6年生社会の補強ポイント
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
本日はベルスク夏期講習5日目。
5年生は「通過算と時計算」「水溶液の性質」、4年生は「差集め算」を学習します。
5年生算数は情景図を書くことがポイントの単元になります。
中でも、時計算は苦手なお子さんも多く、頭で解こうとすると、限界があります。
7時と8時で短針と長針が一直線になるのは何時何分ですかという問題があったとすれば、7時ピッタリの時の絵と一直線になった時の時計の絵を2つ書き、角度の情報を絵に盛り込むようにしましょう。
頭が整理されるという意味合いもありますが、正しく絵をかけていれば、自分の出した答えが合っているか間違っているかを判別することもできます。一直線になる時の絵が大体7時5分になっているのに、30分という答えを出していたら、「アレ、おかしいな」と気がつけるわけです。
中学受験はとにかく具体に落としこむことと、手を動かすことが求められます。
そして、これは一朝一夕には身につけられません。4年生の段階から、この2つはしっかりと身につけておきたいところです。
また、上記に関連し、お子さんを無理にほめようとすると、どうしても結果に目が行きがちですが、こうしたプロセスをしっかりと取り組もうとしていれば積極的に認めてあげるようにしましょう。
合っている、間違っている、何点だったはもちろん最終的には大切です。
しかし、やりたいことを我慢して中学受験に臨んでいる子も少なくないはずなので、モチベーションが低いお子さんもいます。
そうしたお子さんに対しては、結果ではなく、プロセスを認める。1日1つ、プロセスの中で良かったところを見つけようという視点で接してあげると、良いかもしれませんね。
この積み重ねが、見たことのない問題に対して、「よし、やってみよう」というマインドに繋がってきます。
さて、本日は6年生社会の補強ポイントについて、記したいと思います。
まず下記に、優先順位をつけておきます。
①4まとやコアプラやメモチェの8割の習得
②年表
③憲法の条文
④地理の統計資料
ここで、ポイントになるのが最後の統計資料。
昨年9月の首都圏模試の大問3はすべて、この統計資料に関する問題でした。
しかし、全部を覚えるのは難しいですから、注目すべきポイントを絞ることが重要です。
ずばり、「2位」をしっかりとおさえること。
例えば、鉄鉱石と石炭とLNGの輸入相手先の1位はすべてオーストラリアですから、みんなこの知識はおさえられています。
したがって、作問者は差をつけるために、1位~3位までの国名や都道府県を明示し、これは何の品目ですか?という問題のパターンで出してくることが太宗です。
6年生に限らず、4・5年生も社会の資料を学習するときはこの2位に注目をするようにしましょう。
産地ランキングや輸入相手先の他、都道府県別人口と面積の上位5つ・下位5つずつ、世界人口のランキングと面積も確認できるとよいですね。
しかし、まずは4まとなどの基軸教材を行ってからのデータバンクです。
社会はまだまだ今後も伸びていく科目ですから、あきらめずに1つ1つ積み上げていきましょう。