組み分けと合不合では勉強法が全く異なる
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
1月4日~ほぼノンストップで活動をしていたため、本日は午後休・明日は終日お休みをいただき、鈴木とリフレッシュをしてまいります。
お問い合わせやお申し込みに対する返信は14日以降になりますこと、ご了承ください。
さて、6年生は合不合判定が返却されました。
タカベルに在籍していて、合不合判定を受けた6年生15名の3月組み分け平均と合不合の平均を比較したら、4科偏差値で約4ポイント上昇することができました。
もちろん、組み分けは内部生が中心。合不合は外部生の受験者もいることから一概には言えませんが、合不合を見据えて宿題を間引き、副教材を導入してきた成果が出て安心したとともに、お子さんたちの成長には関心させられるばかりです。そもそも4年生から見てきた子が合不合を受けるだけでも、感慨深いものがあります。。。
組み分けテストはご存じの通り、範囲が定められたテスト。
合不合判定テストは、範囲無制限のテスト。実力が試されるテストになります。
この2つテストに向けた勉強法の最も大きな違いは何か。
それは各科目の「基礎学習」の積み上げと「苦手分野」の克服です。
特に、「基礎学習」。
合不合は実力テストですから、特定の範囲に偏るわけではありません。
したがって、各科目の基礎学習をどれだけ積み上げてこられたかが、ポイントになります。
下記をチェックリスト代わりに、次回の合不合のご参考にしてみてください。
・□の計算や単位換算や分配法則など、トリッキー計算問題を家庭学習に盛り込む。
・GWなどを活用し、算数の重要問題チェックなどの1行問題を1周。(苦手分野は除く)
・漢字と語句文法は基軸となる教材を決めて、それを繰り返す。
・読解に必要な語彙教材を1日5~10個盛り込む。
・マスターテキストなどを活用し、理科は生物・地学から積み上げを図っていく。
・(昨今無視できない、実験考察系の副教材もできるとなおよい。)
・社会は4まと。地理・歴史基礎編を8割こたえられるように。
・(統計や年表トレーニングもできるとなおよい。)
組み分けテストでは取れるのだが、合不合になると落ち込んでしまう原因は基礎学習の徹底にあります。
それは単純に実力テストであるためです。
また、実力テストであるという観点で見ると、「苦手分野」の克服も見逃せません。
理数科目が圧倒的だと思いますが、苦手分野の克服を行うためには教材レベルを下げなければなりません。
5年生などの教材を活用し、まずは「割合・平面図形・速さ」等重点補強分野に苦手を抱えている場合は重点的に行っていきましょう。
合不合で点を取るための勉強に徐々にシフトチェンジを図ることが最終的には究極の実力テストである入試につながってきます。
そのためには、全員一律で出される宿題を闇雲に行うだけでは、得点向上にはつながってきません。
テストの終わりは次なるテストの始まり。
解答用紙の分析を行い、出た課題を改善するための学習計画を策定。そして、実行。
来週から始まる合不合フィードバック面談にそなえ、束の間の休息をいたします。。。