勉強をしない日があってもよい
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
休みが欲しい…私の最近の率直な感想です(笑)
さて、大人でも休みが欲しいと思うのですから、子どもは余計そう思うでしょう。
中学受験は基本、毎日勉強に追われます。
それぐらいやらなければ塾の勉強についていけないと言われているからです。
お待ちください。本当にそうでしょうか。
確かに、大手塾の膨大なカリキュラムをこなすためには毎日行わないといけないことは事実です。
ところが、それは「やる気」がある状態でやってこそ、はじめて意味を成します。
やらされ勉強、いやいや勉強でやっても、それならやらない方がまだましです。
ではなぜ、やらされ勉強、いやいや勉強となるのか。
①勉強漬けの毎日を過ごしているため
②他の子は遊んでいるのに…という想いが先行する
③そもそも、なんで自分だけこんなに勉強をしているのか。そこまでして、中学受験を行う意味が分からない
基本的に子どもは、「遊び>勉強」です。この思考を転換することは多くの場合、不可能です。(転換できても多くは一時的です)
であるから、「適当にやって1分でも多く、遊びの時間を捻出しよう」という意識が働くのです。
ところが、親御さんは「やらせないと、次のテストのクラスが落ちる」という意識の元、勉強をさせます。
これまたところが、子どもはクラスのことよりも、今が楽しければそれでよい。後先よりも今が重要なのです。
ここで、親子の感情のミスマッチが起こり、喧嘩へとつながるというのが多くのご家庭の構図かと思います。(特に男の子)
そんな時は、親御さんが一歩折れましょう。
勉強から離れて、目一杯遊ばせる日を作るのです。
いくら好きな食べ物でも、多く食べすぎると「もう、いらない。」となります。
それと同じ。勉強漬けの日々から、遊び一色となると不安になる日が来ます。
これは当たり前のことですが、感情的になりながら仕事や勉強を行っても効果はゼロ。メンタルが落ち着いているときに仕事や勉強に取り組むからこそ、効果が得られるのです。
子どもにも定休日を。大丈夫です。今学習している内容は大手塾は、夏休みや冬休みにもう一度学習してくれます。
今の出来が中学受験の結果を左右するのではありません。6年間を通じて、できるようになっておけばよいのです。
中学受験は、時には親御さんの英断が求められます。なぜなら、果てしない長期戦だから。
長期の成功を見据えて、今は一歩引く。短期の成功(クラス)を見据えているから、短期の楽しみを求めている子どもとぶつかるのです。
モチベーション維持に限界を迎えている4・5年生の親御さんはぜひ、お試しください。
私も定休日を設けることにします(笑)
さて、6月12日webセミナーのお申込みを6月6日(日)までに繰り上げたいと思います。
まだお申込みがお済みでない方は、お早めにお申し込みください。