中学受験コンサルティング タカベル

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成績下位からの中学受験 逆転合格術⑥

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルです。
さて、5年生5月で大手塾最下位クラスから逆転合格をとげたお子さんのシリーズも6
回目となりました。簡単にここまでの内容をまとめてみます。
 
① スケジューリング
4年生の内容に一旦立ち返って、復習を行いました。算数と国語に絞りました。
 
② モチベーション
やるべきタスクを丁寧にこなさなかった時だけ、叱る。ご家庭とこの点を共有しました

 
③ 算数
計算、一行問題、基本問題を時間を気にせず、途中式や何を求めたのかを書かせる
など、丁寧に取り組ませました。
 
さて、今回は続きです。この算数学習もひと手間を加えることで、より定着が図られて
きます。
 
それは、「解法を説明させる」ことです。
 
わかっているかどうか、理解できているかどうかを確認する手段は〇付けではありま
せん。なぜなら、何度かその問題を解いたことがある場合、答えを覚えてしまっている
可能性があるからです。子どもの記憶力を侮ってはいけません。そこで、解法を説明
させて理解できているかを確認しましょう。
 
しかし、すべての問題の解法を確認させることはしません。時間がいくらあっても足り
ません。計算問題や公式を使って解く単純な問題(円の面積などの問題)は説明させ
る必要はありません。前記事に載せたような丁寧に取り組ませれば合格とします。
このような問題は解法を説明させることを意識しましょう。
 
「さとしくんとひかりちゃんの持っているお金の合計は4000円です。さとしくんがひか
りちゃんの4倍のお金を持っているとき、それぞれの持っているお金はいくらになりま
すか。」
 
算数が苦手な子は4000÷5と機械的に処理を行おうとします。しかし、これでは算
数の勉強をしていることにはなりません。なぜなら、理解というプロセスがそこにはな
いからです。算数で重要なことは、「なぜ、5という数字を使ったのか」「なぜ
、4000÷5になったのか」という点が学習には大切なのです。暗記算数になっている
と、間違いなく成績は伸びません。
 
タカベルの学習指導は、この「なぜ」を徹底的に突き詰めます。指導者が一方的に話
している授業は知識のインプットでしかありません。指導者は授業内の口数が少ない
方が、よい授業なのです。徹底的に答えさせることに拘らせたアウトプット型授業が我
々の特徴です。
次回は、算数の最終号を記したいと思います。
2021年03月18日 20:00