4・5年生組み分けで点を取る学習計画(第2回)
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日は前記事に引き続き、4・5年組み分けで点を取る学習計画について記します。
前記事は算数について予習形式で進めていくことの重要性を示しました。
第2回は、
✅前単元の内容の落とし込み
この重要性について、記してまいりたいと思います。
四谷系組み分けテストは配点約70%が今回の学習領域。残りの配点30%が前単元からの出題となります。
意外とクセモノなのがこの残り30%の領域。
今回で言えば、6~9回がメインの出題範囲でしたが、1~4回の内容も30%出題。
つまり、2月に習った単元が出題されたということになります。
当然、約2~3か月前に行った単元ですから、腹落ちや入れ直しをしていないと、当然忘れます。
そこで大切なのが学習計画に落とし込みを行うこと。
理想は、その週に習った単元70%。前週に間違えた問題15%。1~4回の内容15%。
この配分を目安に学習計画を組むことでしょうか。
例えば、算数12回が進行しているときには、12回の内容を70%。11回で間違えた問題を15%。6回の内容を15%という具合にバランスよく配置できると、記憶が想起されてきます。
12回の内容を学習しているときに12回のみで終えてしまうと、15回(組み分け週)に突入する頃には、11~13回の内容も忘れ、当然6~9回の内容は記憶がはるか彼方に飛んでしまいます。
忘却曲線の理論に基づけば、接触回数が多ければ多いほど、思い出すのに時間を要しないということ。
翻って考えると、12回の学習取得に時間を要しすぎてしまうと、上記のような理想学習計画を組むことができません。
そのためには前記事でも記したように、予習などを活用し、塾で初めて習う授業の理解度を増すこと。つまり、初動で貯金をつくることが成否を握りそうです。
GWはその貯金が作れる絶好の機会。
理解に時間を要する→その週の内容だけで学習が終える毎週→前の内容をどんどん忘れていく
この負のスパイラルに陥らないようにGWは
①次の組み分けに向けた週間学習計画の見直し
②次回の予習を行うか今までの復習を行い、初動で貯金を作る
実り多きGWを過ごしていきましょう。
第3回に続く…