中学受験コンサルティング タカベル

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中学受験の意義

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

埼玉入試まで残すところ3日となりました。

 

入試前日・当日の心構えなどは後日ブログでも発信いたしますが、時間配分と解く順番などは絶対に確認をしておきましょう。

1点の間に何人もひしめくのが中学受験です。

多くのご家庭は埼玉入試が本番ではないかと思います。合格をつかみ、自信をもった状態で2月に臨むという目的で受験されるご家庭が多いでしょう。解ききれなかった問題があると後悔し、あとに引きずってしまうものです。戦術面の確認をしっかりと行いましょう。

また、獨協埼玉算数の大問4みたく算数と国語の複合問題はしっかりとした対策が必要です。事前に複数年分を解き、慣らしておきましょう。

 

さて、本日は中学受験を行う意義というテーマで話をすすめていきたいと思います。

 

そもそも、中学受験を行わせる意義や考え方はご家庭によってさまざまであると思います。

 

・質の高い学びの場を提供したい。

・近所の公立が荒れている。

・内申を回避したい。

・進学実績の高いところに通わせたい。

・特定のスポーツが強いところで切磋琢磨させたい。

・体験型プログラムの多い学校で学ばせたい。 等…

 

どれも理由として至極当然であると思いますし、全く否定をするつもりはありません。

 

こうした親御さんの願いとお子さんの願いが一致していれば、お子さんは親御さんの想いを自分事のようにとらえ、やらされ勉強ではなく、自主的に勉強するでしょう。

 

ところが、親御さんが上記のような想いをもっていたとしても、それがお子さんに伝わっていなければ、学習モチベーションが上がることのない、ただの「やらされ勉強」となってしまいます。

 

では、なぜこのようなことが発生してしまうのでしょうか。それは、目標が「長期的」すぎるからです。

 

子どもにとっての1年と、大人にとっての1年は距離感が大きく違います。

 

中学受験というゴールが1年後であったとしても、現代の子供たちの目の前には楽しいものや娯楽がたくさんあります。

その誘惑に負けてしまい、一度立てた目標も長続きしないという事が往々にして発生します。

 

そんな時は、達成できそうな一週間の目標を1つ設定し、他のことは少々できていなくても目を瞑る。

掲げた短期の目標を達成できたかどうかで評価する。

 

この繰り返しによってしか、中学受験を行う意義を見出せないお子さんのモチベーションを働きかける方法はないと考えています。

 

早速コーチングプランが稼働し、毎日タスクのノート提出を受けていますが、実はお子さんのノートには課題と褒めるポイントがたくさん眠っています。

 

「なんとしても高い進学実績を誇る○○中学に合格して、○○大学に入れる」という目線で接していると毎日焦りと不安にかられ、ノートから分かるお子さんの成長を見落としてしまいます。(繰り返しになりますが、お子さんもそうした想いで中学受験をしている場合は、全く問題ありません。)

そして、勉強をしない現状にいらだちとストレスが募り、接し方を誤り、さらに学習モチベーションが落ちるという悪循環に陥ります。

 

こうした悪循環に陥りそうなときは、思い切って思考を転換させましょう。

 

親御さんのマインドセットとして、「中学受験という経験を通じて、お子さんが自主的に学びを進められる子に」という思考にすることができれば、モチベーションの上がらないお子さんに対しての接し方や見える景色が180度違ったものになってくると思います。

 

不安や焦りをぶつけても人間は変わりません。目標が達成できる楽しさや前向きな言葉によって、人間は変わります。

 

何も教わっていないのに、お子さんがゲームで敵を倒したり、知らぬ間にレゴを完成させることができるのは、自らで「倒す」「完成させる」という目標を知らず知らずのうちに自身に課しているからこそ、行動に移すことができるのです。

 

少なからずさまざまなことを犠牲にして行う中学受験。どうせやるなら、生涯にわたって自主的に学びを進められる子にお子さんが成長したならば、私は大きな「意義」があったと思いますし、それを「成功」と呼ぶことができるのではないでしょうか。

2023年01月07日 13:46