中学受験コンサルティング タカベル

家庭教師 × コンサルティング 学習指導と効果的家庭学習で成績アップ!!

2025年8月の記事:ブログ

テスト前後の親御さんの心構え

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

明日は組み分けテスト、来週は合不合とテストシーズンがやってまいりました。

そこで、テスト前後の親御さんの心構えをまとめておきます。

〜テスト前日〜

✅苦手を克服しようとしない。1日で解決するには限界があります。

✅得意な単元をあえて行う。プラスのイメージで本番に向かわせる。

✅理社や漢字関係を中心に。直前でも積み上げ可能なものを重点的に。意外と社会の漢字は盲点。

✅各科目時間配分と余白のスペースの使い方を確認。特に国語は時間配分を決め、算数は計算スペースの使い方の工夫を。

✅できなくても「大丈夫、大丈夫」と前向きな言葉がけ

〜テスト当日朝〜

✅朝学習は計算程度にとどめる。範囲の単元を行ってできないと、子どもも不安になる。

✅糖分摂取で脳を活性化。食べ過ぎ注意。

✅「クラス上がったらどうする!?」「どの子よりも準備してきたから、大丈夫」など、とにかく乗せる。

〜テスト直後〜

✅「どうだった?」「できた?」は禁句。

✅「これ、やったじゃん」などは絶対に言わない。

✅直後は振り返らず、まずは休ませる。

✅シンプルに「お疲れ様」。この一言がお子さんは嬉しい。

〜テスト返却後〜

✅100-目標偏差値の正答率を中心に直す。

✅直しノートを作成。これが自分オリジナルの教材になる。

✅テストまでの家庭学習の振り返り。良かったところと改善点を話し合う。

✅次回のテストに向けて反省点と目標を話し合う。

✅次のテストに向けたスケジュールに出た話し合った課題を落とし込む。

 

講師を増員し、わずかではありますが、過去問分析プランの2次募集を開始しました。ご興味のあるご家庭はお早めにお申し込みください。

2025年08月30日 07:33

2月1日午後の考え方

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は2月1日午後の考え方について、大枠を執筆いたします。

 

特に埼玉や千葉には地理的に通えない方は2月1日午後の学校選びは慎重に行う必要があります。

 

なぜなら、地理的に通えない場合、2月1日からが事実上の入試のスタートになるからです。

 

しかし、2月1日午後というのは大変曲者で、状況が大変読みづらいです。偏差値があてになりません。

 

かつて御三家合格者がY偏差値50後半の学校、早慶合格者がY偏差値50前半の学校で不覚をとったこともあるほどです。

 

また、定員が少なく、2月1日午前の合格発表がなされてないために受験者も多く、倍率は高め。

学校によってはしっかりと対策をとってきている子を前提とした問題作成を行う学校もあるため、慎重な判断が求められます。

 

そして、何よりも早い段階で通える学校で合格を手にし、お子さんの自信をつけて2日以降につなげるためにも、1日午後は慎重な選択をオススメいたします。 

 

1日午前・午後が連敗のスタートになってしまうと、親御さんだけでなく、お子さんにのしかかるプレッシャーは計り知れません。

 

受験はお子さんの気分をどう高め、どう乗せていくかが大変重要です。

 

偏差値ありきで選択することがないようにしましょう。

 

では、どのような基準でチョイスをしていけばよいのか。

 

まずは、6年生9月時点で自分の持ち偏差値よりも5以上下回る学校を2~3校チョイスします。(安全校と定義します)

 

そして、それらの学校の過去問の得点状況と1月に発表される直前の志願者状況を踏まえ、最終決定を行う。

 

手前味噌ではございますが、私どもの昨年の合格状況が第一志望50%超、第二志望80%超だったのは、この2月1日午後や埼玉・千葉のチョイスが的確だったと自負しております。それほど併願校は大切となります。

 

併願校は「安全校を早い段階で必ずセットし、合格し、自信をつける」「第一志望とそこまで傾向が乖離していない学校を選ぶ」

 

これがポイントになります。

 

行ける学校は1つです。戦略をもった併願校選択を行っていきましょう。

 

 

