子どもと接するときに心掛けていること
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
連日のお問い合わせにはじまり、多くの体験授業にお申込みいただき、ありがとうございます。
嬉しい反面、体が若干悲鳴を上げているので、自己管理に気を付けながら日々邁進していければと思います。
さて、体験授業ということは当然ながら、はじめて出会った子。
いくら授業がうまくても、その子との相性が良くなければ、成績にはつながりません。
そこで、私が体験授業の際に心掛けていることを本日はご紹介していきたいと思います。
①子どものプライベート話をとにかく引き出す
私の前職は私立小学校の教員でした。1クラスに35人もいると、全員の話をじっくりと聞くことはなかなか難しい。
しかし、子どもは基本的には遠慮しない。他の子と話をしていようが、お構いなしに割り込んでくる。
つまり、子どもは「自分だけをみてほしい」「自分の話を聞いてほしい」こうした欲求に満ち溢れているのだ。
おそらく、どの子も日ごろの学校生活だけでは話足りないくらい、話し相手を求めている。
だから、私は子どもの学校の話や好きなものをとことん吐き出させてから、授業に入る。時には、一緒に解いている問題の題材を用いて、プライベートな話につなげていく。
学校の授業は1コマ長くても50分。90分も椅子に座った経験など、ほとんどないだろう。しかも1対1だから、常に集中していなければならない。これほど、子どもにとって苦痛なことはない。集団授業であれば、多少手抜きをしていても許される側面もあるが、家庭教師の前ではそうはいかない。
そんな90分をひたすら学習指導をして終わっても、子どもにとってはつまらない時間。それが余計勉強嫌いへとつながる。だから、私は題材を用いて子どもとの会話を楽しむ。そして、子どもにはたくさん喋らせる。ここをまずは念頭に置いている。
②学習指導はとにかく考えさせる
答えは言わない。答えを言う授業など、しない方がましである。
まずは、目の前の問題を解くために必要な要素を考えさせる。
言ってみれば、ケーキを作るときに必要な材料を考えさせる作業だ。
そして、その材料を求めるために必要なヒントを問題から探させる。
答えに誘導させるようなことは絶対にしない。とにかく、自分の頭で考えさせ、考え方のヒントだけ与える。
この繰り返し。なぜ、このようなスタイルをとっているのか。
本番に家庭教師がついていられるのならよい。でも、そんなことをしたら、試験会場から追い出されてしまう。
そう、本番は一人で問題と闘わなければならないのだ。答えをささやいてくれる人などいない。
問題を解くために必要な思考プロセスを本人に身につけさせなければ、合格は勝ち取れない。
一度やったことのある問題が出題されるテストなら、解法を教え込んだ方が効率がよい。ところが、目的は入試。
教え込みの教育では、自力につながってこない。
だから、私が助太刀して解決した問題は必ず解法を説明させる。「太郎先生、私に教えていただいてよろしいでしょうか。」という具合に。
お話好きな小学生は張り切って説明してくれる。そして、解けた喜びや大人に伝わった喜びを感じさせる。
家庭教師が問題を解けても仕方がない。子どもが解けるようにならなければならない。
だからこそ、教育者に学歴は関係ないと思っている。
コミュニケーション力×思考させる授業を思考する力
この2つが大切なのではないかと思う、今日この頃です。
今日もテンションマックスで頑張ります!!
※5月18日現在、家庭教師プランはいずれも入会待ちとなっておりますが、6月より家庭教師サービスを提供できる環境が整いました。(曜日による)無料面談お申し込み順のご案内となりますので、お気軽にご連絡ください。