ケアレスミス削減方法①
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
ケアレスミス…人間がやっているのだから、ヒューマンエラーが起きて当然です。
ところが、受験は残酷なもので、ケアレスミスが命取りになったりします。
そこで、今回からはケアレスミスの削減方法について記していきたいと思います。
ケアレスミスが起こる原因は日ごろの学習方法に問題点があるからだと考えます。
例えば…
①字が乱雑
「0」か「6」か分からない。転記ミスを起こしてしまう。
②ノートの使い方が悪い
升目を無視して、縦横無尽に計算を行う。こうしたことが習慣化していると、テストでも同じことが発生します。
③筆算を書かない
当然ながら、暗算を行うとミスの発生確率が高まります。
④問題文を読まない
周りの長さを聞かれているのに、弧の長さだけ求めて満足してしまう。考えずに、作業で勉強を行うと、こうした事象が発生します。問題の解かせすぎも原因として考えられます。
さて、これらを一気に解決することは難しいです。しかし、改善を促すことは可能です。その手法の一端を何回かに分けて、ご紹介します。
今日は、「目標を1日1つ定め、できたらほめる」
これについて、言及します。上記のように、ケアレスミスはさまざまな要素が積み重なり、発生します。きれいに書けているが、筆算を怠ったら発生します。筆算をしていても、字が乱雑だと発生します。
あることができていても、あることができていなければ発生してしまうのです。
そうした時に、ケアレスミスをしてしまったという結果だけに注目してしまうと、「筆算はやっていたのに」「字はきれいなのに」という、よかった部分も見逃してしまいます。
そこで、目標は1日1つに絞って、学習を行うようにしましょう。
例えば、ある週の目標を子どもと相談しながら、策定します。その結果、今週は
「ノートを敷き詰めて書かない、間隔を開けて使う」と定めました。
であれば、この点だけで評価をするのです。字が汚い、筆算をしていないは目をつぶります。そして、目標が達成できたらほめる。
そして、次の週は新たな目標を設定する。
このサイクルを繰り返し、徐々に進歩していく以外、ないのです。だって、人間がやっているのですから、ミスは起きますし、性格や特性も大きく影響します。
ですが、確実に言えることは、「練習でできないことは本番でできるようにはならない」という点。
一歩一歩、積み上げていきましょう。