 
2025年08月29日 07:05

【偏差値50向け】組み分けテストの戦術

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日は四谷生の組み分けテストが3日前に迫ってきたということで、戦術と時間配分について記したいと思います。

 

しかし、これは成績帯によって全く異なる側面もあるので、BからCを目指す向けで記しますし、あくまでも参考程度にしてください。

急な変更はお子さんが混乱するので、くれぐれもご注意を。

 

なお、合不合などにも応用可能です。

 

【算数】(50分、大問約8つ)

 

・大問1(2分×3問)

 

・大問2(2分×8問)

 

・大問3(2・5分×2問)

 

・大問4(2・5分×2問)

 

・大問5の1(3分)

 

・大問6の1(3分)

 

・大問5の2(3分)

 

・大問6の2(3分)

 

・大問1と2の自信のないところの見直し(5~6分)

 

※大問7と8は避け、大問1と2の失点をいかに防ぐかが肝。

 

【国語】(50分、大問約4つ)

 

・大問1と2(5~6分)

 

・大問3(22分)7分~8分で読了。

 

・大問4(22分)7分~8分で読了。

 

※大問3と4(物語・説明)の順番は得意な題材から着手。

 

※抜き出し問題をスパッと諦められるかどうか、記述を白紙で提出しないかどうかが時間と点数を大きく分ける。

 

※特に抜き出し問題は、あたり(キーワード)をつけて探し、そこ周辺になければ後回し。

 

理科と社会は時間が足りなくなるという話はあまり聞かないので(BからC層では)、参考程度に注意点を。

 

【理社】

 

・漢字で答えなさいと言われていないものは欲張らない。

 

・理科の大問2以降は生物・地学分野からさばいていく。

 

・社会はリード文をすべて読んでから解いてはいけない。傍線部周辺だけで解く。

 

・理科・社会ともに2択で迷った場合は、次の問題に行き、最後に戻ってきて考える。(即決しない)

 

・グラフの読み取りは理社ともに時間を取られるので後回し。

 

ご参考になりましたら、幸いです。

 

タカベルではこのようなテスト戦術を授け、うまくいったことといかなかったことをコンサルティング内で振り返りを行います。

 

6年生の過去問では特にこうした戦術が大変重要になります。過去問分析プランではこのような戦術を余すところなく、伝授してまいります。

2025年08月28日 08:42

6年生後期の指針

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

本日はこれから訪れる6年生後期の指針について、まとめてみたいと思います。

 

①親御さんの最も大切な仕事はメンタルケア

 

ここからの6年生の親御さんの最も大きな仕事はお子さんのメンタルケア。 毎月受ける模試・過去問でお子さんは立ち位置が否が応でも分かります。やらなきゃマズイという意識も自ずと芽生えてくるものです。マイナス言葉をかけても良いことはないどころか自信を失ったり、テストに恐怖感を覚えるなど、事態はより悪くなるので、とにかくノセる、励ます。6年生の親御さんには不安や焦りは私にぶつけ、お子さんにはぶつけないように伝えています。 

 

②過去問は戦略をもって

 

私達の過去問に対する考え方は戦略立案と反省点のあぶり出し。 二度と同じ問題は出ない可能性が高いが、時間配分や傾向を体に染み込ませるという目的で過去問は重要。 稀にしか出ない難問のやり直しに時間をかけて注力する方向ではなく、大問2番までは◯分、(3)は全ての大問後回し、生物→地学→物理→化学の順番に解くなど、戦略をもって過去問学習を進める。過去問分析プランでこのあたりをガンガン情報提供していきます。 そして、過去問直しノートに「今回の反省点」をまとめておき、次回同じ学校の過去問を解く時に「意識しなければならないポイント」を添える。 次に過去問を解く時に、前回まとめた「意識しなければならないポイント」を確認してから、問題に取り組む。 最初に点数が取れないのはこの戦略が定まっていないから。解く中で徐々に点数が上がっていくのは要領をつかんできたからです。

 

 

③消化不良との戦い 

 

