モチベーションこそ、中学受験のカギ
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
今日は合不合、組み分けと各学年でテストですね。晴天に恵まれ、よかったと思います。
昨日のブログ記事において、現在の中学受験に関する問題点を記しました。
今回は子どものモチベーションに大きく影響する、親御さんのかかわり方について記したいと思います。
昨日の記事で焦りから、ついついマイナス言葉を発してしまうという点に言及いたしました。
この気持ち、大変よく理解できます。
しかし、現状はよくなるどころか、悪くなる一方。
こうしたときは、下記の点を心掛け、接するとよいかと思います。
ポイント1、1か月後のテストを目標に、スケジュール立てを自分で行わせ、実行させる。(任せる)
特に高学年になると、親御さんの学習への介入を過度に嫌うようになります。
お子さんにすべてを任せることは不安になるかもしれませんが、まずは任せましょう。
仕事も同様かと思います。上司から振られる仕事を淡々とこなすよりも、自分で企画・立案した仕事を行う方がモチベーションが高まるかと思います。勇気のいることかもしれませんが、お子さんを信じましょう。
その際に、「今回は次のテストに向けて自分で策定してごらん。お母さんもお父さんも何も口出ししないよ。だけど、次のテストで結果が下がったら、アドバイスはさせてね。」このような形が良いと思います。
教材の準備やコピー等の協力は惜しまずに行いましょう。
ポイント2、とにかく褒める
まず、大前提として成績を上げたくないと思っている子どもはいません。
みんな上げたいと思っています。
ですが、行動を起こせないのです。
それは、なぜか。失敗が怖いのです。
人間が行動を躊躇する原因は、過去に失敗したという経験に起因します。
「宿題をやっても分からなかった」
「テストでいい結果が得られなかった」
「周りにどんどん差をつけられている」等々…
こうした今までの負の経験が行動を躊躇させる原因となっています。
そうした時には、親御さんが前向きな言葉で背中を押してあげる必要があります。
とにかくポジティブに、頑張ればできるということを刷り込んでいくしかありません。
危機感を煽られて冷静に行動ができる子どもはほとんどいません。
「これだけ頑張ったんだから、大丈夫だよ。」→プロセスを評価する
「昨日よりも、音読がすらすら読めるようになったね。」→昨日の自分と比較して、成長している実感を感じさせる。
「もっと早く取り組めるようになると、成績アップ間違いなしだね」→行動を起こせば変わることができると実感させる。
「すごい楽しい中学校生活が待っているんだよ」→明るい未来・将来を展望させてあげる。
とにかく、褒め、プラスの言葉を発し続けましょう。
これは、モチベーションがある6年生の今の時期にも有効です。
子どもは初の大舞台を前に、今大変に緊張していますし、不安を感じています。
そうした時に背中を押してあげ、最大の味方でいてあげられるのは親御さんだけです。
今日の各種のテスト、思うところは様々かと思います。
ですが、帰ったらまずはねぎらい、励まし、おいしい料理でもてなし、前向きに次の目標に向かわせましょう。