1つについて、詳しく解説していきます。
成績上位層に決まってみられる特徴は、「朝の時間の使い方」
過去に御三家に合格されたお子さんは、朝のうちに
・計算
・1行問題
・漢字
・語句文法
・語彙
・理科のメモチェ
・社会の4まと
・年表
これらを学校に行く前にさばいていった猛者でした。
もちろん、大切なのはお子さんのペースに応じてなので、こうなるようにとは言いません。
しかし、朝学習でいかに貯金を作れるのかという視点は大変大切です。
まず、成績を上向かせるには基礎学習が必要不可欠です。
成績のよいお子さんは大問1と2の失点が極めて少ないです。
(振れ幅のあるお子さんでも、成績が良いときは、決まってこの傾向があります)
前述のように外部環境が厳しさを増しているので、毎週のカリキュラムがしんどくなっています。
そうなると、「計算をはぶこう」「漢字をはぶこう」という状態になり、練習でできないことは本番ではできないため、本番でも計算ミスを起こしてしまいます。
これを改善するには1日の始まりの時間で貯金をつくること。これにつきます。
また、この朝型にすることで、本番を想定した脳にもなってくるのです。
たいてい、組み分けや模試や合不合は朝スタート。言わずもがな、入試も朝スタート。
これに慣らせる脳に自然と作りかえることができます。
なんか暗いお話となりましたが、1歩1歩上記の✅ポイントをつぶしていけば、間違いなく成績は上向きます。
できるところから1歩1歩。
何事も難解なプロジェクトだからこそ、面白く、感動も多いのです。
高ければ高い壁ほど、登った時気持ちいいのです。
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