子どもとの接し方で心掛けていること②
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
さて、体験授業も一段落し、1週間のルーティンが落ち着きそうになりつつあります。
自分のスケジューリングでも実感していますが、何事も詰め込みすぎると質が悪くなります。
ですから、私も極力詰め込まないように意識して、仕事を行うようにしています。
なので、土日は基本的に、家庭教師は休みとさせていただいています。
子どものスケジューリングも同じ。タスクを詰め込みすぎると確実に質の低下を招きます。
あれもこれもやらせたい気持ちは痛いほどわかります。でも、それは親御さんの気休めにしかなりません。
大切なことは、質を高めるためにスケジュールを詰め込みすぎないこと。
これに重きを置いて、毎日を過ごしましょう。
さて、今日は子どもとの接し方で心掛けていることの続編を記したいと思います。
③ とにかく自己肯定感を高めることを意識する
中学受験特有の事情があるのかもしれませんが、指導していて感じることは「日ごろからあまり褒められていないんだな」と感じます。
中学受験の大手塾は熾烈な競争社会であるため、親御さんはどうしても結果が気になります。結果が良かった時にほめ、結果が出なかった時にイライラして怒ってしまう。こうした構図が最も多いパターンかと思います。
ですが、こうした褒め方や怒り方はかなりまずいです。こうした育てられ方だと、子どもも他人への価値基準が「成績」だけで判断するような子になってしまいます。中学受験で結果を残せたとしても、これでよいのでしょうか。
私は、円滑な対人関係が求められる社会人になったときに、かなりまずいと思います。
そして、結果が良かった時に褒め、結果が悪かったときに責めるというスタンスだと、子どものプレッシャーは計り知れないものだと思います。
ですが、親御さんがそういう状況になるのも十分にわかる。そして、今の受験業界のシステムだとそうなっても仕方がないなとも思います。
であるからこそ、私たちのような家庭教師に求められている最大の役割は、成績ももちろんそうですが、子どもの自己肯定感を高めることにあると考え、日々指導に当たっています。そもそも、自己肯定感が高まれば、勝手に成績につながってきます。
指導を行う前に、無料面談などを通じて親御さんと面談を行います。そこで「読解ができない」「計算ができない」などの事前情報を頂くのですが、実際に指導してみると全くそんなことはなく、100%近く、私は頂いた情報よりもできているという認識です。
これは、親御さんが子どもに求めているハードルが高いことに原因があります。だから、あまり褒められていないのでしょう。
私が常に指導中に意識していることは、褒めのポイントを見つけること。褒めようと思って接すれば、いくらでも褒めポイントは見つかります。
「計算が先週よりも早くなった」…他人との比較ではなく、前の自分との比較で褒める。
「音読の天才」…読解としてとらえるのではなく、視点を音読に捉える。
「このノート、貼っておいたら?宝物だよ」…成果物を褒める。
「補助線をよく引こうと努力したね」…実際は間違っているのだが、頑張ってやろうとしたプロセスを評価する。
「本当に苦手なの?またまた御冗談を。」…苦手と感じさせない言葉がけ。 などなど…
親御さんではなかなか難しい、こうした自己肯定感を高めることを意識して、毎授業に臨んでいます。
やる気がないないという声をよく聞きますが、それは褒めが足りないからです。
我々が90分の授業で質問をひたすら浴びせる授業を行うのは、この褒めのチャンスの機会を作り出したいからです。
教え込み、詰め込み授業では、褒めることができません。
今日もひたすら褒めまくります。
※5月19日現在、家庭教師は一旦入会待ちとなっていますが、6月から5程度の枠をご用意できるようになりました。
無料面談のお申し込み順にご案内となりますので、お早めにお申し込みください。