テスト返却時の姿勢が成績向上に
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
さて、約2か月の準備期間を経た組み分けテストの返却が行われましたね。
私のもとにも大量の解答用紙が届いており、本日は巣ごもりして分析に勤しんでいます。
テストは健康診断。
結果が重要なのではなく、結果をもとに次にどうつなげていくかがポイントとなります。
間違っても結果で責めることがあってはいけません。
中学受験は先の長い戦いです。理想的なサイクルは
正しい働きかけ→モチベーション向上→成績アップという循環を作りだすことです。
結果で叱る→モチベーション低下→成績ダウンという負の循環に1度はまってしまうと、抜け出すことは容易ではありません。
テスト返却時の親御さんのかじ取りが中学受験にはとても大切な要素となります。
では、何をすればよいのか。正答率〇%以上の問題の解き直しもそうですが、重要なことは今までの2か月をお子さんと振り返ること。
よかった科目は家庭学習のどういう点が機能したのか。
振るわなかった科目は何が主な原因だったのか。
この2つを親御さん主導ではなく、お子さんに考えさせる。そして、否定をしない。
この振り返りが終わったら、よかったところは継続し、振るわなかったことは改善を加える。
テストのたびにこれを繰り返していくことです。
例えば、今回のテストでは国語が振るわなかった。
2か月を振り返る。
振り返ってみたら、宿題に出されている読解問題を解いて終わりになっていた。
6年生では語彙力の強化を行ったのか。
選択肢問題では、正解の選択肢であるアは何行目が根拠になっており、イ~エの選択肢のどこが間違っているのかまで踏み込んだ家庭学習を行ったのか。小見出し付けを行ったのかなどなど…
成績が振るわなかったことには原因があります。
体調がすぐれないことに原因があるのと同様です。
であるからこそ、テストは健康診断なのです。
その処方箋が薬なのか生活習慣の改善なのか、手術が必要なのか。
出た結果をもとにどういう手立てを考え、お子さんも納得した状態で次に向かっていくことが成績向上のポイントとなります。
今週と来週は組み分けフィードバックコンサルを立て続けに行います。
そして、フィードバックコーチングではお子さんに現状のよかったところをほめ、課題感を気づかせ、納得した状態で私共の課すタスクに取り組んでいきます。
この後はグノレブも控えているため、この年になってもテストに追われる日々ですが、慰安旅行を楽しみにもうひと踏ん張り頑張ります。