残り5か月…
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
今年の2月に2期生の合格を見届けたばかりと思っておりましたら、気が付けば3期生の受験まで残すところ5か月となりました。
本当に時の流れは早いものです…
前ブログで記したように、ここから先は積み上げられることは積み上げ、あとは志望校の求める人物像にいかに近づいていけるかの戦いとなります。
根本的に理解が不足している単元の見極めと、学校に応じたテスト戦術を身につけることでクリアできる問題に選別を行い、1点でも多く獲得できるように近づけていくフェーズです。
平日2日~3日+土日の通塾に加えて、最も重要な上記作業を並行して行っていかなければならないので、時間管理とスケジューリングも極めて重要な要素となります。モチベーション維持もそこに加わるので親御さんのかじ取りの難しさは想像に難くありません。
そこで、効果的なテスト分析→家庭学習のやり方についてご紹介いたします。
毎月50枚以上×4科目の分析を行っている手法の一端をお示しします。
①まず解答用紙を見て、間違えた問題に着目をします。
②該当の問題の正答率を確認します。
③正答率40%以上の問題(偏差値60をターゲットにする場合)を中心に深堀をします。
④問題用紙を確認します。
⑤解いている形跡を見て、算数ならば、ケアレスミスなのか単元の理解不足なのか時間が足りなかったのかを一問一問メモします。
ケアレスミスにもさまざまな種類があります。
例:最後の最後で計算ミス。問題を読まなかったことによるミス。誤った情報を線分図に記録してしまったなど…
国語ならば、2択まではしぼれていたのか。語彙力が不足していて、選択肢の絞り込みができなかったのか。傍線部前後の読み込みが甘かったからなのか。
心情を説明する問題では、その心情に至った理由が要素として不足していたのかなど…
このように成績向上の打開策は解答用紙だけではなく、お子様の問題用紙にヒントが隠されています。
⑥間違い直しノートを間違えた理由と共に作成をしておくと良いですね。
⑦単元理解が不足しているところはマルっと復習。ケアレスや時間不足に伴うミスは時間配分や余白の使い方など、戦い方の再考。
この一連の作業を過去問学習が終了する入試直前まで繰り返し繰り返しトレーニングを重ねていくことです。
過去問は正答率が不明なため、そこの選別がむずかしいところですが、大問の応用問題で無理な深追いはやめましょう。
6年生はテスト中だけでなく、家庭学習においても時間との戦いです。
5年生以下もこの作業は重要です。毎回のように目まぐるしく新出単元を学ぶことになりますが、単元こそ変われど、テストへの取り組み方は毎度毎度、そう大差はありません。ケアレスミスをしがちなお子さんはテストが変わってもケアレスミスをします。
語彙力が不足しているお子さんは次のテストでも語彙力が関わる読解の選択問題に躓きます。
重要なことは健康診断であるテストのデータをしっかりと分析し、次のテストで改善できるようにするために、その方策を家庭学習に落とし込むこと。
今年度からタカベルでは過去問分析サービスを開始しますが、毎年のその学校の傾向はスタッフが綿密に分析を行い、上記一連の作業を私が行うという具合に役割分担をして、受験生の第4コーナーに対応いたします。
暑い日が続くとともに、またコロナなども流行り始めたようです。
体が資本ですので、体調優先で走り切りましょう。