タカベル流計算ミス対処法
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
世の中は本日からGWのようですが、私共はどこ吹く風。
GWの最終日は組み分けテストがあり、GW中は各塾がお休みとなることも多いので家庭学習のスケジューリングで休みとは無縁の世界となりそうです。
しかし、不思議と全く苦ではありません。それが組織勤めと自らが立ち上げ運営している仕事の違いでしょうか。
この話はお子さんの学習にも通ずる話であると常々思います。
やらされ仕事ややらされ勉強のうちはモチベーションとパフォーマンスがあがるはずはありません。
一方、自らで課題を解決しようと思っているときの仕事や勉強はモチベーションが高まり、成績につながるという具合です。
したがって、コーチングではテストが終わるたびに今までの勉強の振り返りと目標設定を必ず行い、机の前に貼っていただきます。
他人から振られた目標では動く原動力とはなりません。自らが策定した目標だから頑張れるのです。
ぜひ、ご家庭でもお試しください。
ひとまず私共は5月下旬に遠出をし、充電を図りたいと思います。
さて、本日はタカベルでご提案させていただいている計算ミス防止策をご紹介いたします。
まず基本的にはミスというのは人間が行う作業である以上、つきものであるという認識を持ちましょう。
したがって、テストが返却されて「計算ミスがなければ〇点だった」とか「なんで、計算ミスしたの💢」といっても全く無意味なことです。
重要なことは日ごろの練習の中で、計算を落ち着いて取り組むという「意識」をもたせること。
練習でできないことは本番でできるはずはありません。
そこで、私共がよくご提案させていただいているのは計算や算数における「子どもに不利にならない」ルール策定です。
たとえば、1日8題が計算のタスクであったとしましょう。
算数タスクと計算学習でミスをしてしまったら、翌日も8題。
算数タスクと計算学習でノーミスだったら、翌日は4題。
次の日もノーミスだったら、4題継続。
ミスをしてしまったら、翌日は8題。
という具合です。
狙いは「ミスをしないぞ」という意識を向けること。もう、本当に意識の問題です。
計算は量をこなしてもミスは減りません。そして、ミスしたら8題から増やすという罰を与えるとその時点でやる気を失い、乱雑になり、ミスが発生する悪循環となります。
したがって、上記のような方策をとります。もともと8題はやらなければいけないタスクなので、子どもにとっては不利益を被っているわけではありません。
ぜひともお試しください。
また、スペースは広く、筆算は別用紙にを心掛けるとミスが減ります。
ノート1Pに2題問題を書いてあげ、十分なスペースを与えます。そして、筆算は別用紙に。
ミスは字の小ささと途中式の省略に起因していることが圧倒的です。
テストでも捨て問のスペースを使って、大問1を解くなどの工夫ができるとよいですね。
繰り返しになりますが、「なんで計算ミスをしたの」と言われてもモチベーションは上がりません。
重要なことは「計算ミスをしないぞ」と意識させることがミスをしない何よりも近道となります。
やらせれではなく、やる方向に導く。これが成績アップの何よりも重要な要素です。
※今年度のスーパー家庭教師は満席となりました。
※コーチングプランの残席は3となっております。