長期的視野での中学受験①
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
方向性が決まりましたので、定期的なブログ執筆を再開したいと思います。
さて、本日は長期的視野での中学受験について執筆を行いたいます。
書きたい内容が多いので、何回かに分けて記します。
「長期的な視野」と書きました。
昨今の中学受験はコロナ禍での公教育に対するイメージや大学受験改革への不安感などに伴い、年々受験志願者が増加しております。当然、学校のキャパシティーは簡単には増やせませんから、競争率は高まる一方です。
それに伴い、早期から入塾させることが当たり前の時代となりました。私が受験したころは新5年生からの大手塾入塾がベースだったと記憶していますが、今は1年生からの入塾も珍しくありません。
これだけの過当競争となりますと、勉強漬けの日々を過ごさなければならないでしょうし、目先のクラスに拘った勉強をとってしまうことも無理はないかと思います。
しかし、私は2つの視点からこうした中学受験はとるべきでないという考えです。
まず、1つ目は「中学受験がゴールではない」ということ。
将来職に就くまで、また就いてからも生涯学び続けなければなりません。これからの時代はますます専門性が求められてきます。
幼少期に過度な勉強を行い、入学後に燃え尽き症候群になる場合や勉強を行うことに抵抗感を感じる子を何例も見てきました。
せっかく行う中学受験ですから、「学ぶことは楽しい」と感じさせ、「この経験が将来につながる」中学受験としたいところです。
2つ目は「中学受験を乗り切る上でも、目先の結果に拘った勉強法だと限界がある」ということです。
5年生が中学受験で最も重要な学年だということを一度は耳にしたことがあるかと思います。
私もおおむね賛同の立場です。
しかし、これは5年生の時にどのクラスにいるかが重要なのではなく、6年生で志望校合格につながる土台を作れたかどうかが重要であるということです。
例えば、目先のクラスに拘った勉強をおこなうのであれば、各科目の優先順位は下記のようになると思います。
算数>理科=社会>国語
算数に個別指導などをつけて解法をインプットし、理科と社会を詰込み、国語は後回しとなる。
クラスを上げるだけの勉強であればこの方向性でなんら間違っていません。
しかし、私共の学習計画の立案はこうした提案は行いません。
5年前期では、算数=国語>理科=社会
5年後期では、算数>国語=理科>社会
こう記すと社会を軽視しているように思われますが、学習はしっかりと行っていただいています。
しかし、量ではなく質。短期記憶ではなく長期記憶につながる勉強法で行っています。
また、長期的視野に立った時に国語の重要性を重視しています。クラスをあげる勉強だと国語の優先順位は低いかもしれませんが、昨今の中学受験はどの科目においても国語力が大きく試されています。
最も論理的に解く科目は実は国語であり、国語の論理的解法と読解力が伸びてくると、他の科目にも相乗効果をもたらします。
現在4年生のご家庭や5年生のご家庭の学習サイクルの見直しのご参考になりましたら、幸いです。
さて、私共は2月から新プランを打ち出し、塾や個別やご家庭では行いづらい点を拾っていく新サービスを検討しています。
それに伴い採用も強化し、理念の実現を行っていける仲間を多く迎えたいと思います。
冒頭にも記したように、クラスを上げることを第一にお考えのご家庭は我々のサービスだとご満足いただけないかもしれません。「志望校合格」「自己肯定感とモチベーションを高め、生涯学習につながる中学受験生活を送りたい」とお考えのご家庭はご検討いただけますと幸いです。
次回は、長期的視点での中学受験②と題し、親御さんが行ったほうが良い点を中心に執筆したいと思います。
※無料面談の最短受付は12月5日(月)~となります。
※家庭教師サービスは来年2月~の募集となります。
※新プランならびにキャンペーンは12月に公表いたします。