【4・5年生向け】Y偏差値50~55のお子さん向け勉強法
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
昨日に引き続き、本日は偏差値別勉強法をご紹介いたします。
本日はY偏差値50~55向け。(全科目同様の偏差値と仮定します)
このゾーンはCの壁にぶち当たっている層かと思います。
AからBの壁よりも、かなり高い壁と認識しておいた方が親子ともにストレスなく進められるかと思います。
このゾーンのポイントはずばり2つ。
1つは、「得意科目を作る」
2つは、「前単元の復習」
一つ目の「得意科目を作る」はできれば配点の高い算数が望ましいのですが、何でも構いません。
というのは、モチベーション面が大きく左右するからです。
壁が高く、なかなか乗り越えられない→勉強のやる気が上向かない→どうせ、無理だ。→遊ぼう
このような層も一定数いるのも特徴。そこで重要なことはやれば返ってくるという成功体験。
何か得意科目を見つけ、次は別の科目にもチャレンジしていこうという原動力を生み出すことが重要となります。
二つ目は「前単元の復習」
組み分けは、70%が今回の4回分。30%が前回の4回分という形で前単元の内容も問われます。
このゾーンは今回の単元に注力しすぎ、忘れている前単元での失点が目立つことも事実。
したがって、効果的なスケジューリングを組み、記憶を想起させることが重要となります。
いずれにしても大切なことは一喜一憂せず、次のテストに向けて振り返りと戦略を練ること。
これに尽きます。
下記にCの壁を乗り越える勉強法の一例をご紹介します。
①全体観
・得意科目を作る。(算数が望ましいが、何でもよい)
・前単元の復習も学習計画に盛り込む。(そのためには、今回でいうと春休みが重要)
②算数
・練習問題左ページ・総合回の練習問題はマスト。
・正答率の低い□の計算や単位換算を毎日の計算に盛り込む。
・線分図・情景図・長さの条件の書き込みなどのディテールをさぼらない。
・少々やりかたが分からなくても、手を動かして解くクセをつける。
③国語
・言葉の学習では例文を作り、真の言葉の意味の理解を。
・選択肢問題はフィーリングで解かない。傍線部の前後に特に注目し、選択肢の後半で切って、前半で釣る。
・要約の副教材を導入していく。
・時間配分と解く順番に意識し、制限時間付きトレーニングも適宜実施。
④理社
・白地図を導入。サロマ湖だけでは点がとれない。サロマ湖・ホタテ・北海道・場所の4点セットでないと点が取れないテストになっている。
・グラフやデータには要注意。昨今の入試や模試では無視できない。
・理科は4単元のうち、点の取りやすい2単元の学習比率を高める。(生物・地学がおすすめ)
・百聞は一見にしかず。理科実験教室やnhk for school など生の教材を副教材に。
以上となります。
前回ご紹介したゾーンよりも求められることのハードルがかなり高まったかと思います。
それほど、偏差値56の壁は高いということです。
やれることからコツコツと頑張っていきましょう。
次回は45以下向けの学習法をご紹介します。