例えば、SAPIX生は平常・土特・SS・過去問と飽和状態に陥ります。 復習の優先順位をつけることが大切です。 例えば、SS>過去問>平常>土特 という具合に、 間違っても全てをこなそうとしないことが重要です。 前述の通り、過去問はその学校が求める人物像に近づくトレーニングなのでとても大切です。 過去問から判明した苦手分野を放置していると、求める学校の人物像には近づけません。 しかし、時間は有限です。学校も始まります。 10のタスクを5割の理解度で進むなら、5のタスクを8割の理解度で進むという心持ちで進めていきましょう。 これは科目ごとに落とし込んでも、同じことが言えます。 四谷生・早稲アカ生で算数が50以上あるお子さんは予習シリーズ下巻の「1行問題ベストセレクションステージ1」と「演習問題集★1」はカットするなど、メリハリをつけて学習を展開していきましょう。

 

長くなりましたが、 

・メンタルケア 

・過去問の戦略と反省 

・塾タスクを絞る 

 

この3点に注力していきましょう。 私共も9月からは5ヶ月ノンストップで、過去問分析対応とスケジュール作成に追われます。1人1人に最適なプランと戦術を授けて、全力でサポートします。

 

 

 
2025年08月27日 15:25

5年生後半から6年生前半の重点事項

・5年生後半→理科の成績も無視できないフェーズに5年生後半は転塾の相談のピーク。

 

その原因は、 比を使いこなせない 読解の題材の抽象度が増し、選択肢の難度が上がり、語彙力も求められる。 理科が原理・原則を伴う単元が中心になる 5年生前期で2科目のベースが整っていたお子さんでさえ苦労する、中学受験で最もハードルの高いフェーズ。3科目の難度が上がることから、1科目ごとの理解に時間を要し、学習が回らなくなる。

 

①前期の「割合」「速さ」「平面図形」を重点的に復習し、「割合と比」「平面図形と比」「速さと比」に力点を置く。 

②物語文と説明文の精読トレーニングを毎日続け、線引きや塊(意味段落や場面)を意識した要約、選択肢の切り方を身につけておく。

③5年前期で扱った理科の計算単元(てこ・気体・水溶液)の復習を重点的に。

④上記夏休みの準備期間を経ても苦戦する場合は、転塾よりもまず、タスクの優先順位を決めていく。モチベーションも成績も落ちやすいフェーズなので、1科目でも自信をつけさせたい。

⑤親御さんは独自の解法で教えようとせず、まずは塾でどう習ってきたのかという視点で、それに沿って指導をする。我流が危険なフェーズ。 

 

・6年生前半→5年生の学習がうまく回った場合、5年生後半よりも楽と感じることも。 6年生前半は最後の基礎固めのフェーズ。6年生後半は過去問演習と日曜日も特訓講座で時間がなくなる。頻出分野で苦手を潰すことが最優先事項。 

 

①成績がふるわない場合は、副教材に手を出すのではなく、5年生の教材を用いて弱点を補強していく。 特に、「割合」「速さ」「平面図形」「力学」「電気」「天体」等 

 

②算国が安定している場合は、早い段階でコアプラス・4まと・メモチェを仕上げ、「年表」「実験考察」「統計」「語彙」等、差のつきやすい領域に着手していく。

 

③受けるだろう学校の過去問に目を通し、毎年必ず出題傾向があり、苦手としている分野を重点補強ポイントに据えていく。 長くなりましたが、各フェーズにおけるポイントをあらかじめ把握しておき、先回りで準備をしておくことが昨今の中学受験では大切だと感じます。

 

6年生過去問分析の2次募集の受付が開始となりました。また、今年度の家庭教師の空きゴマが人気講師は埋まってまいりました。ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。

 

2025年08月26日 11:20

4年生前期~5年生前期の重点事項

・4年生前期→学習計画と学習習慣の確立 4年生から入塾というパターンが平均値。

 

このフェーズは学習計画と学習習慣の確立が最重要テーマ。まだまだ難易度が高くない今だからこそ、朝学習の習慣化や各科目の勉強法・学習計画を確立することが、内容が難化してくる夏期講習以降の鍵を握る。 

 

①インプットに偏らず、アウトプットも取り入れる 

②間違えた問題の振り返り日を設ける

③朝学習の習慣化 

 

・4年後期→算数特に注力を 

 

4年後期は算数入試頻出分野の導入を扱うケースが多いフェーズ。

 

