中学受験コンサルティング タカベル

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反抗期の対処法①

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
 
さて、みなさんはいつ反抗期が訪れたでしょうか?
 
わたしは、高校生でした(笑)
 
おそっと思われたかもしれませんが、体と同じ。個人差があるのです。私は特別、幼かったですからね。
 
しかし、多くは小学校高学年ころからピークを迎えるのもこの反抗期。
 
つまり、中学受験と反抗期って、もろに被ってしまうんです。
 
今までは一緒に勉強をしてくれていた子どもも、「じゃま」「あっちいって」
 
今までは何でも話してくれたのに、「別に…」「飯は?」
 
今まではママ、パパとよんでくれたのに、「うるさいな、○○」(ここは割愛します)  等…
 
急激な変化に戸惑うでしょう。そして、腹が立つでしょう。
 
そりゃ、そうですよ。
 
いままで、子どものために多くの時間と手間と苦労とお金をかけてきたのですから…
 
ですが、ここで間違っても感情的な対応を行ってはいけません。
 
そもそも、感情がぶつかり合う状態って、全く生産的なやり取りではありません。
 
その時間があるのだったら、一人で勉強をさせていた方がまだましです。
 
そこで、ちょっとした思考の転換を図ることで、ストレスが軽減されます。
 
まず、「成長したんだな」と捉えましょう。反抗期ではなく、成長期と捉えるのです。
 
反抗期って病気ではなく、自然と誰もが経験する道ですから、なおすことは不可能です。
 
これをなおそうとするから、感情的になってしまうのです。見方をかえて、成長したんだなと喜ぶことにしましょう。
 
精神的な負担やストレスが少し和らいでくると思います。
 
次に、子どもの事情を十分理解してあげましょう。
 
高学年は、周りの子と比較をするようになる時期です。客観的にものを見ることができるようになります。
 
容姿、能力、家庭環境…
 
様々な要素で、「○○ちゃんはすごい」「○○君の家はいいな」等…
 
こうした比較ができるようになって生まれてくるのが、「劣等感」
 
どうせ、自分はできないし。頑張ったって、かなわないし…
 
こうした思考回路になります。そういう心理状態を理解せずに、頭ごなしに「〇〇しなさい」といっても、素直に聞くでしょうか。
 
聞かないですよね。
 
「もう、子どもではない。」
 
このように、捉えましょう。
 
保護者の役割は、こういう成長期になったときには、深く介入せずに考えさせること。
 
アドバイスだけ授け、選択権は子どもに与えること。
 
部下に接する気持ちで、対応すればよいと思います。頭ごなしに指示ばかり出してくる上司と、仕事の裁量を任せてくれる上司ではどちらの方がついていきたいですかという話。
 
私の場合は、特別幼かったので、自分で考えて行動する思考回路に育っていませんでした。だから、指示を出され、それをひたすらこなしていく方が伸びるパターンだったのです。
 
ただ、冒頭記したように、多くの子どもは中学受験時に成長期を迎えます。
 
自立の段階を踏んでいる子への鉄則は、子どもに選択権を与え、一定の責任を負ってもらうことです。(全部ではないですよ)
 
そして、その選択を最大限尊重すること。学校や塾でのプレッシャーに加え、家庭でもストレスを抱えていたら、中学受験はうまくいきません。
 
であるからこそ、中学受験を行う親御さんは発達心理学やコーチングについても学んだほうが良いと思う、今日この頃です。
2021年04月20日 09:00