テスト戦術侮ることなかれ
こんにちは。中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
1月は採用活動、2月は新サービス「コーチング」開始、3月は取材、4月は「クイックティーチャー」さんとの提携など、今年に入り、上半期はノンストップで駆け抜けてまいりました。
そして、ようやく今年に入って初の2日連続休暇を獲得できましたので、明日から慰安旅行に出かけ、リフレッシュを図りたいと思います。
したがいまして、LINEの受験相談やLINEのタスク提出、テストのフィードバックは月曜日以降にご返信となりますこと、ご了承いただけますと幸いです。
さて、本日はテスト戦術についてご紹介をいたします。
タカベルの考え方としては、家庭学習が最も重要。しかしながら、家庭学習で頑張ったから、即テストの結果に直結するわけではないという考え方で日ごろサポートをさせていただいています。
家庭学習はいわば時間制限はありません。ところが、テストでは制限時間内にどれほど多くの問題を解けたのかという勝負になってきます。
そこで重要なのは「テスト戦術」を意識しながら、テストに臨むこと。
しかし、この「テスト戦術」も目標とする点数や現時点での学力の偏りによって戦い方は大きく変わってきます。
現段階で読むスピードに課題があるお子さんは、2題あるうちの1題にじっくりと時間をかけて臨ませます。
算数の応用力に課題があるお子さんは、基本問題での失点を防ぐために見直しではなく、解き直しを行わせます。
記述が苦手なお子さんは、記述は後回しにさせます。
もちろん、こうした読むスピードや算数の応用力や記述の課題感を解決するために、家庭学習で練習を積んでいくのですが、苦手なものを一朝一夕に解決していくことはなかなか難しく、時間のかかるものです。
しかし、テストはそれらができるようになるまで期日を待ってくれるわけではありません。
当然、国語の読解は2題出題されますし、記述も出ます。応用問題も出ます。
そうした状況で得点を取りたいのであれば、「できる問題を確実にとる」テスト戦術を実行することです。
算数の大問2までは必ず2回解く。国語の読むスピードに課題があるのであれば、時間配分に傾斜をつけるなど…
学力はあるのだけれども、成績が上がってこないお子さんに共通してみられるのはミスの多さ。
なぜなら、すべての問題をこなそうと焦った状態で基本的な問題を解くと、ミスが高い確率で発生するからです。
そして、重要なことはお子さんなりにテストの結果は気にしていて、得点がアップすることでモチベーションにつながってきます。モチベーションが上がるからこそ、課題感を解決しようというやる気が生まれます。
テスト戦術を検討→ミスの防止→得点アップ→モチベーション→次なるステップへの挑戦
この循環を作り出していくには、わずかでも上がったという達成感を植え付けたいものです。
そのためには、戦術なしに突撃をするのではなく、解き方・時間配分・余った時間の使い方などの約束事を事前に決めた状態で臨むことが大切です。
そこで、四谷・早稲アカ生は組み分け前などは、週テスト問題集の活用を積極的に行いましょう。
練習でできないことは本番でできるようにはなりませんから、練習の段階でお子さんにあった戦術を話し合い、週テスト問題集で練習してみるとよいでしょう。そこでうまくいったことは継続、うまくいかなかったことは次なる策を考える。
与えられた宿題やタスクを闇雲にこなしているだけでは数字にはつながりません。
そこには確かな戦術と練習の場が必要になってきます。
やってもやっても成績が上がらないと諦めるのではなく、どうしたら成績が上がるのかという視点に立ち、6月の各種テストも頑張っていきましょう。