計算問題は4つのパターンだけを
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
運動会・修学旅行・遠足・学校説明会と、中学受験生活を過ごすご家庭はイベントが目白押しの時期。
特に学校説明会はモチベーションを高める絶好の機会なので、少々テストを犠牲にしてでも足しげく通うようにしていきましょう。
私たちが受け持つご家庭には学校説明会や個別相談会でのヒアリング事項をアドバイスし、有益な情報を得るお手伝いをさせていただいております。
さて、本日は計算問題を軸に、効果的なスケジュールの組み方について記していきたいと思います。
私共は過去問や模試から逆算したカリキュラム・スケジュール作りというのを大変重要視しています。
したがって、同じ塾と同じ偏差値帯のお子さんでも、志望校が違えば、異なるスケジュールを提出させていただいています。
特に6年生で志望校が明確化されているご家庭は、志望校に対して不要な勉強も多く、逆に志望校に対して必要な勉強が不足をしているという現状を多く目にしてきました。
計算問題を1つ例にとりましょう。
多くの入試や模試で問われる計算のパターンは下記の4つに大別されます。
①四則計算(小数・分数がらみ)
②□の計算
③単位(重さ・かさ・時間・速さ・面積)
④分配法則
※(⑤約束記号)
聞かれるパターンは上記のいずれかです。
計算問題という観点から言えば、特定の領域に苦手を抱えているにもかかわらず、日々の計算学習では出題がないというケースが散見されます。これでは、いつになってもその領域の問題が解けるようにはなりません。
面積の単位が苦手なのであれば、そこを繰り返し強化し、接触回数を増やす必要があります。
一方、過去5年~10年で志望校や模試に対して出題歴がなければ、そこまで特化して行う必要はありません。
時間は限りがありますから。。
このように、基礎学習である計算1つをとっても、できておかなければならない単元とそうでない単元があります。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
①出題傾向を知る
②苦手分野を知る
③出題傾向と苦手分野の重なっている部分をスケジュールに落とし込む
④成績向上
計算だけに限らずどの科目においても、どの世界においても、自己分析と他者分析は重要。
今日も個別最適化をめざして、スケジュール作成に勤しみます。