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長期的視野での中学受験②

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

火曜日は私自身の定休日。本日は、12月の会議に向けて来年度のメニューや講師採用について思案をしております。

 

先週は採点済み過去問データの提出を受け、残り2か月あまりで行っておくべき科目・単元・教材のご提案や4~5年生の学習計画の策定、家庭教師業務と多岐にわたって活動しておりました。

 

今まで1000枚以上の学習計画の策定を行ってまいりましたが、本日はその観点も含めた「親御さんが」行うべき中学受験サポートについて記したいと思います。

 

①親御さんは教えない。壁打ち相手に努める。

 

すべてのご家庭でというわけではありませんが、親御さんがお子さんに対して気合の入った学習指導をしてしまうと、ぶつかることが多いです。その原因は下記の通りです。

 

・親御さんの熱量とお子さんの熱量にギャップがある。

 

過酷な中学受験生活に身を置いているとはいえ、まだ小学生。一時の楽しみを求めたり、勉強から逃れようとする姿勢はごく自然なものです。自ら机に向かい、目標に向かって走り続けるお子さんの方が稀です。

 

一方、親御さんは過当競争となっている中学受験に不安を感じ、一生懸命にやらせようとする。このギャップがぶつかりを引き起こしてしまいます。ぶつかったり、その状態で勉強を行っても当然身になりません。

 

・教えかたが塾のものとは異なる。

 

中学受験の解法は多岐にわたり、どのやり方がお子さんに合っているかはお子さんに選ばせることがベターです。塾で行っているやり方が最も分かりやすいと感じているお子さんに対して、別の解法で教え込もうとしてしまうと混乱を招きます。

 

つまるところ、私は親御さんが勉強に踏み込まない方がうまくいくケースが多いと感じています。

 

しかしながら、子ども心というのは複雑です。教えなかったら教えなかったで、「見てくれていないのに、点数が悪かったら文句を言う」という不満を抱くようになります。

 

そこで、学習の壁打ち相手になってあげるという付き合い方が最もよい距離感であると考えます。音読の聞き役になってあげる、解法説明を聞いてあげる、テキストのコピーを行ってあげる、直すべき問題の提示をする、家庭内テストを行ってあげるなど…

 

学習指導ではなく学習管理という付き合い方を行うと、長きにわたる中学受験生活をうまく乗り切れると感じています。

 

②モチベーションアップや維持に努める

 

どんなに親御さんが頑張っても、結局2月1日に戦ってくるのはお子さんです。

どんなスポーツでも、基礎能力だけでは勝てません。そこに士気と分析力が加わったときに強いチーム、強い選手と呼ぶことができます。

中学受験も同様。学力だけでは勝てません。それに加え、士気と分析力が必要になってきます。

 

同じ偏差値帯の子が勝負をした場合、学力はほぼ同等。勝負の差を分けるのは1点でも多くとってこようというやる気と、1点でも多くとらせるための分析力です。

 

特にやる気の部分は大きな要素を占めます。野球を見ていても、なんとなく顔に自信のなさが表れているピッチャーは打たれてしまうように、受験でも自信をつけさせてあげることが何よりも重要です。

 

結果ではなくプロセスを評価し、結果は受容し、励ます。親御さんの最も重要な役割は、自信に満ち溢れた表情で向かわせてあげること。何事も戦いに勝つためには、自信を持たせることが重要です。

 

③分析を行う

 

スポーツで勝つために相手の弱点を分析することが重要なように、中学受験においてもこの分析が重要です。

現在6年生のご依頼を多く頂いていますが、来年度はこれをメニュー化しようと考えています。

中学受験の分析とは、スポーツのそれとは若干異なり、他の受験生の弱点を分析するものではありません。

 

自分の弱点と志望校の求めるもののギャップを埋めることを意味します。当然その際に重要な指標となってくるのが、自分が受けた模試や過去問の採点済みデータの分析と、志望校の過去問分析です。

苦手な「速さと比」を毎年出題してくる学校に対して、何も手を打たずに突撃すると当然不合格の確率が高まります。

 

4・5年生で志望校がすでに見えているご家庭は早めに過去問を分析しておくと、毎週のようにふってくる新出単元の力の軽重づけが行えるかもしれませんね。

 

④併願パターンのシミュレーション

 

2月1日校ばかり見学をしても、体は1つしかありません。

2日以降や午後受験など、日程に応じた学校見学を早い段階から情報収集しておきましょう。

その際に、問題の親和性が高い併願パターンを組むとベターと言えます。

例えば、学習院×成城などは親和性が低いと言えますね。

 

以上のように、中学受験は学力だけでは勝てません。模試判定30%でも逆転が起きるのは「士気×分析力」であると考えています。そして、長期とは記しましたが、まだまだ最終盤の逆転も十分に狙っていけます。愚直に志望校の求める人物像に近づくべく、1日1日を大切に過ごしましょう。

 

※無料面談は最短12月8日(木)~となっております。(年内ご希望の方はお早めにお申し込みください)

※人員増に伴う新年度2月~のサービスは12月中に公表、キャンペーンを1月に実施します。

2022年11月22日 12:54

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