算数の優先順位を特に高く持ってきましょう。この段階での他の科目の偏差値は正直当てになりません。しかし、算数だけはこの時点で優位性を確保しておかなければ、他の科目の量が増えてくる5年生でキャッチアップや復習ができなくなり、この導入段階での解法が分かっていること前提で5年生の授業は進みます。

 

①算数の学習比率を高め、理社はまだサラッと。 

②国語の精読トレーニングを段階的に。 

③漢字だけでも自走の習慣化。

 

 ・5年生前期→2科目偏差値を大切に 4年後期のベースを整えた上で、算数・国語の優先順位を高めるフェーズ。 

 

算数は5年前期で学習した内容を後期から比を用いて解く。前期の学習が入っていなければ、比どころの話ではない。5年後期が転塾やリタイアの相談のピークになるが、実は5年前期の過ごし方や定着度に原因があることが太宗。 5年後期から算数と国語は単元と題材に抽象度が増し、理科は暗記ではなく、原理・原則の理解を伴う単元のオンパレード。歴史嫌いな女子も多い。 中学受験で最も高い壁である5年後期につなげるために、5年前期は2科目で安定した結果を残すことがまずは大切。 同じ偏差値50でも、算国55理社40なら将来性高し。算国40理社60なら危険信号。 

 

①算数の学習計画の見直し(予習をするなど)

②語彙・要約・精読トレーニングなど、国語の学習法の工夫や必要アイテムの追加 

③理社のタスクを必要なものだけに整理

 

 

6年生過去問分析の2次募集の受付が開始となりました。また、今年度の家庭教師の空きゴマが人気講師は埋まってまいりました。ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。

2025年08月25日 13:47

逆転を呼ぶ過去問の進め方

業務多忙につき、久々のブログ更新となります。

本日はこれから始まる過去問のやりかたマニュアルをご紹介します。

 

タカベルでは9月の模試の結果を踏まえ、面談にて受験校の第一案を固め、過去問に取り組んでいただきます。

この過去問の取り組み次第では、良い意味でも悪い意味でも最終盤の逆転が起こる最重要タスクであると位置づけています。私どもは下記のように進めておりますので、ご参考になりましたら幸いです。

 

①    分量

 

・第一志望        約10回分

・第二志望・第三志望   約5回分

・第四志望・第五志望   約3回分

 

②    順番

 

・第二志望→第三志望→第一志望→第四志望→第五志望の順番に最新年度から実施。

 

③    ペース

 

・9月末から12月末までの13週間で上記の計26回分。1週間で2回分。

 

④    行う日

 

・水曜日など学校が早く終わる平日1日+土曜日の半日。

 

⑤    時程

 

・4科目制限時間を遵守し、休憩時間も本番と同様の間隔で行う。

 

~解き終わった後の手順~

 

1、〇付けをする。

2、解説を見て、その場で直しを行う。

3、分からない問題は家庭教師や個別指導に聞く。

4、3番についてここまでやってもらえたらベター。

  合格平均点と実際に取った点数の乖離を見て、

  ・基礎的で確実にとらなければならないレベルA問題

  ・差がつきやすいが、手が届かない問題ではないB問題を中心に解説してもらう。

  ・そこが取れても二度と同じ問題は出ないので、触らなくてよい難問のC問題はカット。

  要は、合格平均点に乗ればよい。

  そして、A問題やB問題をとるための今後の学習計画が示されたら最高。

5、1週間の中で、過去問間違えた問題DAYを設け、その週で間違えたA・B問題を再度解く。

6、解きなおしは各科目・各学校1冊ずつ直しノートを作成。問題を貼っておけるとなおよし。

 

7、解きなおしノートに反省点と次回同じ学校の過去問を解く際に気をつけるポイントをまとめておく。

 

8、次回同じ学校の過去問を解く前に、前回の反省点を見返してから解く。

 

9、1月に志望度の高い学校の過去問を制限時間を厳しくして再度解く。

 

タカベルでは毎年、過去問分析メニューを用意しております。多くの逆転合格を呼んできたこのプランを今年も行います。

本日より2次募集を開始ししました。1次募集で多くのお申し込みをいただき、担当講師を増員中ですが、9月初旬には定員が埋まることが予測されるため、お早めにお申し込みください。

 

 
2025年08月24日 12:12