ゴールデンウィークの過ごし方
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
さて、今日からゴールデンウィーク。子どもたちにとっては本当にかわいそうなゴールデンウィークになりました。
遠出もできず、自宅で過ごすことの多いゴールデンウィークとなりそうです。
しかし、裏を返せば、遅れを取り戻すチャンスでもあるわけです。
この期間を有効に使わない手はありません。
まず、6年生。この1週間で取り組んでおくべき、事柄について記します。
①平面図形、立体図形、割合、比、速さ。この5単元をレベル感にあった教材を用い、徹底復習を図りましょう。
(週テスト問題集、デイリーアプローチ等…)
②国語の読解を線引き、要約(難しければ、段落要約でよい)、設問。1日1題は取り組みましょう。
③早稲アカ生、四谷生は四科のまとめ社会を進められるだけ、サピ生はコアプラス、知識の総完成の復習。
④理科の計算分野(物理、化学)のレベル感にあった教材を用い、徹底復習を図りましょう。
夏までに、
①算数5単元の練習問題レベル
②読解の安定
③理科の計算分野の練習問題レベル
④社会の知識の積み上げ
この下地が完成していれば、2学期の特訓講座が有効なものとなります。
ゴールデンウィークを徹底して、この学習に充てましょう。
次に、5年生。5年生は10単元ほど、新出分野を消化したでしょうか。
特に、算数と国語の復習時間を捻出しましょう。
早稲アカ生、四谷生は組み分けを意識した勉強をさせようとしているかもしれませんが、まずは算数と国語です。
理科もまだ計算分野は登場していません。社会は、また11回から各地方のまとめに入ります。優先順位はさほど、高くありません。
このゴールデンウィークは算数の消化不良解消と国語の読解トレーニングに時間を割きましょう。
①算数…早稲アカ生、四谷生は1~9回の週テスト問題集。苦手な子はA・B。得意な子はB・Cにとりくめるといいですね。
サピ生は、1~10回のデイリーサポートの復習。苦手な子はA~B。得意な子はC~Dを中心に復習しましょう。
とくに、直近の速さは重要な単元です。解法説明をさせることをお忘れなく。
②国語…早稲アカ生、四谷生は6日間のなかで、説明文2題・物語文2題を演習問題集で扱えればベストですが、1題ずつでも構いません。
5年生のうちは、とにかく丁寧に取り組む。音読→意味調べ→質問対話→(要約)→設問。苦手な子は、1題を3日に分けて行いましょう
サピ生はB教材は難しいので、苦手な子はA教材や読解の要を用い、こちらも最低2題は扱いましょう。
これらをこなしたうえで、組み分け対策に移ります。そもそも、私は組み分け対策という言葉があまり好きではありません。
1週間のルーティーンをしっかりと質高く臨めていれば、テスト前に駆け込みで勉強する必要はありません。
何かしらの欠陥があるため、テスト前に駆け込みでやらなければならなくなるのです。
長期休みはテスト対策ではなく、苦手や重要分野を繰り返す期間。
効率の良い、ゴールデンウィークを過ごしましょう。