テスト後のチェックリスト
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
花粉症が始まったことから、3月の始まりを実感いたします。
覚悟はしておりましたが、2月は本当に怒涛の毎日でした。
入試を皮切りに、新年度の各塾のスケジューリング・予習シリーズ改訂の研究・コーチングの本格稼働・採用活動のさらなる強化・他社様とのタイアップ会議・決算と、28日というのもありますが、本当にあっという間の1か月でした。
そして、3月。なんと1日から胃腸炎を患い、スタートダッシュに出遅れてしまいました…
胃腸炎を患ったことで、健康のありがたみを痛感したとともに、体をもっといたわらないとなと反省しております。
来週火曜日は教育系メディアさんの取材に出張してきます。
今まで2期で培った理念やノウハウを余すところなく、語ってきます。
4月中旬にアップされますので、こちらもまたアナウンスいたします。
さて、今週はサピックスさんの組み分け、日能研さんの実力判定、来週は早稲アカ・四谷さんの組み分け、グノーブルさんのグノレブと、新学年が始まり初の効果測定の場が目白押しです。
テストは結果が重要なのではありません。このテストの結果で入試の結果や受けられる学校が決まるわけでもありません。
入試の結果は入試で決まるのです。
では、テストは何が重要なのか。直しは言うまでもありませんが、それ以上に重要なことはこの1か月の生活の振り返りです。
テストで点数に結びつかない要因は多岐にわたります。当然、テスト慣れもあるでしょう。もちろん、当日の体調もあるでしょう。しかし、ほとんどの要因は日ごろの家庭学習をどう過ごしてきたかに収れんされます。
テストの返却がありましたら、直しを行うとともに、下記のチェックポイントに基づき、春休みに入る前に1週間の学習計画を見直してみましょう。
□計算や基礎トレ、漢字学習は毎日継続できたか。
□1科目を1日で終わらせる学習計画を組まなかったか。(スモールステップで行えたか)
□学習がインプットに偏らなかったか。
□読解が手つかずということにならなかったか。
□1日のタスクに優先順位をつけておこなったか。
□適切なノートの使い方を行えたか。(字が小さい・汚いなどはなかったか)
□小テストの直しを早いうちに行えたか。
□間違えたところがそのままにならなかったか。
□間違えたところに印や記録はちゃんと残したか。
□時間制限付きトレーニングを行ったか。
□お子さんのモチベーションは十分に保たれていたか。
□適切な生活リズムで毎日を過ごすことができたか。
□お子さんが納得した形でやらされ勉強ではなかったか。
□お子さんをほめられたか。
2023年入試は9年連続で受験者が増加したという見込みです。さらに受験環境が厳しさを増した中で重要なことは、毎日の家庭での過ごし方です。
適切な量の学習計画と適切な勉強法、モチベーション。この3つが備わっていれば大崩れを起こすことはありません。
まだテストによっては、1週間という時間があります。
そして、返却があったとしても、結果ではありません。
大切なことは、次のテストまでの1か月ないしは2か月にどう立て直していくかを構想すること。
4科目の中で算数が最も悪かったのであれば、上記チェックリストに基づき、1日のタスクの優先順位の中で算数が後の方に来ていたり、学習がインプットに偏っていたことに起因しているかもしれません。
テストは健康診断。一喜一憂せず、長期的成功を収めるために一歩一歩進めていきましょう。