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「やる」努力よりも「やらない」勇気

こんにちは。

中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。

 

新年度もスタートし、今週末はカリテ・週テ・育テ・復テと各塾では新学年最初のテストが開始となりますね。

 

新年度最初の2週間は試金石。特に新5年生以下のお子さんは、ここで学習計画が確立できたかどうかが、今後1年を占ってくると言っても過言ではありません。

 

今週末に続々と結果が判明するかとは思いますが、結果を受けて「まずい、もっとやらせなければ」と思うのか、「まずい、優先順位付けして学習を進めさせよう」と思うのかでは今後の結果が大きく変わってきます。

 

新学年がスタートし、通塾日数も増えてきたことかと思います。サイクルをつかむのが大変であるとともに、通塾日数の増加に伴って、お子さんなりにも疲弊してくることと思います。

 

そこで前者の選択をとってしまった場合、疲労が蓄積している中での学習量の増加となりますため、モチベーションにも関わる悪循環を来してしまいます。

 

一方、後者の選択をとると今必要な学習に絞られ、質にこだわった勉強法となるため、長期的には勝ちです。

 

大切なことは結果を受け、今とっている週間学習計画が正しいものなのかどうかをお子さんの現況を鑑みながら組み立てていくことです。

 

週テストやカリテの結果だけで中学受験の成否が決まるわけではありません。これらはあくまでも通過点。マラソンと同様で、通過点では水分補給をすることも時には大切です。結局のところ、最終盤にギアを上げられるほどの余力を残しておくことがポイントであるということです。

 

先日、2023年度の合格実績を公表いたしました。

私共は創業以来、塾で中位クラスもしくは成績に苦しんでいるお子さんのモチベーションと学習計画に手をつけることで、成績向上・志望校合格に寄与するスタイルでやってまいりました。

正直、御三家のような超難関校を多く出すというスタイルでは行っていません。

ですが、上記のような「引き算」の手法を用い、今年度も全員が第一志望・第二志望に進学していきました。

 

全員に1~2年かけて提案してきたことは下記の7つです。(20くらいありますが、書ききれませんので7つに割愛します)

 

①タームごとの優先順位付け

 

5年前期での優先順位、5年後期での優先順位、6年前期での優先順位。それぞれのタームで優先順位づけを行っていくこと。具体的には、5年前期までは「2科目偏差値」を追いかける。5年後期までは「3科目偏差値」を追いかける。6年前期までは算数・理科の苦手克服に努めるなど…。

 

②量より質

 

量でコントロールするのではなく、各科目各タスクはぶつ切りに。例えば、算数の基本問題と練習問題を1日で一気に終わらせる勉強法ではなく、予シリ基本問題→演問基本問題→予シリ練習問題→演問練習問題→間違えたところという具合に、スモールステップを刻む。

 

③インプットよりもアウトプット

 

インプットではなく、アウトプットを中心に。要点チェックを何回も繰り返しても学習効果は高くありません。知識が1問につき1個と限定されてしまうからです。知識を点で終わらせるのではなく、線にする。短期記憶ではなく、長期記憶にする。これがポイントです。

 

④国語のテキストを一番汚くする

 

絶対に国語の学習を疎かにしない。週テスト、育成テストなどに全力を尽くす勉強法だとどうしても国語が後回しになりがちです。しかし、国語ほど論理的かつ全科目に通ずる能力の育成に長けた科目はありません。全ご家庭に大問1つを4日に分けて勉強を行う学習法を提案いたしました。

 

⑤親御さんはモチベーション維持に努める

 

お子さんの成績ではなく、モチベーションを第一に考える。繰り返しになりますが、ゴールは中学入試ひいてはその先です。

徹夜で勉強をさせてとらせた成績では、モチベーションが上がらず、長続きしません。大切なことは、お子さんが自走をした結果で得た成績こそ、モチベーションが高まります。その仕組みづくりを家庭学習の中でもどんどん導入していきました。

 

⑥5年までは塾のテキストを密度濃く

 

副教材は控えめに。もちろん、記述がどうにも上がってこないということで提案することはあります。しかし、塾の膨大なタスクに副教材を加えると、言わずもがな。特に5年生までは副教材の提案はこちらからほとんど行いませんでした。

まずは塾のタスクを「こなす」のではなく、「密度濃く」。

 

⑦テストは健康診断

 

テストの分析を。テストは「何点だった」を確認するものではありません。「何が課題か」を確認するものです。

例えば、国語の選択肢問題が弱いのであれば、国語の学習計画自体を見直します。

例えば、算数の立体のイメージが弱いのであれば、効果的なアプリを提案します。

あくまでも通過点。通過点で他の子よりも遅れたのであれば、どうすれば上がるのか。点数ではなく、これを思案することです。

 

2024年度・2025年度の受験生にもぶれずに上記を提案し続けます。

「やる」努力よりも「やらない」勇気。

 

成績中位もしくは苦しんでいるお子さんは上記をぶれずに行い続けること。

これに尽きます。

まずは今週末の初回テストで効果測定を行いましょう。

 

2023年02月10日 11:23

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