テスト後にやることリスト
こんばんは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
繰り返し説いていますが、テストは終わった後の処理が極めて重要です。
これをしっかりとしなければ、塾に通っている意味がないと言っても過言ではありません。
✅直し
✅間違えたところの分析
✅次回の目標設定
✅スケジュールの見直し
✅接し方
この5段階が非常に重要になります。
まず、直し。
4冊ノートを用意し、
100-取った偏差値-10%=直す問題の正答率
取った偏差値が50なら、40%以上の正答率が解き直しの目安になります。
これらの問題をノートに貼り付け、直しをしましょう。自分だけのオリジナル教材になります。
次に、テスト分析。
・計算ミス
・転記ミス
・問題読んでいない
・2択までは切れていたが、語彙力不足
・記述の主述関係がまずい
・実験考察、グラフの読み取りの練習不足
・単元の根本理解
などなど…
どれに該当するのかによって、今後のアプローチが大きく異なります。1問1問分析を入れる。
次に目標設定。
間違えた問題で失点が多かった要素に着目し、家庭学習での目標設定を行います。
問題の読み違いがあった場合には、聞かれていることに線を引く。
実験・考察で課題が見られた場合は魔法技等の副教材を行っていく。
これも対話で決めていく。
受けたテストの直し・分析・目標設定ができなければ、また次のテストで同じことの繰り返しになってしまいます。
そして、スケジュールの見直し。
クラスが上がった場合に注意しなければならないのが、求められるタスクの質と量が高まること。特に理系科目がそこまで得意ではなく上がってしまった場合、無理にクラスのペースに合わせたタスクを行ってしまうと、次に転落の危険性大。段階的に増やしていくことを意識。
一方、クラスが下がった場合は、取れなかった科目の学習計画の見直しから着手。算数が下がった場合は、解法説明などのアウトプット学習を増やす。社会が下がった場合は、言葉だけでなく言葉の意味を理解する練習を行うなど、、、
最後に接し方。
今回の6年国語大問4みたく、「屈託」が分からない、「出鼻」を手がかりにできなければ解けない問題。そもそも題材が戦時中で問題にならない言葉も注釈が多く、読みづらい。22分で解けるとは思えないほど、長文かつ切りづらい選択肢の数々。
こうしたテストで短兵急に出来ていないことを責めると、かわいそうです。
私も相当時間を要しました。
いつも出来ている科目で落とすと自信がなくなります。また、親御さんも焦るでしょう。しかし、今回の6年国語や5年理科みたいに、その単元でマスターしたい事柄をシンプルに聞いてきてくれてないことも往々にしてあります。
受ける学校の問題をしっかりと抑えられるかが重要なので、親子ともに一喜一憂しないことが何よりも大切です。
親御さんはテスト前よりもテスト後こそ、一番忙しくあるべきです。
かくいう私も7月の旅行を楽しみに、これから3週間はテスト分析に勤しみます。