社会学習法
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
ひよし塾代表玉田様との対談動画第9弾「社会学習について」がアップされました。
動画内でも言及しましたが、センター試験が廃止となり、今後は大学受験でも思考力や観察力が問われる問題が多く出題される傾向になっていきます。
中学受験や高校受験はこうした流れに追随する傾向がありますので、中学受験の社会もこうした流れが今後は加速することが予想されます。
したがって、今までのようなインプット型のみの勉強では得点が難しくなってきます。
ところが、知識のインプットなしに問題は解くことは不可能。
インプット・アウトプットのバランスが非常に重要になってきます。
こうした現状を踏まえ、以下の点に意識して勉強に取り組むようにしましょう。
①テキストの音読
特に歴史で顕著なのですが、前後の因果関係を学ぶには一問一答形式や穴埋め形式の勉強法では不可能です。
手始めに、テキストの音読は必ず行うようにしましょう。
玉田様が動画でも言及していましたが、社会は写真や資料が本当に重要です。こうしたことを視覚的にとらえさせるためにも、まずはテキスト音読から入りましょう。
②インプット
音読が3ページあったとしたら、1ページ読んだら記憶。その後に、該当箇所の一問一答や穴埋めを行う。インプットを行います。
社会でよくみられる傾向として、「社会は得意なんだけど、漢字は苦手」という子。元来はここの段階で漢字も抑えられるとよいのですが、漢字が苦手な子はひとまず、口で答えられればオッケーということにしましょう。(6年生はいけません)
③テスト形式で確認
当ブログでも紹介しましたが、本当に覚えたかの「家庭内テスト」も怠ってはいけません。知識系のタスクは終了後に、必ず家庭内テストを実施します。ここで間違えた問題に関しては、印をつけておき、大きいテストの直前に確認を行いましょう。
ここまでは至ってシンプルな勉強法。偏差値55までには乗るでしょう。
そこから先がまさに差がつく部分。思考力と洞察力の部分です。これを押し上げるには親御さんの努力が大きくものを言います。
④生活体験を増やす
動画内でも言及しましたが、買い物や社会科系のお出かけは教材の宝庫です。教え込むのではなく、つぶやく。
「このナスは高知県産なんだね」
「お肉には牛、鶏、豚ってあるけど、牛が一番高いんだね。なんでかな?」
「最近はレジ袋にもお金がとられるんだよね…なんでかな?」 等々…
ニュースを見ているときの意識的なつぶやきも効果的ですね。
⑤音読の際の一スパイス
①の音読をおこなって終了ではせっかくの機会がもったいないです。
「なんで、夏においしい野菜を冬に育てるんだろう?」
「なんで、沖縄の屋根瓦はああいう形をしているのだろう?」
こうした質問対話形式が子どもの学びを深めます。
⑥動画を活用
玉田様も言及していましたが、学校の教科書は民間のテキストよりも写真をオーバーに活用することができます。
動画や写真から得られる学びは文字から得られる情報よりもはるかに勉強になります。
教育系動画を活用し、社会学習を進めることもまた有効です。
中堅校までであれば、従来の一問一答形式や穴埋めの勉強でも十分に合格点に乗ります。
しかし、社会が得意な子にとっては稼げるだけ稼いでおきたい科目です。また、得意な科目であれば勉強も苦になりません。
インプットのみに留まらない勉強を行い、稼げる科目にしましょう。
https://youtu.be/T34DBvGu1P0