中学受験コンサルティング タカベル

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中学受験は成長の宝庫

こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

最近、「字は人なり」ということを痛感させられています。

きれいな字や丁寧なノートは学習意欲の裏返し。

 

先月からスタートしたコーチングで毎日ノートの提出を受けておりますが、前日に提出を受けたノートがやや乱雑。

話を聞くと、やや眠かったそう…

 

「ノートは贅沢に、字と面積図はもっと大きく書こう。○○ちゃんのうっとりノートがみたいな」とLINEでアドバイスをした翌日。

人が変わったかのようなノートになっていました。

 

やはり、字というのはその子のモチベーションを色濃く反映するものだと痛感しました。

 

某塾の漢字の採点が厳しいという声が多く寄せられていますが、入学者を採る学校側の対場からすれば、こういう細部まできっちりできる子が欲しいはず。その練習だと思い、耐えましょう。(私も厳しいとは思いますが…)

 

これは大人にも言えること。新年度に向け講師の採用を行っていますが、メール一つの返信をとってもどういう人となりかはある程度分かってしまいます。対応が丁寧かつ事業内容に積極的に質問をしてくる講師は、モチベーションの表れ。人対人のサービスですので、こういう部分はどうしても深く見てしまいます。

 

「字は人なり」

 

私も肝に銘じて、一層精進します。

 

さて、入試も中盤戦にさしかかりました。

 

すでに合格を決めたご家庭、まだまだ戦い途中のご家庭、様々であると思います。

私共の担当ご家庭も同様です。

 

合格の連絡で、涙する子。悔しくて、涙する子。

 

この2日でも多くの連絡を受けました。この様子を見ていて、中学受験って本当に尊いものだなと感じます。

 

涙をするということは、その子なりに多くのことを我慢して、目標をもって一生懸命立ち向かってきた証。

 

このことだけでも、中学受験をやることの価値は高いと思います。

 

一生懸命努力して勝ち得た経験は成功体験となって、その子に自信を与えます。

一生懸命努力しても勝ち得られなかった経験は悔しい体験となって、その子を人間的に一層強くします。

 

重要なことは、いままで一生懸命努力をしてきたということと、どんな結果になろうと後悔しない形で終わらせてあげること。

 

この2つは子どもが行うものではなく、大人が導いてあげなくてはなりません。

 

結局やるのはお子さんですが、お子さんだからこそ努力ができない局面もあります。

漫画を読みたい、ゲームをしたい、YouTubeを見たい…。これは子どもなら当たり前の欲求。

 

この欲求をコントロールし、勉強に気持ちを向かせることが中学受験ならではの難しさと楽しさだと思います。

 

そして、後悔しない形で終わらせる。これまた、大人にしかできないことです。

 

稀に、入学する学校に親御さんがネガティブワードを発するケースがあるそうです。これは最悪です。

お子さんの今までの頑張りを真っ向から否定しているのと同じことです。中学受験をやった意味がないどころか、やらない方がよかったと後悔する形で終わってしまいます。

 

大切なことは、今までの頑張りを最大限評価してあげること。

 

過去に、医者を目指して中学受験をしたお子さんがいました。

残念ながら意中の学校には進学ができず、大変落ち込んでいました。

そんな時に、電話越しに涙ぐむお子さんに「先生は成功し続けているお医者さんよりも、人の痛みが分かるお医者さんに診てもらいたいな。だから、今回の結果は神様が与えてくれた立派なお医者さんになるための試練なんだよ。」と言葉をかけました。

 

今では進学先で成績良好だそうです。

 

12年という短い人生しか生きてこなかった子たちが、約3年間つまり、人生の1/4を使って行うビッグイベント。

小さかった子が自分で結果を受け止められるほど大きくなったのもこの3年間。

 

どんな結果になろうとも、最後は前を向いて中学校に進学させてあげましょう。それが中学受験における、大人の最後にして最大の仕事だと思います。

 

そして、それができたときはじめて「中学受験は成長の宝庫」だったなと感じられると思います。

 

さて、まだまだ戦いは続きます。

講師陣は来年度以降の授業に専念させているので、大変寝不足と気が休まらない毎日ですが、親御さんとお子さんのことを考えると、そうは言ってられません。頬をたたいて、中盤戦以降もともに戦います。

 

全受験生に幸あれ。

2023年02月03日 12:36