入試直前期の社会
さて、埼玉入試までは2週間あまり、千葉入試までは1か月を切りました。
本日は入試直前期の社会の重点強化事項について執筆いたします。
もうこの時期になると、用語や知識に関する内容は大方頭に入ったかと思います。
このことを前提に、直前期に取り組むべき事項4点を挙げていきます。
①地理の資料問題
大手塾では夏休み明けに「統計資料」に関する教材が配布されているのではないでしょうか。
果物・野菜・魚・畜産などの農業分野でのランキング、工業地帯・工業地域毎の工業生産額グラフ、空港・港ごとの製品別輸出入ランキング、人口・面積に関するデータ。
これら「数字」が絡む地理の資料問題は最近の入試ではもはや必須事項となっております。
データの整理、資料問題が絡む問題集を活用して強化していきましょう。
②歴史の史料問題
「なれやしる 都は野辺の夕雲雀 上がるを見ても 落つる涙は」
「百姓は麦・粟などの雑穀を食べ、米を多く食べてはいけない」
こちらも差がつく史料問題ですね。
上は応仁の乱のもの、下は慶安のお触書と答えられるように強化していきましょう。
③歴史の年号トレーニング
某大手塾のお子さんは年号テストが実施されているので問題ないかとは思いますが、年表トレーニングは重要です。
なぜか。
入試問題の歴史は一筋縄ではいきません。
先ほどの史料が4つほど出題され、「古い方から数えて2番目はどれですか。」と聞かれる場合や、
「満州事変は図の年表中のどの出来事とどの出来事の間に入りますか。」と聞かれる場合や、
「太平洋戦争開戦の前に起こった出来事を次の中から選びなさい」など、史実の順番は必須事項となっています。
直前期に年表を丸暗記してしまえば即解くことができます。
タカベルでは家庭教師サービスのみならず、コンサルティングサービスをお申込みの方にも「これだけ覚えておけば問題ない年表プリント」を自作し、配付しております。
④時事問題
社会の過去問を解くと、当時の時事問題が出題されていますよね。
今年は下記のラインナップの順番がよいかと思います。
1、ウクライナ情勢
2、1と円安がもたらす物価高
3、沖縄返還50周年
4、相次ぐ災害
5、参議院選挙
6、西九州新幹線
7、18歳成人
8、こども家庭庁
もちろん、これらの勉強を行うことは重要ですが、周辺知識も問われます。
ウクライナ情勢では、世界地理が効かれる可能性が高いですよね。
ヨーロッパをはじめとし、各国の位置や時差についても補強しておきましょう。
沖縄返還に伴い、戦後の条約や共同宣言の整理も重要ですね。
入試直前期で最も伸びる科目が社会です。
重点強化していきましょう。
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