中学受験「個別最適化」を考える①
こんにちは。
中学受験コンサルティングタカベルの高畑です。
さて、本日から複数回にわたり、中学受験「個別最適化」を考えていきたいと思います。
私共は8月8日に法人設立を行いましたが、一番の想いである「後悔しないために、個別最適化」という理念を皆さんに広げていきたいからであります。
第1回は塾の宿題について。
現在、大手塾で成績低迷に苦しんでいるご家庭は、この宿題について少し疑問を持つ必要があるという視点を投げかけます。
クラスの中には国語は得意だが算数を苦手とするお子さんもいれば、その逆も然り。
そして、志望校は十人十色。
偏差値幅10弱の子たちが混在する。
こうした中で、全員一律の宿題で良いわけはないという考えです。
日ごろのコンサルティングの中でよく聞くお悩みは、クラスが上がった瞬間に基本を飛ばされ、応用を扱うようになった。
算数に支えられてのクラスアップではなかったので、ついていくのが大変で、行き渋りを起こすようになってきた。
こうしたお声をよく耳にします。
勉強は建築と同じであると常々考えます。
土台や地盤がしっかりとしていない状態で、上物を立ててもすぐに崩れます。
それと同様で、基礎なくして応用はなしです。
理解するのに時間がかかるお子さんは、例題・類題の理解をしっかりと行い、基本問題を反復して腹落ちさせてから、練習問題に移行する形が大切です。
しかし、上のクラスの宿題では練習問題を中心に行うように指示が出る。
これこそがまさに個別最適化が必要なケースです。
無理についていかせようという視点ではなく、長期的にそういう問題ができるようになればよいという視点をもつことが極めて大切です。
そこで、私共をご活用いただいているご家庭には、塾に宿題は勘弁してほしいと申し出ていただき、その子に合った課題を私から提示をさせていただいています。
しかし、4・5年生で副教材を提案することはほとんどなく、予習シリーズの1週間の内容とやり方を抜本的に見直していただいております。
このやり方で成績アップを数多く実現してまいりました。
誤解のないように記すと、成績も安定して良く、親御さんもお子さんも前向きに取り組めている方は通われている塾の方針に従って全く問題ありません。
しかし、成績低迷が続いているということは何かを見直さなければなりません。
塾を変えることも手段なのでしょうが、お子さんが塾に通いたいと言っているのに無理に取り上げてしまうことは、逆にモチベーションの低下を招きます。
したがって、今通っている塾の「宿題」を見直すという視点が突破口の第一歩かもしれません。
明日8月12日、「法人設立キャンペーン」を実施いたします。過去最大級のプレゼント企画となっておりますので、奮ってご参加ください。